次期子爵の英国人×デパート店員 恋はデパートで始まった!?

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作伯爵夫人の魔法の靴

ダニエル・ラッカム
39歳,英国百貨店日本支社長
笹野俊介
32歳,老舗百貨店外商部員

その他の収録作品

  • 子爵の戯れ
  • あとがき

あらすじ

勤める魅力もある英国の高級百貨店に買収された販売員の笹野は、日本支社長のダニエルから日本文化の指南役に指名されて……!?

(出版社より)

作品情報

作品名
伯爵夫人の魔法の靴
著者
かわい有美子 
イラスト
あじみね朔生 
媒体
小説
出版社
ムービック
レーベル
LUNA NOVELS
発売日
ISBN
9784896018554
3.7

(52)

(8)

萌々

(26)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
189
評価数
52
平均
3.7 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数11

玉の輿ストーリー

かわいさんには珍しい?甘いテンプレBLでした~

日本支社の支社長として赴任してきた切れ者、ダニエルと、一介の社員、俊介のカップル。なぜかダニエルに気に入られ、身の回りの世話をする秘書役に抜擢されます。
舞台は高級デパート。売り場から外商部に移り、なんとなく合わないと感じていた俊介ですが、英語能力を買われてダニエルのサポートをすることに。

ダニエルは過去に一悶着合って奥さんと別れ、今は独り身。
男性同士ながら、お互いに近くで仕事をするうちに、惹かれ合うも抑制しようとする。。

そんなストーリーでした。
一言でまとめると支社長に見初められるという玉の輿ストーリー。しかしお仕事がらみのお話展開でなかなか楽しめました。さすがかわいさん。

0

魔法の靴?

大人の恋愛が仕事をしながらじっくりゆっくり進んでいく。
過去の出来事から慎重になり身を引こうとするイギリス男性に、奥手で淡白そうな日本男児が積極的に動いて恋愛関係になだれ込んでいく様が新鮮だった。
二人がとにかく穏やかな性格なので、揉めることなく、お互いに思いやっている雰囲気が素敵だった。
伯爵夫人の靴をめぐるストーリー、「なぜデパート側は無償で夫人に靴を渡したのか」は納得出来るいい話で、今後もリヴモンズが大切に保管し続けてくれたらいいと思う。
「子爵の戯れ」は戯れという言葉がぴったり。淫靡に戯れてた。
お城には幽霊が出るから行きたくないと言う笹野がなんともかわいかった。
イギリスのお城(カントリーハウスだそうですが)なんて本当に出そうだし、気持ちは分かる。

0

嫌いになれる人なんているだろうか(いやいない)

スパダリや完璧なイケメンに特別思い入れがあるわけではありませんし
日本人じゃないという事は耳が浮くようなセリフを連発するんだろうなとちょっと及び腰でしたが違いました!
この日本支社長・ラッカムは商売魂が逞しくもありながら、
人柄が穏やかでユーモアもあるし日本や社員を理解しようという努力が素晴らしい…。
きっと誰もが初対面から心を許してしまいそうな人物です。
日本語を交えて会話してくれてこちらまでほわ~っとしてしまいました。
そして元外商部販売員の笹野はなんとも絶妙な心配りの出来る人物で
うっとりさせられました。
ラッカムが秘書課に引き抜いたのも納得です。
この二人が、お互い仕事しながら心地よい相手だと思っていても
なかなか触れ合わなくてじれったい!ww
でもラッカムにはその理由があって…。
もちろん大人ですし過去に色々あって当然ですが
ラッカムの場合は理不尽というか本人の心当たりのないことで大事なひとを傷つけて
自身も傷ついてしまったので非常に気の毒に思いました。
そんなラッカムを癒してあげられたのは笹野だからだったんでしょうね。
二人とも尖ったところが無いのでとても好ましかったです。

ようやく恋を自覚した時の!キス未遂シーンが!!乙女か!!!(褒めてます)
想いを伝え合った後もロマンティックでした。
が、『子爵の戯れ』は脇の剃毛ありのスパンキングありで意外過ぎたww
笹野が悦ぶことをなんでもしてあげたいラッカムに愛を感じつつ、
乱れる笹野の普段とのギャップに驚かされました。
萌×2寄りの萌です。

0

読んでいる自分まで上品になるような気がする

電子書籍で読了。挿絵有り。

かわいさんのお話は品がよろしいと思います。
今回は『英国百貨店に買収された日本の百貨店が、傘下に入るオープニングの記念イベントで、それぞれのコレクションである宝飾と呉服の展覧会を行う』お話でした。その間に引かれ合っていく二人の恋愛模様が書かれていくのですけれども、それぞれの仕事ぶりを見ていくうちにその人柄を好ましく思い、一緒に過ごす時間を大切に思う様になる過程が丁寧で「そりゃあ好きになるよね」と納得がいきます。
何て言ったら良いのかな。とても素敵だった美術展の図録を眺め返しているような感じ、とでも言ったらいいでしょうか。
ゆとりのある午後に好きなお茶でも飲みながら、ゆったりと読むのが似合うような一冊でした。

1

大人な二人のシックな恋愛物語

39歳のイギリス人支社長と32歳の日本人秘書。表紙のイメージよりも大人な二人のシックな恋愛物語でした。

激しい恋情というものは登場せず、宝飾品や着物などの芸術品としての歴史、英日の文化の違いなどを紹介しながら、お互いが静かに恋心を育てていく様子が描かれています。

かわい有美子さんらしいクールな雰囲気の作品ですが、その分、艶っぽい雰囲気は控え目でした。あとがきにも書かれていましたが、スーパー攻様かと思いきや徐々に人間味溢れるキャラクターであることが分かるダニエルが素敵でした。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP