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表題作みひつのこい

法学部の特別研究所のメンバー 遠藤克行
弁護士を目指す同じ仲間 城守篤

同時収録作品願いましては!

桃井岳士 フリーの動物カメラマン
堤良貴 銀行員

同時収録作品眼鏡着用ノススメ

大樹
武藤 会社員

その他の収録作品

  • 恋愛写真 願いましては!film2
  • あとがき

あらすじ

己の正義を信じ、弁護士を目指す遠藤。そんな遠藤にいつも絡んでくる男、城守。自分とは違う自由で大胆な生き方の城守に、遠藤は例えようのない焦燥感を抱く。そしてそれとは裏腹に疼き始める、かつてない感情・・・
弁護士を目指す天才と秀才のエリートたちが織りなす、ドラマティックラブ!
(カバーより)

作品情報

作品名
みひつのこい
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758071802
3.5

(70)

(7)

萌々

(29)

(29)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
243
評価数
70
平均
3.5 / 5
神率
10%

レビュー投稿数13

「願いましては!」の方が好きだった

Kindle unlimitedで読みました。
この本は「みひつのこい」「願いましては!」「眼鏡着用ノススメ」と3作収録されています。主題は「みひつのこい」ですが、個人的には「願いましては!」の方が好みでしたね。「みひつのこい」は法学部や弁護士に焦点が当てられているためトピックも重めで、ラブや糖度を求める私にはちょっと物足りなかったです。一方で「願いましては!」は甘甘なので読みやすかったです。攻が受を(ポルノとかではなく愛情表現の一つとして)撮影するシチュエーションが好きなので、カメラマン×銀行員という設定がおいしかったのかも。
ただ、重い話なら「みひつのこい」、ラブ重視なら「願いましては!」、眼鏡フェチなら「眼鏡着用ノススメ」と選べるので、1冊のクオリティとしては非常に高いと感じました。

0

デビュー作から光るものがある

先生の初単行本なんですね。
短編3本。どのお話もすんなりするする引き込まれて読めて萌えもあり、デビュー作からお話の作り方がいいなと思いました。
絵も唇ぽってり、かっこいい攻め、色っぽい受け…先生の特徴がありながら初々しい感じがしました(偉そうにすみません)

表題作は、未必の故意、法律用語だったんですね。
こちらは話の展開、セリフが若いなぁと思ってしまいました。すみません。

「願いましては!」が好きでした。
幼なじみのモモと良貴が両片思いからの両思いで、良貴が自由奔放なモモを思って泣いちゃうのがかわいかったです。

0

眼鏡率高し

ウノハナ先生、初読みです。

表題作『みひつのこい』他短編2作品です。

『みひつのこい』

弁護士を目指す城守と遠藤。
城守は天才の上男女問わず噂の絶えない男。
遠藤はそんな城守にペースをくずされつつも
気になって目が離せないでいる。
あるとき、知り合いから城守がなぜ弁護士を目指しているか
本当の理由を知らされる。
お互いに惹かれあっていることを自覚しながらも
今自分がやらなくてはならないことに追われながら
つい心にもないことを言って相手を傷つけてしまったり。

『相手を傷つけるかもしれないと意識しながら
別にそうなっても構わないと想い及んでしまう行為』・・・【未必の故意】

文章にするとむずかしくなりますが
要するに、誰かを好きになってしまうこと・・かな
すごく冷静に物事を考えていたり、妙に大人に見えるときがあっても
やっぱりそこは若い男×男・・・(^_^.)
最終的にはイイ感じに気持ちも体も重なったようです。

『願いましては』『恋愛写真』
幼馴染の銀行リーマンとがさつなカメラマンの話です。
資格を取ることに生きがいを感じている銀行マンの堤。
海外で写真撮影の仕事をする桃井とは小学生からの付き合い。
ある日桃井から、しばらく治安の悪い場所での仕事になり
もしかしてもう会えないかもしれないからと
昔からの想いを告白される。本当は堤も気づいていた。
そして餞別・・・と理由をつけて体を重ねてしまう。
次の日桃井はアフリカへ旅立ち・・・
本当は自分も桃井のことが好きだった。
桃井を待っている間の堤乙女だね~可愛い♪
半年の間、桃井の安否を心配するあまり試験にも落ちる始末。
桃井の帰国後、半年間の想いを素直に伝える堤はカッコよかった。
短いけど、心の葛藤や揺れる気持ちが素直に表現されていて
読みやすく、入り込みやすい作品でした。

