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ギンモクセイの仕立て屋 下

ginmokusei no shitateya

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表題作ギンモクセイの仕立て屋 下

仲村灯生 30歳,元メートル・ドテル
高林生吹 35歳,脱サラして祖父のテーラーを継いだ店主

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:あとがき

あらすじ

灯生のプロデュースのおかげで店が少しずつ軌道に乗り始め、安堵する生吹。
けれど銀行からの審査が下りず、落胆しかけたその時――――
灯生が自分のレストランを開くための融資を、生吹に譲ると言い出した!?
あまりにとんでもない提案に、生吹は驚きと動揺を隠せない。
ところがその裏には、二人が初めて出会った夜に交わした想いが隠されていて···!?

店の再建とプライドをかけ、互いに過去を乗り越えた男たちの愛と再生の物語―――!!

作品情報

作品名
ギンモクセイの仕立て屋 下
著者
マミタ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199609008
4.5

(369)

(241)

萌々

(88)

(28)

中立

(8)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
35
得点
1649
評価数
369
平均
4.5 / 5
神率
65.3%

レビュー投稿数35

マミタ先生のスーツは戦闘力が高い

マミタ先生の、「ねぇおんなのこにしてあげる」の攻めがドタイプの私に最高のご褒美作品ですね。

スーツは男の戦闘服=萌の破壊力
女はなんびとたりとも入れない異世界。それがスーツ、テーラーです。異論認めます。
しかもストーリーとスーツとエロがマミタ先生の絵柄にマッチして大変読みごたえ有ります。

生吹(受)は祖父から銀座の老舗テーラーを譲り受けましたが、毎日閑古鳥状態。
何とか打開しようと焦りますが上手くいかず…。そこにお客として来店した灯生(攻)から痛恨の一言が…。から始まります。

1話からグイグイ引き込まれました。
生吹の接客(上手い、早い、安い)に対しての返しが「牛丼」は、旨いなぁ!
間違えた。いや、違くて、比喩が上手い。いやいや、誤解ないように牛丼は旨い(笑)

2人で老舗テーラーを立て直すストーリーですが、
お仕事BLとしても優秀で、スーツ話というより経営コンサルタント的な目線で勉強になりました。
上巻では、いかにお客様に来店して頂くか、銀行からどう支援を貰うかを主軸としてましてラブは少なめです。

下巻で一気に伏線回収&エロ補給。
店を救いたかったが失敗した男。と、
店を救いたいが方法を知らない男。

ややもすれば、生吹が一方的に依存してもおかしく無い関係ですが彼なりにも必死で考え、泣きながら素直に吸収する。生吹だけでなく、灯生も救済される。頼るだけでなく、お互いを尊重する。


お祖父さんの切ない前置きが有ったからこその、生吹の「助けて欲しい」は感動的。そう!言えた!お祖父さんはそれが言えなかった。
その一線を超えた瞬間ですね(生吹君記憶無くしてますが(怒)
ただ運命を待っているのではなかった。

後半のエロに力を入れたのか、生吹のホテル時代が若干早足だった様な。
あと、その融資はリアルで有りなのかな?

エロは褐色+スーツ+ソックスガーター+ギャップ受け+嫉妬=でお分かり頂けると思います。
私の萌えスカウターから煙が出てしまう破壊力でした。

1度読んだ後に最初から読み直すと灯生は入店する時どれだけ緊張した?とか、覚えて無くてキツく当たったの?とか想像が更に膨らみました。

コミコミ小冊子が嫉妬でフェ○してしまう素敵なお話なんですよね。電子にならないかな

13

ソックスガーターありがとう

上巻を勢いよく読み終わり、下巻も突っ走るように読みました。
やはり好みのキャラだと読書がはかどるはかどる。
キャラだけじゃなくて、お話も面白いので両方で楽しめて満足度がかなり高かったです。

同じ目標に向かって進む、パートナー同士のBLってやっぱりいいなぁと思いました。

年下だけど頼りになるテオが、年下っぽく可愛いヤキモチを焼く描き下ろしも最高でした。
マウントの取り合いワロタ。
そしてエロいアレが期待通り、いやそれ以上にエロかった!
先生こだわりのソックスガーター、大正解。
エロさマシマシでした。

不倫男も登場しましたね。
…不倫男までカッコ良いとは何事か⁉︎

また何処かで2人を描きたいとマミタ先生がおっしゃってるので、めっちゃ期待しております♡

11

出会ってくれて良かった

下巻では、灯生の過去から話が進みます。
レストラン「ヴィンセント」で働きたいと望み、憧れた人と同じメートル・ドテルになれたのに、辞めざるを得なかった事。
そして生吹との初めての夜に何が起こったか。

上巻では灯生が生吹を助けている一方的な関係かと思ってましたが、店の再建は夢敗れた灯生にとっても救いになっていました。

生吹の元彼登場で、元彼ザマァ展開にちょっとスッキリしました。
最低な事する人って、なんでいつまでも相手に好かれたままだと思い込んでいるんでしょう。

それから生吹が灯生をホテルに連れ込む展開が凄かったです。
生吹が積極的になると物凄くエロかったです!

