コミック

  • 日出処の天子 〈完全版〉 第7巻

日出処の天子 〈完全版〉 第7巻

hi izuru tokoro no tenshi kanzenban

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作日出処の天子 〈完全版〉 第7巻

蘇我毛人(蝦夷)
厩戸皇子(聖徳太子)

その他の収録作品

  • 人物相関図
  • 厩屋古女王
  • 日出処の天子 楽屋裏
  • 「日出処の天子」(完全版)完結記念 山岸涼子ロングインタビュー

あらすじ

ときは飛鳥時代前夜。激動の時代の中で出会った厩戸王子(うまやどのおうじ)と蘇我毛人(そがのえみし)。二人を軸に、壮大な歴史絵巻が繰り広げられる! 過去一度も収録されなかった貴重なカラー原稿を完全再現。山岸凉子の最高傑作が、今、〈完全版〉として復刻! ! 全7巻、完結となる最終巻、ついに刊行! !

(出版社より)

作品情報

作品名
日出処の天子 〈完全版〉 第7巻
著者
山岸凉子 
作画
山岸凉子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
シリーズ
日出処の天子
発売日
ISBN
9784840144605
4.7

(4)

(3)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
19
評価数
4
平均
4.7 / 5
神率
75%

レビュー投稿数1

名作だけど鬱展開

名作、歴史大作。だとは思うんですが…
絵も日本画のようで綺麗だし
(厩戸王子以外は作画がテキトーな時がありますが)
オリジナルな部分もあるけど歴史の勉強にもなるし、
厩戸王子は美少年で、王子というより女王様みたいな性格もいいし
あの髪型は今見てもいいデザインです。
あくまで同性愛要素のある歴史漫画なのでBL萌えがあるかというと…
すごく繊細な心理描写で素晴らしいのですが、
毛人はノンケの上に優柔不断な性格でみんなを振り回すし
結局は厩戸の失恋で終わるという残念な結末です。

厩戸も可哀想だし刀自古も可哀想です。
厩戸の新しい夫人の膳美郎女はあの状態で、読んでいて辛いです。
スッキリした絵だから読めますが生々しく重苦しい展開が多いです。
終わり方が不評だったということですが、
この終わり方ではそれも仕方がない事に思えます。
人間の苦しみや悩みを表現したかったのだろうなとは思うんですが。
毛人の息子と厩戸そっくりな厩戸の娘が結ばれてはいるんですが
これも不幸に終わります。
あまりにも娘が厩戸にそっくりすぎて
女体化で毛人×厩戸に再チャレンジしたような感じがなんとも言えず。

この漫画は考えさせられる話です。
疲れている時や鬱展開がどうしても苦手な方にはおすすめ出来ませんが、
体力のある時にチャレンジするといいかもしれません。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP