守里の切り盛りする惣菜屋の常連・アシュレイは、麗しき変態だった!? 口説かれてしまい、困惑する守里だが……。

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表題作しめきりはご飯のあとで

久礼原アシュレイ/ハーフ 近所に住む小説家 
宇野坂守里 亡き父の味を継ぐ惣菜屋店主 29才

あらすじ

守里の切り盛りする惣菜屋の常連・アシュレイは、家事能力が皆無の変わった男。美形なのに言動が突飛で、ついつい彼の世話を焼いてしまう。しかし守里の料理にぞっこんらしいアシュレイは「毎日君の料理が食べたい」と口説いてきて――!?

(出版社より)

作品情報

作品名
しめきりはご飯のあとで
著者
髙月まつり 
イラスト
高城たくみ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796403146
2.6

(5)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
12
評価数
5
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

恋は餌付けで始まるのです

高月まつり先生の受け様はいつも兄貴肌のがっしりタイプでありながら
どこか天然的な可愛さのある雰囲気で面倒見が良い男らしいイケメンが登場。
今回の受け様もまさにそんな雰囲気のある受け様で、やっぱり王子様みたいな
イケメンに懐かれ、庇護欲を掻き立てられながらゲイの道へましっぐらって話。
そして弟溺愛のブラコン兄貴でもあります。

父亡き後のお惣菜屋さんの店主として細々ながらも味自慢のお店として人気があり
いつも常連さんで賑わう受け様のお店に通ってくるのが外国人と思われる攻め様
常連さんだけど、名前も知らなかった受け様は、店の開店前に訪れた攻め様の
お腹を空かせた様子に庇護欲を感じて、営業前にサービスで提供したサンドイッチが
切っ掛けで、互いに名前を名乗り合い、急速に親しくなり友人に・・・

いつもは常連さんにも特別扱いしない受け様なのですが、何故か攻め様には特別
面倒を見てやりたくなるような雰囲気があって気が付けば攻め様に迫られて
告白をされてしまうのです。

攻め様はゲイなのですが、受け様は自覚の無いゲイ設定な雰囲気でしたね。
攻め様にはついつい、甘やかして、出前をしない受け様が自宅までお弁当宅配
でも、そこに女性が現れて、気落ちしてしまう受け様。
自分の恋愛ごとにもニブイ受け様の無自覚の感傷なんです。

攻め様は受け様の作るご飯の虜で、仲良くなり始めた時には告白して迫ってる
でも、受け様に手順をなんて言われて、肉体関係を前提にした友人関係をなんて
とぼけた発言をしちゃうようなちょっと変わった人なんですよね。

変人美形のハーフの攻め様、執筆疲れでいつもヨレヨレした残念なイケメンと
兄貴肌でおせかいしちゃうようなお料理上手の受け様との家庭的ラブでした。

2

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