お仕事BLとして、知らない世界の話が勉強になりました。老舗テーラーなど、人生で関わる事もなかったし、高級レストランについても同じくです。
そんな所で真摯に向き合って働いている2人が、生き生きと動いていてキラキラしてました。
そういう描写もしっかりと描かれていて、リアルさが増すというか入りこめました。

描き下ろしのマウント合戦で、ダメージ受ける灯生が可愛かったです。
生吹のアレエロかったし、ヤキモチ妬く灯生があざと可愛いくってドキドキしました。

9

鳥肌立ちました、マジお勧め致します

素晴らしい、素晴らしい、本当に素晴らしい、鳥肌立ちました。期待を上回りました。絵が好きすぎる、巧い。泣き顔が本当に泣いている。セリフに重みがある、そしてスーツの威力たるや!キスやセックスシーンが満載なわけじゃないけどスーツを着ていてもちゃんとBL的萌えを随時感じてドキドキする。かつ漫画としての満足感がすごい。すごくいい話。テーラー自体のお仕事内容だけでなく、自営業者の営業や融資や経営の話もちゃんと描かれていて嘘っぽくない話。かつスーツ自体もすごく丁寧にテクニカル的にも正確(私には判断材料がないですが)に描かれている感じがして全体的にいわゆるお仕事BLっぽいのかな?と思いますが、くどくないというか、ちゃんと主軸がブレずにBLなので読みやすい。お仕事BL基本苦手ですが話の邪魔をしない、ここまで骨太に仕事の話なのにくどくなくて、ちゃんと二人のラブストーリーの脇役でいてくれる。おしゃれで壮麗な話、目の保養になる。銀座に久しぶりに行きたくなります。一つのキスの威力もすごい。そしてセックスに至る過程もセックス自体も(電子で読みましたがちゃんとチン見えます)見事でした。どの角度から見ても面白い、最高の漫画でした。
攻めの灯生くんの雄みたっぷりなかっこよさは犯罪レベル、生吹くんを応援する必然性がちゃんとあって人生を仕切り直して切り開いている感が素敵だった。受けの生吹さん、褐色肌はヤバい、でガーターベルトもヤバい。性格が可愛い、必死に頑張っている感じが応援したくなる。ちゃんと弱さを認める強さがあり、灯生くんと出会って前に進んで行く姿が素敵。こんなフェラ顔が可愛い人がおりましょうか、いやいない。
すごく楽しみにしていたので本当に読めて嬉しいです。誰に頼まれたわけでももちろんないですが、とにかくマミタ先生をめちゃくちゃ推したいです。絵もうまいし、話もうまい、エッチ描かせてもうまい。素晴らしい漫画家さんかと思います。

9

受の天才がいました

上巻でウォーミングアップ、下巻から一気に体温も評価も上がりました。

上巻は受視点ではじまって、下巻は攻視点ではじまるんですが、
上巻では灯生が好みすぎ!て思ったのに、下巻では生吹が受の天才!!!と感心し…普段は大人しそうにみえて、いざというときに積極的にエロい受は最高ですよね!!

二人で頑張った甲斐あって、ギンモクセイのビジネスも上手くいきそう、そして、
二人のLOVEも盛り上がる下巻!最高でした。あぁ、だから灯生はここにやってきたんだ~の謎が解明します。事実を確認すると色々腑に落ちます。しかも思ってたよりいい奴、生吹を好きになった理由が正解すぎて(”好きに理由とか必要?”も正解)萌え転げました。

そして、なにより、、私の好物である
-受を抱きた過ぎてTNKが痛くなる攻
‐元カレ攻とのマウント合戦
-受の靴下止め
をたっぷり堪能できるというご褒美。ありがとうございます!!

普段のお仕事ではグイグイリードしてるから、年下攻って印象が薄かったのですが、
やっぱり年下攻だ!可愛い!と思えるエモい場面がちょいちょい出てきてキュンしました。
(”玄関でやった”は元カレに自慢すると思う。)

コミコミさまのリーフレット(お勧めです)では、受がさらにすけべを発揮(こーゆーとこに年上感ある)、
しかもそのモチベーションは”(攻が)気持ちよくなってくれるの うれしい”って流石天才。お客様にちょっと意地悪された受をさりげなくフォローする攻の包容力が素敵でした。
これからどんどん”好き”が加速していきそうな二人、もっと読みたい…。

9

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