10年経っても俺を好きならその時にまた考えてやるよ

キャッスルマンゴー(2)

castle mango

キャッスルマンゴー(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神159
  • 萌×281
  • 萌42
  • 中立18
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
46
得点
1263
評価数
310
平均
4.2 / 5
神率
51.3%
作画
小椋ムク 

作家さんの新作発表
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原作
木原音瀬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
シリーズ
キャッスルマンゴー
発売日
価格
¥667(税抜)  
ISBN
9784864420600

あらすじ

ラブホテルの息子・万と、悲しい過去を背負うAV監督・十亀の、痛いくらいに真剣な恋、ここに完結――!

花火大会で女の子と一緒の万を見かけて以来、十亀は万と距離を置くようになる。
突然そっけなくなった十亀に不安を募らせる万だったが、そんな折、母が倒れてしまう。
家計に悩みこっそりとラブホテルの経営をするが、素行の悪い客のせいで大切なホテルが焼けてしまい――!?
互いを想う気持ちが大きいほどにすれ違ってしまう不器用な二人の物語、感動の完結!

(出版社より)

表題作キャッスルマンゴー(2)

十亀俊司,AV監督
城崎万,家がラブホテルの高校生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数46

ヤバい尽くしでごめんなさい

本の厚みに指が耐えられず ヤバい親指が死にそうですw


花火大会を断った日から十亀の態度がおかしい

始まりは嘘でもだんだんすきになってた 目まぐるしく変わる自分の感情に自分の感情に追いつけないまま十亀のつれない態度にとりつく島もなく 不安な気持ちに追い討ちをかけるように母が倒れる


親の都合や家庭の事情でゲイビに手を出すとかよくあるシチュなのに安易に手を出したものの拒否反応や周りの動きをこれでもかっていれてくる辺りこの厚みになってもしかたないのかもね


なのに なぜッ 最後まくった?

大人のクセに大事な言葉はいっさい言わず ただ相手のでかたに乗るだけ

失ったものが大きすぎて素直に何かを受け入れることができなくなった?
でもそこを言うならもう少し注釈や葛藤がほしかったッ!


柵の多い高校生の方が真剣に悩み迷い 執着を持たない大人と対等に渡りあう

どちらが子どもで どちらが大人か
止まってしまった時を動かせるのは彼らだけでしかないんだろうな

ってことで ついてきた特典ペーパーに最後のモヤモヤを何とかするべくチャレンジ 本編で叶わなかった熱海旅行っぽい出だしに「活字はやっぱいいや」って己の1番ヤバい性癖 めんどくさいからどうでもいいや が出てしまった ←半日後がんばって読んだら溺愛具合がヤバかった

※ 本を閉じて帯の後ろで気づく【リバースエンド】に十亀の語られなかった過去だと? 気にはなるが 活字中毒にはなれそうもないし これだけでもういいかな

1

納得のいく焦らし方

 2巻で自分の中の評価が一気に上がりました。前巻では2人の関係の始まり方にもやっとしてしまいハマりきれなかったのですが、一旦そこを受け入れてしまえば、2巻は共感できるシーンも多く、話の展開にとても引き込まれました。

 甘さは終盤までほとんどなくて、万の苦悩にかなりページ数を割かれています。母が入院したことで、ホテルの管理、家事、入院費やお見舞い、弟の面倒などをすべて抱え込むことになってしまった万。親戚は頼れと言ってくれるけれど、最初に彼女達がラブホへの嫌悪感を口にしているのを聞いてしまった万は、絶対に頼らないと意地になってしまう。この気持ち、分かるなぁと思いました。高校生ぐらいの時ってもうバイトもできるし、いざとなったら1人でも大人と同じように生きられるだろうって思っちゃうんですよね。実際はすごく大変なのだけれど。そして、大人のさりげない、でも無神経な一言に無性に腹が立って口も聞きたくなくなったりする。

 ですから、万がぎりぎりというか、もはやキャパオーバーするまで1人で何とかしようとする気持ちは、痛いほど分かりました。一方の十亀が、悟から入院のことを聞いて色々こっそり手を貸しつつも、万に一切接触しないところは最初はとてももどかしく感じました。が、彼もそういう万のプライドとかを考慮していたのかなぁとも思ったり。加えて十亀は人に執着しないことを大前提に生きようと決めている人だから、万には本当に気の毒だけど、十亀は彼に対してもそこを貫き通してしまったんですよね。ある意味では一貫していて芯が通っている。頑固、とも言えるんですけどね。そんな痛々しいほど頑張ってしまう2人だからこそ、最後にやっと心が通ったシーンが本当に嬉しくて。ここまで2人を追ってきて良かったなぁと心から思いました。

