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すみません。普通につまらなかった。
絵もあまりきれいだとは思えないし、内容もありきたり。既視感のある設定から始まり、特に何かハプニングが起こることもなく収束するのでむしろ驚く。しかも続いた。
表題作の主人公は中高生が考えそうな不幸ぶったポエム思考で、しかも深みがあるわけでもなく、テーマに訴えかけることなく「捨てないで」「捨てないよ」の二台詞で解決するものなので何も響いてこない。
BLにストーリー性とか特に求めませんが、それならキャラなりシュチュなりHなり、何か秀でたものが一つぐらい要るんじゃないでしょうか?
気になる作家、たりらびー様。
表題作「あなたのしもべ」は、野良の仔猫と一緒に「保護」される七海の物語。
おっきなおっきなお目目で涙ぐむ七海。仔猫が貰われていった後も大人の直広さんに飼われる七海。
直広は言う。『飼い主の方が下僕なの 僕は君のしもべなんだよ』
主従なのやら下剋上なのやら、ねじねじと絡み合った「新耽美」の風情。
「午前1時のドア」
異母兄弟愛。プラス兄の抱える闇。
たりらびーさんは近親愛多いですね。でも様式美の金魚鉢の中のようで、読者は嫌悪感なしに愛でるだけ……
「痴漢休憩」
8Pの短編。「超リアルイメクラ」を利用する医師のお話し。でもすっごく面白い!
「プチ・パトロン」
一言、グイグイなショタ!(一応受けだけどね)。 お目目は巨大です。
将来的にリバの予感。というかこのCPには攻めたり受けたりの関係を築いて欲しい願望!
「発情アイズ〜常夏〜」
遠距離の二人。テレフォンHプレイというお話し。
掘り下げると怖いテーマをさらっと読ませる。やっぱ、たりらびーさん面白い!
表題作は、七海という少年が子猫共々、大人の男・直広に拾われて幸せになるお話です。
個性的な絵に驚いたけど、ストーリーは仄暗くて、でも甘々で結構好きでした。
印象的だったのは、「飼い主の方が下僕」という直広の言葉と、七海に尽くす直広の姿でした。こういう形も新鮮でいいな~と思いました。
他の短編では、兄弟同士の禁断な関係や、イメクラでイチャイチャするカップルの話、甥っ子を溺愛してる叔父さんカップルの話、遠距離恋愛の相手が突然帰省する話と、どれもちょっと癖があって面白かったです。
初読み作家さんだけど、他の作品も読んでみたくなりました。
初読み作家さんです。
まず、表紙を見て「怖い漫画なのかなぁ?」と思いました。
モノトーンが、ちょい怖い感じがします。
中身はというと、甘々からゾクリとするものまでの短編集。
一番目を引いたのは、人物の描画ですかね…?
◆◆ ◆◆ ◆◆
とにかく、まず「まつげ」に目が行きます。
こんなにふっさふっさで、ぴーーーーーんとしているまつげ、
見たことないです。
特に受けの顔。
幼ければ幼いほど、まつげが目立って目立って…
少女漫画でも、こんな凄いまつげ見たこと無い!って
くらいです(笑)
しかも幼顔だと寄り目で下から攻めを見上げる……という
構図が多いので、
「ぶりっ子が媚売って、わざと自分を可愛く見せようとする時って
こんな顔をしているんだろうな……」とか
意地の悪いことを考えてしまいました。
一話目は甘々でした。
でも、ショタが地雷の人はご注意!!
かく言う私も、ショタが苦手だったりするのですが…
わざと攻めに媚び売って、猫の真似して
「にぁん」とか言うシーンは、背筋がゾゾッと
しました。
ショタ、恐るべし…。
1度は読みましたが、2回目はわざと避けました。
スンマセン。
二話目は、腹違いの兄弟の話。
ちょっとダークな印象でした。
特に、兄のほうが精神が病んでいる感じで、
その兄に毎日抱かれている弟……という話です。
だんだん兄が更生(?)の方向に向かっていくのが
嬉しかったです。
ハッピーエンドでホッと一安心。
あと、変わった趣向の話だと思った超短編がひとつ。
エキストラも全員ご用意バッチリのイメクラの話。
そこで、満員電車で痴漢を働き、
乗客の好奇な目にさらされながら
最後までいたしてしまう……というストーリーです。
(正確には、コレ全部がイメクラなんですが)
そんなイメクラ、値段が驚くほど高いんだろうなぁとか
どうでもいいことを考えてしまいました。
でも、新しい趣向の話だと思いました。
◆◆ ◆◆ ◆◆
うーん、全体的に言うと、「ゴメンナサイ」な
感じです。
合いませんでした。
まず、視覚的に絵が好みではありませんでした。
普段は、絵とかは、ストーリーやキャラが良ければ
どうでもいいと考えている人間なんですけどね。
あと、話とキャラの性格もちょっと…っていう印象で
駄目でした。
次作は買わないかな…?
うーん、どうだろう?
装丁がきれいだったので、このマンガ家さんのコミックスを初めて手に取りました。
結果的にはハズレ。
それなりに読めましたが、クセの強い絵柄で、特にアップの顔は非常につらい。
とても丁寧だし、個性的だし、絵柄なりの味はあると思うんですが、独特すぎて。
はるか昔の、商業で見かけるようになったころの中村春菊を思い出しました。こちらもクセが強かったけど、書き慣れるうちに、ずいぶんくどさが抜けていったから、この人もそうなるんでしょうか?
それから、おはなしが暗いですね。
ラブラブだけど。
ラブも、エロもあるけど、毒があって、陰気なので、読む人を選ぶ作風なのかも。
わたしには合いませんでした。残念。