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表題作かけまくも、かしこき

あらすじ

*BL作品ではありません

「俺様と貴様は、晴れて夫婦だこの野郎!」
身に覚えのない”言霊の力”で、耳しっぽつきのイケメン=御狐様と夫婦になっちゃった!?
しかも"夫婦の証"の指輪を外せなかったら本当の花嫁(妖狐)に喰われちゃうって……!?
"誤縁"を正すため、オレ様な御狐様と奔走するハメになったアンラッキー体質な青年・信の運命は!?
稲荷式ハートフル☆ファンタジー!!

原作:雅夜美竜

作品情報

作品名
かけまくも、かしこき
著者
宝井理人 
原作
雅夜美竜 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Wingsコミックス【非BL】
発売日
ISBN
9784403621437
2.3

(13)

(2)

萌々

(0)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
5
得点
24
評価数
13
平均
2.3 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数5

きつねのしっぽに埋まりたい

完全にBLだと思って手にとって最後まで読んでみたら、BL未満の話でした。
途中で何回かフラグが立つので、これはもしや?と期待しましたが、ひっつくことはありませんでした、残念です。
これはどう転んでもBLには発展せずに、この関係からも脱却することができないニアホモ以下の話のように思えます。
大好きな宝井先生の本だと買ったのが悔やまれます~。
ただのファンタジー漫画だと思って読めば、それなりには楽しめるかもしれませんが、ちょっと内容を理解するのに時間がかかるかもしれません。

途中に、御狐様の動物の姿を見られる場面があるんですが、しっぽがもふもふで、埋まりたくなりました。個人的に一番の見どころは、この画面だと思います。きつね姿がとても可愛いです。

2

ホモかと思ってたのに・・・

宝井先生ということでしたし、絵もほのぼのファンタジーホモかなあと思い購入しましたがなんですかこれBLじゃないNLだよ・・・

いやぁ夫婦の証からの愛情が芽生えて恋するのかと途中までは思ってましたが、ナンテコッタ途中で証はなくなり恋心なんてものはなく普通に銀怜は結婚しちゃうしOh・・・

なによりアレだったのは信が銀怜と離れたくないだのなんだかんだお互い心配していてここまで来てNLな意味あるのか?と思ってしまいました(´・ω・`)
信も銀怜に会えなくて悲しい・・みたいな描写もありますし、結構納得いかない作品でしたが、話は面白かったのでこの評価です。

0

ご縁、ではなく、誤縁・・・。

じり貧のどん底の信(詳しく語られていないので何故そうなったかは不明)と天狐の銀怜の誤縁を切るためにドタバタと奔走するお話です。

何故ふたりがご縁を結んでしまったのか?
それは天狐の銀怜がようやく口説き落とした妖狐の瑪瑙の婚儀中の出来事。言霊でもって互いの指に指輪をはめるという大事な場面。
こともあろうかお社に供えられたお稲荷さんをもぐもぐ食べていた信が「こんな美味しいご飯だべれるなら狐のお嫁さんになっちゃうよー」と言ってしまった事から始まります。
ただ言うだけなら問題はない、が、実は信は安部清明の血をひいていたらしく。
言霊を無意識に操れちゃってるらしい!?ということで、信の「お嫁さんに~」という言葉が銀怜と瑪瑙の言霊に割り込む形になり、瑪瑙にハマるはずの指輪が信の指に・・・という悲劇。

銀怜はオレ様系のお狐様で、信はごく普通の青年で何か不思議な力を持ってそう?とかが皆無な平凡そうなキャラとして描かれてました。
ふたりがやり取りする部分は面白く、そしてちょっと萌をくれます。
ちょぃとヘタレな信に、オレ様で身勝手そうに見えるが面倒見が良くいざという時はすぐさま助けに来てくれる銀怜。
いいコンビです。

銀怜の狐姿のもっふもふさがたまりません。
こりゃくるまってみたい!
この時ばかりは信が羨ましく感じた。これ以外は信は本当に踏んだり蹴ったりの試練まみれ(?)なのではたからみて笑ってたい。
それを考えれば男ふたりがあれやこれやと奔走する姿を、きっと高みの見物しているであろう、本来の花嫁・瑪瑙、彼女の立ち位置が一番宜しいのかもしれないと思うのでした。

しかし、考えようによっちゃ瑪瑙の存在はBL脳で考えると、ちょっとお邪魔なのかなぁとも。
銀怜の気持ちは常に瑪瑙にあるので、銀怜と信がどうこうと妄想も冷めてしまいがちです。
また瑪瑙が婚儀を邪魔されたからとヒステリックに喚くキャラではなく、あっけらかんと銀怜と信のことを面白げに見ている、愛情というよりはしょうがないから口説かれてやったんだぞえ?というような常に上ゆく女王様キャラだったのが憎めなかった。

縁切りの神様の元に迎えば兄は可愛い系、弟はゴツイ系の和服女装オネェ系だったり。
ひと段落したと思ったら兎の一族のおてんば娘に銀怜の魂を奪われたり、と終始ドタバタ次から次へとトラブルが起こる物語でした。

面白かったのですが、1冊で終わらせるのは勿体ない。

3

腐女子の妄想力が試される1品

エロは当然なく、ちゅーすらもない本作品。
でもストーリーの端々から、BLを妄想する余地は十分にある。
二次創作BLもいける!という腐女子さんには、妄想だけでおいしくいただける作品かと思います。

妖狐やら陰陽師やら色んな設定が盛り込みすぎで、おなかいっぱいな感じもややするが、落ちが崩壊することもなく、きっちりときれいにストーリーはまとまっていました。
読後はすっきり。

萌え系女の子キャラも好きという方は、キツネとウサギのかわいいお姉さんも出てくるのでおすすめ。

2

ほんとにBLじゃないよ

妖狐=銀伶 
うっすらと陰陽師の血をひく少年=信

*BL作品ではありませんって裏表紙にでも書いておいてほしかったな(笑)
「俺様と貴様は、晴れて夫婦だこのやろう!」って銀伶のセリフが裏表紙に
大きく入ってたし、ガチBLじゃないだろうけどコメディ調のニアホモかなと思って
買ってしまいました。冬水社ものにあるような、エロはほぼなしだけど
お互いが唯一の存在、一番の相棒みたいな系統かなと・・・。
全然ちがったんですけど、くっつかない二人をメインにもってくるのなら
その二人に焦点をあてた理由をもっと読者にわかりやすくかいて欲しかったです。
あと夫婦の証の縁を解除するまでページ半分くらいまでのやり取りの中でも、
結婚したら良い父親になるであろう銀伶に、信が憧れのような
感情を持って解除することを惜しんでるような描写があったりしたので
ほんとに解除するまで一緒に行動しているうちにこの二人がくっつくような
展開が起こるのかもなと期待してしまったのもよくなかったのでしょうね・・・。
ただ普通にはじめから非BLと思って読んでたとしても、この内容なら銀伶の
嫁さんなど他キャラをもっと絡めたほうがよかったと思います。
誤縁とはいえ離縁する二人というのが話のメインってのが・・・私は
楽しくなくて後悔しました。

3

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