0

キャッスルマンゴーの繁盛を願って

1巻からの続きから始まります。
夏祭り以降、急に素っ気なくなった十亀に困惑する万。
母が倒れ、部屋はボヤで焼け、満身創痍の万だけどもはや頼れる人はなく…という切なすぎる展開。

人を頼るということは、相手が自分に好意がないとできない…という万の気持ち、少し分かります。
だからこそ、肝心な時に急に素っ気なくなった十亀に腹が立ちました。
万も万で、相当な意地っ張りですけどね…

万の状況を知って影ながらサポートする十亀だけど、万が本当にして欲しかったのは側にいてくれることだったんじゃないかな…
それでも、辛い中よく頑張ったと思います。

長期撮影でケニアに行くことになった十亀に人知れずお守りを贈る万と、お守りを包んでいたノートを大切にとっておく十亀…
万の幸せを願って離れた十亀も、本当の気持ちは万にあったと思います。
1年後の再会でも突き放す十亀に、無事に帰ってきたことで涙する万…
やっと2人は結ばれ、一緒に暮らしてるのでしょうか?万の待つ部屋に十亀が帰ってきてのendでした。

それほどラブラブな様子は見られない2人だったけど、お互いを大切にしているのが伝わってきました。
そして、万のことを面倒くさいという十亀ですが、本当は十亀が一番面倒な人だと思います。

とにかく、切なくて苦しいけど素敵なラストで安心しました。
この先8年6ヶ月といわず、ずっと2人で支え合って生きていって欲しいです。

0

優しさでつながる世界

夏祭りで女子と一緒の万を見た十亀は、万から一方的に距離を取り始めます。理由もわからず戸惑う万に、追い討ちのように、母の入院、ホテルのボヤ騒ぎと、次々と困難が降りかかります。
こういうときこそ傍にいて欲しいのに。「頼るって、相手が自分のこと思ってくれてるってわかってないとできないんだよな…」と涙ぐむ万が、切なくて。そして万は、十亀が自分を無視するのに弟には会うのを知り、悲しくて、だんだん自分の気持ちを自覚していくのです。小さなエピソードの積み重ねで万が恋に気づいていく描写が、上手いなあと思いました。「結局十亀さんは僕より悟の方が好きなんだ」という万の呟きは、恋愛初心者らしくて、幼くて、ちょっとだけ笑ってしまいました。

でも、実は十亀は万をすごく気にかけているのです。ホテルの修理代を稼ごうと万がAVに出演しようとした時は、自分の仕事を放り出して止めに来たし、友人・二宮に密かに頼んでホテルをただで修理させたり。

なぜ十亀がこんな態度なのか。ヒントが吉田のセリフにありました。「監督は恋愛に臆病なんですよ」「自分の好きなものにまで執着しないでどーすんですか」。吉田は穏やかな人柄ですが、鋭いです。そして、吉田がいたからこそ、十亀と万は一年半近く離れてもつながり続けたのだと思います。
十亀に告白し突き放された万は、海外へ行く十亀のために買ったお守りを手渡しできず、名前も書かずにレポート用紙に包んでポストに入れます。このレポート用紙が十亀が吉田に預けた荷物の中にあり、吉田はピンときて、万に渡してやるのです。「受け取ってくれてた」と万が胸いっぱいになるこのエピソードに、2巻で一番ジーンときました。十亀の手が触れたレポート用紙をお守りにして、万は大学受験を頑張り、無事合格します。

恋も人の縁も、ときに細い糸のようで、切れそうなとき、つないでくれる人がいるから続いていくのだと、吉田に教わったような気がします。そうして読み返してみると、悟、万の友人・春日、十亀の旧友・二宮、ラーメン屋台のおっちゃん、叔父叔母夫婦でさえ、二人にはかけがえのない人たちだと思えてきて。人は一人で生きているわけじゃない。気づかないうちに優しさに支えられてつながっているのですね。そして、そういうメッセージをおくびにも出さないこの物語が、またいいなあと思ってしまいます。

帰国した十亀に、吉田のはからいで荷物を渡しに行く万(ここでも吉田のアシストが光ります)。それでも頑なな十亀。万にもらったお守りを大切にしていたくせに。最後は、言葉じゃなく、万のあふれる涙に心が突き動かされるところは、映像の仕事に関わる十亀らしいと思いました。

やっと結ばれて、半同棲の暮らしをしている二人が少しだけ出てきて、物語は終わります。明かりのついた部屋を見上げ、眠る万を愛おしそうに見つめる十亀は、幸せそうです。でも、二人にはもう一山あるのですよね。小説の方をまた読みたくなってきました。

4

再読で評価が3段階UP

1、2巻まとめてのレビューで失礼します。

タイトルの「マンゴー」に食べ物センサーが反応して購入したこちら。
初回から4カ月あけて再読してみたら、「しゅみじゃない」→「萌2」に変わりました。

最初に読んだときは主役2人の性格が受け付けなくて…。十亀がさんざん万に失礼なことをしておきながら、弟の貞操の危機!となっただけで「お前は謝らないのか」って何様やねーん!と嫌いセンサーが作動。万も自分じゃ何もできないのに意地張ってばかりで、十亀にも過剰反応だしで嫌いセンサーがこちらも無事作動。主役両方嫌いで終了、だったのですが。

十亀も万も不器用で不憫で。十亀の状況で生き抜ける自信がありません。家族全員一気にいなくなったら…なんて想像しただけでもう…。
万の方も上の子って言うだけであんなにつらい思いを…。自分、次女なので万の弟ばりに甘え上手の頼り上手です。すみません。となぜか謝りたくなってしまう。「信用できないと頼れない」ってどれだけ傷ついて来たの!?とりあえずおばちゃんとこでごはん食べて行きなさいよ!って言いたくなってしまう。前回嫌ってごめん。でもやっぱり無理しすぎだし、意地張りすぎだと思う。

主役2人に対する印象は180度変わったものの、変わらないものもありました。
弟、いくつなんでしょう?中学生に見えない子供っぽさとサイズ感。小学生でも中学年くらいにしか見えないのですが…。父親のお葬式のとき、万と2、3才違いにしか見えなかったけれど、そうすると万が高2だから中2以上になってしまう。見えないんですよね、10才超えているようには。
父親がいなかったせいで大人の男の人に甘えたい気持ちは分かるのだけど、十亀への懐き方に何だかイラっとする。自分も姉にそう思われていたのかとドキッとする。
十亀には弟に似ているから弟にできなかった分まで可愛がりたいという理由があるのも分かるし、弟も父親に甘える感覚だというのも分かるのですが、万に肩入れすればするほどイラっとする。ものすごい当て馬効果でした。

こころに傷を持って、それでも必死で生きてきた2人がようやくたどり着いた安らげる場所。万の胸の中で眠る十亀を見つめる万の目線の優しさに、気付けば涙が。

一回読んで「嫌いだわー」と思った方はぜひとももう一度試してみてほしいです。
実は結構早い段階で本棚整理中の「手放すリスト」に入れていたのですが、本棚に戻しました。そんな変化が起こるかもしれませんのでぜひ。

1

悩んだりすれ違ったり停滞したり

前作から続き、2巻では主人公の万くんが、悩み、立ち止まり、ぐるぐるしています。目の前のことにうまく対処できないで意地を張ってますます事態を悪化させて…。外から見てると「あーあ」と思いますが、あの年頃では仕方のないことですよね?

展開的には多少、納得いかない点もありはしますが…。…親戚の人は店の手伝いはしないとしても資金のことなどについての確認くらいはするだろう?とか、外に煙が漏れるくらいの火事なら全く気づかれずは難しくない?とか…(それがきっかけになって、管理者不在で営業したことがバレて営業停止処分なんて更なるどん底が来るか!? と読みながら思ったし)

特に十亀は、万よりずっと大人の癖にもっと万の気持ちに気づいてやれよ! お金出せばいいってことじゃなくて!! …とこれを読んでいるだけでは言いたくなりますね。そこはリバーズエンドまで読めば、心情的に納得できたりもするのですが。

やはりシリーズで読みたい作品ですね。

2

辛い先にある幸せ

あーこの本は一気に読んだ方が良いタイプの本だなぁと思いました。そうしないと1巻の辛さが心底身に沁みすぎてダメージ半端ありません。2巻のストーリーでやっと二人の強さや想いに救われます。そんな二人だからこそ乗り越えられた困難だと思います。普通の人間なら砕けてしまっています!1巻がしんどかった分強いて言えばもっとラブラブで幸せな二人の姿を描いて欲しかったです。バランスで行くと辛いが8でハッピーが2くらい、一気読みしないと本当に心が折れちゃいますよ!

2

大好きな作品なんですよ!

嘘から始まった関係だったのに、気付けば惹かれて、大切な存在になって・・・
だけど不器用で、すれ違って、悩んで・・・そんな二人がやっと結ばれます!
本当にハッピーエンドで良かったです!!
十亀が万に言う「10年たったら~」は十亀なりの優しさですよね。
十亀だけじゃなく、この作品は脇の登場人物も皆いい人なんです。悟も春日も吉田さんも二宮も。とても優しい世界です。何だかほっこりして泣けます。
万、本当に良かったね・・・って思えました!!

