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表題作乱れそめにし

山賊の棟梁 蒼月
鬼の子と呼ばれ勘当された赤い髪の男 志郎

その他の収録作品

  • 刻の燠火
  • 特別描き下ろし「甘い毒」
  • あとがき

あらすじ

志郎は赤い髪と血を好む狂気を併せ持つ男として、忌み嫌われ勘当される。
途中、山賊に襲われ、志郎の事を慕い後を追ってきた藤丸とともに捕えられてしまう。
藤丸の命と引き換えに、そして山賊の首領である蒼月を倒すために、山賊として生きる道を選んだ志郎――。
大切な人を想うそれぞれの気持ちが派べしくぶつかり合う、本格時代ものボーズラブの決定版ここに復活!!

作品情報

作品名
乱れそめにし
著者
こだか和麻 
媒体
漫画(コミック)
出版社
廣済堂出版
発売日
ISBN
9784331900703
4

(2)

(0)

萌々

(2)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

愛と憎しみの世界

新装文庫版ですがなして?増刷じゃないんですね(不思議だ)
なので新しい話は載ってないです。
まるっと一冊時代モノ。
ばっさばっさと人が斬られて血が飛び散っております。
主人公は、この血に興奮する赤い髪を持つために忌み嫌われて家を勘当される志郎。
それを追ってきた弟の藤丸が山賊の人質にとられてしまった為に、山賊の中間にならざるを得なかった志郎。
愛と憎しみとが混然一体となって、執念とも情念ともとれる熱い男の世界が描かれます。

この志郎、山賊の棟梁・蒼月に気に入られてやられてしまうのですが、後のある兄弟との出会いにおいて攻めになっておりますので、人違いリバが登場しますので、
あと、がっつり腹筋われのガタイよしが受けになっておりますので、
オイシイ人には満足な御馳走なんですが、苦手な人には地雷となるので、人斬りやバッドエンドも含め要注意です。

しかし蒼月の抱える血の繋がりへの負い目と、弟を不幸へ道連れにしてしまった志郎の負い目と、
蒼月が志郎へ感じる共感は執着へ変わって行くようですが、それは蒼月によって作られたものでもあるのですよね。
その因縁の関係が追い掛けるモノと追うものの、憎しみの裏返しの深い愛になっており、実に自分好みの時代モノとなっております。

ここで志郎の弟・藤丸にしても、志郎をライバル視して蒼月に心酔して惚れ切っている蓮華という男、いづれも男の必要もなさそうな、、女でもいい設定なのですがま、そこはBLワールドというところなのでこだわらないことにしましょうか?

同時収録の「刻の燠火」は運命を求めた出会いの話なのですが。。。確か最近どこかに続編が書かれていたようなきがするのですが・・・間違っていたらすみません!

時代モノ設定らしい、ぴったりな題材と展開とキャラクター達。
大好きな作品の一つです。

4

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