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あったかい気持ちになれた
博多弁年下×既婚者に恋してる年上ゲイ
受けの会社に出向してきたのは包容力があって男前クールな攻め、森安。
そこでいつも笑っててムードメーカーだけど、叶わない恋をしている受けの久坂に気づき、どんどん気になっていって自分が幸せにしてあげたいと思うように…。
慰めるように体を繋いでしまったものの、やはり守ってあげたい気持ちは募るばかり。
そんなある日、受けの片思いの相手が子供が出来た報告を聞き、それを喜ぶ受けの姿を見て、攻めが悔しくて泣いちゃいます。
「あんたが泣かないから俺がないてんだよ！！」と、普段はクールなのに感情が爆発した姿にすごく胸が締め付けられました。
受けの片思い相手である既婚者上司もズルくて酷いけど、攻めに救ってほしいとお願いするいい人なんです…。
好きな人は誰かの物になってしまう恋を諦め、傷つきたくないと怯えた受けですが、それでも攻めが頑張って押して押してようやくハピエン。
報われて本当に良かった。
攻めがいてくれて本当に良かったと読んだ後、温かい気持ちになりました。
【君だけだよ】
おそらくスピンオフ。
「こっちにおいで」で一瞬出てきた攻めの森安の友人のお話で学生同士。
本当は優秀なのに平凡を望む攻め×陰キャで物静かな受け
勉強も運動も何でも出来てしまうが手を抜いて平均を保つ攻めの行動に唯一気づいた受け。
受けはそんな攻めに憧れ、だんだんと二人の距離が近づいていきます。
こちらは結構トントン拍子で進みます。
ただ、最初は前作の攻めと受けとの違いが分からない見た目で混乱しました。
髪の色も顔も一緒で…。
全体的に絵が柔らかい印象です。
「君だけだよ」が萌で「こっちにおいで」が萌え×2でした。
こっちまで癒される
ふう、やっぱりいいなあ。
雲之助さん、わたしがBLにハマった頃にはもう作品を出されていませんでしたが、別ジャンルでは描かれてるみたいですね。
作画の雰囲気と、それに合ったあまあまな空気がたまらんのです。
こちらの作品は2CP分の話が収録されています。
表題作のスピンオフ的作品が同時収録なので、1冊で「なるほど」ってなる仕上がり。
【こっちにおいで】(3話) 萌2
業務提携で出向してきた九州男児・森安と、シニアSEの久坂。
オープンゲイで誰にでも明るく優しく楽しい久坂の視線が誰を追っているか、すぐに気付いた森安は…。
という、報われない恋ばかりしてきたせいで恋に臆病になっている年上受けを、イケメン年下攻めが甘やかす話です。
わたし的には久坂の長年の片思いの相手・藤巻が嫌い。
まあ、久坂の告白が彼女へのプロポーズ成功報告の後、というどうしようもないタイミングだっただけに、そういうスタンスでいくしかないのも分かるんだけど、したり顔で「久坂を傷付けるやつは〜」みたいな釘を刺してくるのが「どの口が！？」って思わせるんだよなあ。
お前が言うな、と。
そもそも告白されるまではそういう目で見てなかったくせに、告白されたら「可愛いから付き合いたかったなあ。プロポーズ前だったらなあ」っていう根性がね、だめですよ。
絶対優越感持ってるっていうか、俺は結婚して子供もできるけど、この可愛いやつ、俺のことがずっと好きなんだぜ〜、みたいな。挙げ句、可愛いやつを狙ってくる人間に親父面で説教とか。
森安が良いです。
酔った久坂を抱っこでタクシーに乗せて、タクシーの中でも抱っこ。これだけでも萌え倒せる。
熟成しまくってもう傷付かなくなった恋にしがみつく久坂に言うセリフがいいんだなあ。
その中でもイケメンが「あんたが泣かないから泣いてあげてるんですよ」って…。事切れる…。
溺愛系年下攻めが好きな方はぜひ！
【君だけだよ】【僕を見つけて】 萌2
表題作で森安が語っていた、無気力な友人・青木の話です。
