どうしてあなたに 惹かれてしまったのだろう――

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表題作long for

蜷川レオ/調律師
小澤和音/プロピアニスト

あらすじ

ピアニストの和音は、小学生の時に母親が連れてきた不遜な態度の男・レオの調律したピアノの音とその笑顔に惹かれ、専属の調律師として雇っている。七年の間いつも側にいてくれたレオに想いを寄せるが、恋愛面で奔放なレオに和音は複雑な想いを抱いてきた。大人になれば相手になれると期待するも、レオは「お前は家族同然」と和音の気持ちには取り合ってくれず・・・。
(出版社より)

作品情報

作品名
long for
著者
角田緑 
作画
角田緑 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784861345586
3

(2)

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萌々

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(2)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ピアニストと調律師

ピアニストと調律師、それももとは母親の恋人とその子供という異色な組み合わせです。

子供のころから母親の恋人・レオに恋していた和音。レオは自分専用の調律師としてずっと傍にいてくれますが、和音は家族だと言って恋人にはしてくれません。
何歳差かはっきり書かれていなかったと思うのですが、和音が小学校のころから始まって、成長するころにはレオはけっこうな歳になっているとは思います。

子供のころから好きという一途さと、1冊まるまるかけたお話なのでけっこう壮大なお話になりそうなのに、作者さんの作風なのかわりとさらっと読み終わってしましました。ずっと表面下で両思いなのはわかるので、じれったい二人です。
レオが和音を恋人にしないのは幼少期のトラウマから恋人より家族を大事にしているから。
一番大切なのは和音なので、自然と「恋人<家族」だから和音を恋人にしたくない、という理論が出来上がっています。
「恋人で家族でもいいんだよ」と和音が教えてあげることを、もっとじっくり描いてくれればよかったと思います。
けっこうもどかしいシーンばかりにページを費やしてしまい、なのに最後はあっさりくっついてしまった感じがしたのが残念だったかも。

カッコよくて大人なのに、弱弱しくトラウマのある攻めというのはなかなかよかったと思います。
結構な歳の差があるのですが、一途に一人だけを思い続ける受けが可愛いお話でした。

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