この作品が気に入ったら、「リバーズエンド」も是非読んでいただきたいです。
漫画では詳しく描かれなかった十亀の家族や高校時代、それからこの作品後の万と十亀のお話です。
「キャッスルマンゴー」「リバーズエンド」の順で何度も読み返しています。
そして読み返す度に幸せになれる!
ストーリーも絵も大好きな作品なので、未読の方は是非!

3

すれ違う二人

十亀を思う万、万を思うがゆえに距離をおく十亀。
二人の距離がどんどん離れていってしまう2巻。
いったいどうなるのかはらはらさせられました。

十亀から避けられはじめ理由が分からず戸惑い悩む万に、家庭の災難までもが降りかかていきます。
そして自分へのメールに返信してくれない十亀に相談できずにいる矢先、弟の悟と十亀が会っている姿までも目撃してしまった万の心情はなんともせつない・・・。

それでも母と弟を守ろうと、必死に頑張る健気な万を応援したくなります。
最後の展開はちょっとあっさりしすぎていたけど、いい作品でした。

1

揺れ動く気持ちの終着駅

この物語は2巻で完結するわけですが、
この2巻は、木原音瀬さんの作中での人物の気持ちの揺れ動きの描写が
光った巻になったと思います。

万<よろず>(受け)の気持ちの揺れ動き、
十亀(攻め)の気持ちの揺れ動き。
それぞれが緩急つけてお互いへと動き続け、ラストまで目を離せず
一気に読ませてくれました。
やはり木原さんの気持ちの描写に関しては
「巧い!」としか言いようがないです。

ストーリーは、序盤で万が十亀への連絡が取れずに不安に思う中、
万の母が心臓病で倒れます。
ラブホテルというものを厭う叔父・叔母の力を借りたくないと
万は高校生にも拘らず、万は何とかお金を工面しようと必死になります。
そんな折、ラブホテルの一室が火事に遭い、
余計にお金の工面が必要となり、
万はなりふり構わずお金を稼ぐことで以前より一心不乱になります。

ここは万の焦りが伝わってきます。
何にも代えがたいラブホテルを守れなかった自分。
悟を養わなければならない自分。
どうしても足りないお金……。
自分が万の立場だったら、焦燥感でいっぱいになっていたと思います。
母親は重病で入院、頼りになるお金がない……
そんな事態は耐えられなかったと思うのです。

でも!
だからといって、AVへの出演を決めるなんて、
そんな自分の意に染まないことは、してはダメ!絶対だめだー、万!><
進んでやりたい人もいるだろうけど、そんなにも嫌なのに、
お金のために耐えようとするなんて…。
心は既に十亀への気持ちでいっぱいなのに…。
胸が痛くなります。

しかし、自分のチャンスをふいにして万を助けに来る十亀。
その他にも、万引きの疑いをかけられた万や、
焼け焦げた部屋の修繕などをして、影ながら万を支えていく十亀。
ここに十亀の万への気持ちの深さが見えます。
こんなにも十亀は万へのことを考えてくれていた…と思うと、
感動すると同時にほっとしてしまいました。

そして、海外へ1年~2年撮影に行くことを決める十亀。
そんな十亀は万を突き放します。
ここは十亀の万への優しさだったんですね…。
バイなら、女性と結婚もできるし子供も出来る。
そんな家庭を万へ授けてあげたかったんですね…。
でも、そんな十亀の心を知らず、ひとり傷つく万を見るのは辛かったです。

十亀が日本に帰ってきて、雨の中逃げる万を追いかける十亀。
そして街の雑踏の中、万に口づける十亀。
しかし、街中だということに気づき、慌てて万を引き離しますが、
万がそんな十亀を「気にするな」というかのように、逆に口づける…。

この雨の中のシーンは良かった!
やっと二人の気持ちが通じた瞬間ですから!
ホント、嬉しかったです。

ふたりがひとつになるシーン。
最初の万の嘘がバレてしまうシーンもありますが、
それでも十亀がそれを一瞬で許し、万を抱くシーンは
「やっと二人の想いが通じた…!」と思い、万感の思いがこみ上げました。

2巻は二人の気持ちが右へ左へと揺れ動いて、
読んでいるこっちは、二人の心の行方が
気になって仕方ありませんでしたが、
最後、ハッピーエンドになってよかったです。

あとがきを読んで知ったのですが、
これは4年の月日をかけて完成したそうですねー。
うわあ、やっぱり名作を生み出すには時間がかかるんですね。

良作でした。

5

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