最初に青木目線、後から同時系列を内村目線で追っていく手法も良い。
何でも出来てしまう自分を封印して、目立たずに高校生活を送ることに決めた青木。
でもそんな彼をいつも見ていた内村には、全部ばれていて…。
ふつうにしてたら目立ってしまうから能力を抑えているDKと、頑張っても担任にすら名前を覚えてもらえないDKという正反対の2人です。
こちらにも対面抱っこが出て来ます。
受けを「かわいい、かわいい」という攻めが好きな方は好きなはず。
健気で、紅潮した表情が何とも可愛い受けが好きな方も好きなはず。
ちなみに表題作の森安は一番最後にちょこっと出てくるだけでした。
どちらも自分の気持ちに気付いたらグイグイ行く溺愛系攻め。
溺愛系の包み込むような愛に浸れる、多幸感抜群の1冊です。
たまに出る博多弁にキュン
作者さんの作品初読みでした。
あたたかいタッチの表紙通り、心温まるお話でした。
ちょっとお節介で強引だけど、受けのために泣いてくれる九州男子森安…いいじゃないですか。
「あんたじゃなきゃだめですからね」とか言われてぇ〜。
受けの久坂も明るく、辛い恋をしている割に拗らせてなくて良かったです。外見はもう少し年長らしくて、男っぽい方が好みでしたが。
新しい一歩を踏み出せて良かったです。
もう一つのお話は、DKのお話でやればなんでも出来ちゃう青木が高校では目立たないようにしているが、存在感のないクラスメイトの内村に見つけられちゃうお話でした。
内村もまた青木に見つかって、お互い惹かれ合っていくハッピーエンドでした。
短編なので仕方ないですが、少々性急な感じはしましたね。
あとがきに「青木と森安は友達」と書いてあり、？？？となりましたが、再読して青木の友人(最後にちょこっと出てくる)が森安だと気付きました。
こういうのもスピンオフっていうのかな？そういう仕掛けも面白かったです。
優しい2人
雲之助先生の作品は一貫して雲之助先生っぽさがあります。一冊読んでお好きなら作家買いして損はないかと。
◾︎森安(助っ人SE)×久坂(くさか ゲイ)
ストーリー：オープンゲイの久坂は、既婚の同僚 藤巻に告白をして振られてもなお片思いをしている。それが森安にあっさり見つかって…
同時収録作のスピンオフです。
雲之助先生の作品は受けがかなり重くて世間ズレしてて、攻めが言葉を尽くすパターンが多い気がします。久坂はその中ではまだ普通だから読みやすい。気分が合わないとポエミーに痒くなる。
こちらだけだと萌2！
◾︎青木(飄々としてなんでも出来るタイプ)×内村
表題よりは内村の方が"重くて世間ズレ"が強いタイプ。肌がもちもちしてるのも雲之助先生の受けの特徴。
あとがきの青木リクエストで髪型変える内村が、すごくそういうタイプっぽくて納得。
見つめてますね
表題作とスピンオフですかね。
みんな幸せになって良かったです。
こっちにおいで
久坂の片思いを見守るうちに、久坂の人柄やその思いにふれ好きになっていく森安。
いきなりのエッチは唐突でしたが久坂の代わりに泣いたり大事にしてくれたりお互い良かったね！とすごく思いました。
藤巻は久坂の気持ちを知っての友達扱い。ちょっと残酷。でも森安に牽制。んー、わかるけど奥さんと知り合う前なら惚れてたとか不穏な感じが。
久坂がいい人すぎて切ないのと幸せになって感無量です。
君だけだよ 僕をみつけて
森安が言ってた高校のカップルのお話ですね。
何でも出来てつまらないから目立たないようにしてる攻めと、そんな攻めが好きで目立たなくて誰にも名前を覚えてもらえない受け。
みつけられましたね！
しかしこちらもいきなりエッチ。情緒はありましたが。
開き直って学校でもイチャイチャ。もうつまらなくないですね。二人にとっても良かった。
嫌な人の出てこない救いのある暖かいお話でした。
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