『眼鏡着用ノススメ』
普段眼鏡がないとまったくと言っていいほど見えない武藤。
恋人の大樹とは付き合いだして4年。
この大樹が飛行機で行く出張を心配するというもの。
自分の知らないところで何かあったら・・・と心配するのは可愛いけど
ちょっと飛躍しすぎ・・(笑)
Hのあと、眼鏡を隠しちゃうという子供じみたまねをする大樹に
あきれて怒りながらも、結局メロメロですよ、というお話です。




2

親しみやすいインテリ感

『ハイブリッド・スターダスト』や雑誌『Fig』の読切を読んで以来、私の中でウノハナさんがキてます♪
(おせーよというツッコミはご容赦下さいませ)


シンプルながら情報量は適度にある描き込み、
スマートながら男らしい骨ばった体つきがすごくいいな~と思います☆
でも、どちらかというと今の絵の方が好きです。
今と、本書や『みひつのこい』とで、そんなに絵が変わってる感じはないですが
今の方がやや線が太く男っぽく自分好みかな~と。
(最近読んだのがオヤジとかボクサーだったので、単なる設定の問題かもしれませんがw)


◆願いましては!/恋愛写真
海外を飛び回るカメラマン×銀行員の幼なじみCP
常識とか意地でがんじがらめになりがちな受を
攻が大らかに包み込んでる感じが良かったです。


◆眼鏡着用のススメ
これは可愛いお話でした。
そっけない眼鏡受が恋人にちゃん付けで呼ばれてるところに萌えv
関係ないけど、ウノハナさんは白髪受スキーなんでしょうか。
今のところ、読んだ作品すべて白髪受ですv


◆みひつのこい(全3話)
弁護士をめざす大学生(秀才×天才)の野心やロジック重視な会話などにリアリティを感じました。こういう大学生って結構いると思います。
最後までベタベタにならない、そっけないくらいの関係性が
男同士というかインテリ同士だな~って感じで、そのブレなさが素敵でした☆

2

名前が好き

表紙の無愛想具合が気に入りました

肩の具合がかなり気になったり
イラストはフィットしませんでした

表題となっている作品ではなく
最初にかかれている作品

・願いましては!
が気に入りました
同じ学校に通ったことはないが小学生以来のつきあい
知り合ったきっかけはそろばん塾

この設定だけえ十分良かったです

攻めが桃井という苗字であだ名がモモ
いかついのにモモ
これだけでどれだけプラス要素だったかしれません

好きだった気持ちの辛さではなくこれから
二人で一緒にいきていく
楽しさを感じられる作品でした


0

眼鏡くん、いいよね

この、ごつごつした感じの体つきもいい。
 
ごつごつした感じっていうのは、絵そのものだけではなく、内容も含めた全体の雰囲気にもいえる。
とくに表題作。
遠藤の持つ、理詰めで頑なで、ごつごつと硬そうな雰囲気。
そしてこの硬い硬い遠藤が、自由でしなやかそうな城守と出会い、感情を揺さぶられて右往左往しつつ、すごく不本意そうに自分の恋愛感情を認めるところがいい。

作者さんの「伝えたいこと」っていうのがすごく明確に伝わってくる感じが好ましい。
手書きっぽい背景も好き。

1

タイトルの意味

 「願いましては!」

 堤はいろいろな資格を一回でとってしまうほどの秀才で、反対に幼なじみのももは、自由に行動するカメラマンです。堤は小学生の時に父親がいなくなったことで、母親をひとりで守ろうと必死です。一方、それを温かく包むもも…。守りたいものは何なのか、何のために頑張るのかなんていうことを教えてくれたような気がしました。ももの天然の姿も萌です。

 「みひつのこい」

 このコミックのカバーに登場している城守と克行のお話です。大学在学中に司法試験に合格してしまう城守は頭もよくて、女性からの人気もある男です。一方、克行は父母を弁護士に持ち、冷静で論理的な、正義感の強い男性です。この正反対の二人のやりとり、空気感がいちいち渋くて萌えポイントでした。城守が弁護士になりたい理由、克行がいつも城守を意識してしまう理由、城守の過去が重なって、最後に城守は日本を離れることを決心します。

 二人のやりとりはそのまま人間ドラマのようで、読んでいてじーんとしました。「みひつのこい」の意味が気になって手にした本でしたが、読んだ後、元気になれるお話でした。

 他に、「眼鏡等着用ノススメ」も収録しています。

1

スタイリッシュな煙草

「未必の故意」、昔々初めてこの言葉を推理物のTVドラマか何かで知った時、
なんだかワクワクした記憶がある。
耳に、「密室の恋」(未必なんて単語を知らなかったしw)と聞こえたのが
ドラマの雰囲気にあっていたこともある。
説明してもらっても子どもには難しかった本来の意味に加えて、
そんな連想やイメージが膨らむ特別なワードとして心に残ったこの言葉。
それがタイトルになっている作品である。
しかも平仮名表記なので、耳で聞いた時と同じ錯覚が起こって多重の予測をさせる。

閑話休題。
表題作の他、短編が二編納められている。
某サッカー漫画の二次を描いていらっしゃるという事前情報があったせいか、
すごく絵の雰囲気が似ているのにちょっとビックリしながら読んだ。
割に好みの絵だし、雰囲気もいい。表紙なんて背景の使い方もお洒落で本当に素敵。
個人的には最初の資格マニアくんと写真家の話が、ベタだけれどキュンキュンした。

表題作は、タイトルと主人公達の状況が上手い。
表紙も裏表紙も扉絵でも、二人はカッコ良く煙草を手にしているが、
「克行が煙草を吸ってるってのは意外だよな、喫煙が犯罪になる日も近いってのに」
「やめようと思ってるんだけれど、集中できなくてつい…」
というやりとりが、すごく好き。

初読みの作家さんだったのだが、お二人で描いていらっしゃるとか。
「BがLすることを考えること以外の、趣味がないことに気づいてしまいました。
我々の人生に悔いなし」というプロフィールに、
まず最初に激しく共感して(笑)読み始めました。
共同で作品を描いているとのことだけれど、どんな風に分業しているんだろう?

5

中身もモロ好みだった♡

かなり何度も本屋で見かけていた、この本。
「みひつのこい」というタイトルも、作者の「ウノハナ」さんというPNも目を引きました。
棚から出して表紙に目を落とすと、素直に「あ~好き♡」と思いました。
古本屋で見かけたときは、パラパラと中身を見たこともあったのですが、
なんででしょう、どうしてか、買うまでには至らなかったのです。
新刊でも、あんまり考えなく買う時もあるんですけどねぇ。

でも、古本屋で105円になっているのを見つけて、さすがに購入。
そして、読んで、ひどく後悔…。
ああもう! なんでもっと早く買っておかなかったんだろう!
我が家にやってきた本は程度がいいので、とりあえず買い直しはしない予定ですが、しても全然いい!
そう思える、中身もドストライクで好みの本でした。
ウノハナさんの新刊が出たら、絶対定価で買います!
きっと、販売当日に買います!!

何がそんなに良かったのかといいますと、
簡単にまとめると、ちょっとアートっぽい絵と、読みやすいように計算されているところ。

話のもって行き方がお上手で、登場人物の過去やその個性などが徐々に明らかになる、
その「徐々に」の部分がすごく絶妙に感じました。
あとがきによると、
ふたりで漫画を描いておられるということで、そのふたりの視点があることで客観的に作品を見ることができ、こういう本になるのかなぁと思ったりしました。(想像)
それに、絵も上手い!
出てくる男の子は、ちょっとゴツっとした骨格が感じられて、とても男らしい色気を感じます。
そんなふたりが重なり合う姿は、本当に素敵。
人だけでなく背景も良くアートっぽく洗練されていて、いい空気感を生んでいるように思います。
それが、より話に説得力と魅力を加えて…
この絵があるからこそ、ツボ、じゃなく「モロ好み」と言ってしまうのかな♡
読んでいて、何度もドキリとさせられました。

多くの方に、この好さを味わってほしいです。

※ 内容につきましては、すばらしいレビューが既に下にありますのでそちらをご覧ください。

6

リアリティあるキャンパスライフが◎

インテリ風味のBLって珍しいのですごく楽しめました。
絵のタッチもさっぱりしていて好みでした!(´∪`o)

■願いましては! / 恋愛写真
自由奔放なカメラマン×資格マニアの銀行員の話。
筋肉×インテリのカップルはとっても好きです!
細かいことウダウダ考えてなかなか行動に移せない受を肉体はの攻が「ハイハイわかった」と丸め込んでエッチしちゃうような、バランスのいいコンビが好きです。

ストーリー的にも深みがあり、精神的にちゃんとつながった者同士の恋愛を描いているので、きゅんきゅんしました!(ノ)’ω`(ヾ)♪

■眼鏡着用ノススメ
無愛想なメガネリーマンとその恋人の話。
付き合いの長いカップルのとある日常を覗き見た感じのお話です。熟練カップルの安定感を見せつけられたような。ホッコリします。

■みひつのこい
表題作。
BLの弁護士物はファンタジーと思って読んでいたのですが、この作品は作家さんも法科出身なのかしら?と思うほど、設定や会話などリアリティがあり、あまり違和感を持たずに読めてよかったです。
司法試験目指す研究室とかゼミとか、まあまああんな感じです。
城守(受)のように現役で受かっちゃう天才的なヤツってたまにいるのですが、その性格歪んだ感じとか、「いるいる~!」と妙に共感もてて面白かった。
『未必の故意』という法律用語をうまくBLに組み込んできたセンスも素晴らしい。

《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★★・・・ :エロス
★★★・・ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成

3

いい雰囲気

一冊の中に3つのストーリー入り。

「願ましては」「恋愛寫眞」
おおざっぱなカメラマンと銀行マンのお話。
両極端な2人なのに、やわらか~~い空気が流れているのが
読んでいて伝わってくるような感じでした。
子供の頃からの友人だからかなー。

「眼鏡着用のススメ」
これは短い作品でしたが、攻めが
子供のようなめっちゃカワイイ性格でしたw

「みひつのこい」
これが表題。

どの作品も空気感というか、間というか
すご~くうまく描いておられて、
読んでいて“心地いい”という表現がピッタリくるような
そんな作品でした。
おもしろかったー。

1

得意の表紙買い

実は表紙より裏表紙のタバコとタバコをくっつけて火をつけている絵が良かったんです。

基本甘甘ラブコメが大好きなのですが、こういう男同士の関係って萌です。
克行がかっこいい。(黒髪&メガネ好きです)
若い頃、同銘柄のタバコを吸ってると同じ匂いがうれしかったりしたものでした。

甘甘ではないですが、それは他の2作品で多少解消できるかと。

1

未必の故意

ウノハナさん2冊目の単行本です!
ガッツリ男子を思わせるその骨格描写と、性格も男らしい慣れ合わない愛情で、実に実に魅力的な作家さんです。
今回は、中編の「みひつのこい」をはじめとした他2本の短編が入ってます。
注目はメガネ男子♪
3本中、2本が眼鏡なんですけど、外した時の目の細さとか眉間に指をやって揉むしぐさとか、さりげない眼鏡男子仕草が表現されていてそこが萌えポイント高いですよ!(ほんのちょっとのシーンなのにw)

表題は、大学のはえぬきが集まる法科研究室の学生の話し。
一人は優等生で正義を訴える今年2度目の司法試験に挑戦する遠藤。
もう一人は、バイで節操無しで3年の時に1発で司法試験に合格した天才・城守。
一見反発しあうように激しい議論を繰り返す二人が、実は互いにないものに惹かれていたという意外にも切磋琢磨するライバルでもある愛情のお話でした。
題名がひらがなで書かれているために「こい」が恋なのかと思っていたのですが、”相手を傷つけるかもしれないと意識しながら別にそうなっても構わないと想い及んでしまう行為”の事だったんですね。
あれっ!!それって、、、恋じゃないですかーーー!!
なんて上手い題名なんだろうと、うなづくことしきり。
小さい頃、親が事故でなくなり被疑者が無罪になったことで弁護士を憎み、自らが弁護士になることで見返そうとする天才・城守。
一見平気なようでいて、実は城守を意識してうらやましくて嫉妬さえ感じていた遠藤。
城守が遠藤を好きで、ほんとうは彼を惹きつけたいのに、それは彼に反発を覚えさせることでしか注目させられない、或る意味挑発的な自らが傷付いてもかまわないという捨て身の行為だった。
彼等が、互いを追いかけてさらに高め合っていく様が想像できるようです。
ひょっとして、後日談でその後が描き下ろしで読めるかも?と期待していたのですが・・・その点が少し残念!
遠藤が眼鏡男子ですが、いい男だ♪

『願いましては』と『恋愛写真』は幼馴染の恋のお話。
父親が失踪して、母子家庭の良貴は資格魔と呼ばれるほどに数々の資格を有して将来に備える堅実なタイプ。
一方、小学校からの親友モモはフリーの動物写真家をしているおおらかでマイペースなタイプ。
良貴には、そのモモの生き方が不安で仕方ない。
ツンデレ意地っ張りの良貴と、おおらかで呑気だけど懐の深い愛情を持つモモの、ほのぼのしてあったかい愛情が心地いい。

『眼鏡着用ノススメ』
デキるリーマン武藤は古い眼鏡をいつまでも使っている。散々皆にコンタクトにすれば?と勧められるのだが、手放せない理由がある。
それは大学の後輩で恋人の大樹との出会いが、大樹が武藤の眼鏡を壊したことにあるからだ。
大型ワンコで心配性で、武藤を好きでたまらない大樹がかわいいかと思いきや、意外にもカッコイイ!
武藤が眼鏡をとった顔が意外にも普通だったりw
眼鏡萌えを多いに刺激する一本v

7

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