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チャラ男と無口。ふたりのサラリーマンの飲んだくれアフター5ラブ!
『Lovers法』のスピンオフです。
前作未読でも問題ありません。
2カップルのお話が収録されています。
1作目の宅配業者・山森×薬品会社・主任
主任が塩対応の美人でSっ気たっぷりかと思いきや、
実はドMだった……というお話です。
あまりの急展開に驚いてしまいました。
集荷にきた宅配業者を20分も待たせるとか、
まずあり得ません!
その上、酷くして欲しいなんて……
表題作ではないのですが、主任も十分ダメな大人でした^^;
表題作の方が好きでした。
職場の先輩と後輩のお話です。
後輩の長谷川が自信家で押しが強くて良かったです^^
先輩・三神は絆され流され系ですが、
Hでは流されてくれませんでしたね〜
最後まで至らない二人でした……
表題作と表題作の受け様と同じ会社に勤める部下カップルの合計2組のカップルのお話が収録されています。
既刊の『LOVERS法』の主人公達と同じ会社なのでリンク作ですが、『LOVERS法』のカップルはちょこっとしか登場していないので、そちらは読んでいなくても大丈夫です。
今作の2組のカップルですが…受け様のキャラ設定が表題作の方は苦手なタイプで、同時収録作品の方は私の理解の範疇を超えた世界の人で、残念ながらどちらのカップルも好みとはほど遠かったです…(汗)。
特に『豊川主任のかくしごと』はSM要素が入っているのですが、受け様の心境が全く理解できず…攻め様と同様動揺してしまいました(笑)。
普段の豊川はSが入っているのですが、どちらかと言えばこちらのクールな豊川の方が好きでした。
この作品はSMの部分はギャグとして楽しんだ方が楽しめるのかもしれません。それでも何度か読むのを挫折しそうになりました(汗)。
表題作は先輩社員の三神視点なのですが、この三神が寂しがり屋で構ってちゃんなのです。
私はどうも構ってちゃんの人が苦手なので、三神の魅力が全く分かりませんでした…(汗)。
攻め様はどちらのカップルも割と好みだったのですが、受け様に魅力を感じられなかった1冊でした。
楢崎先生の作品は「恋の勉強教えます」でお話の雰囲気や、会話のテンポ、そして何よりもキャラの顔がとてもツボで、それ以来少しずつ他の作品も読んでいるところです。
この作品も、やはりキャラ達の顔が個人的にとてもツボで・・・
それに、深刻さがなくて、会話のテンポも面白くて楽しめる一冊でした。
しかも長谷川と三神は高校時代から、大学、そして会社においても先輩・後輩の関係・・と言う、そういう長年の付き合いや腐れ縁感が私にはたまらなく好きな設定。
ちなみに、冒頭に収録されている、メガネクール美人系の豊川主任の真の姿に、最初は正直ドン引き(すみません・・何故なら私はメガネクール美人でピュアな受け様が萌えツボだから・・・Hなどに積極的な受け様は苦手なのです・・・)したのですが、最終的には、真面目なぶっ飛び具合が逆に笑いのツボに入って、大好きなキャラになりました(笑)
しかも、この主任は、長谷川と三神の上司なのですが、上司として会社で社員に接したり、三神の悩み相談相手になったり・・・な姿に、ギャップ萌えもしました!!!
実はあんな事しちゃう人なのに・・・と・・・
むしろ主任のHシーンよりも、普段の姿にギャップ萌えしました!!!
この作品、前に読んでいると思いこんでいて、続編の「やっぱりダメな大人ですが」を読んでみたのだけど、、、
あれ?
読んだことなかった?
と言うわけで、入手して読んでみた。
こちらは、とっても楽しめた。
特に、豊川主任が!
仕事に厳しく辛辣な口調とクールな眼鏡の超ドSな外見なのに、実はドMな肉奴隷志願だなんて!
実にお茶目で、すごくツボ!
絵も、「やっぱり~」に比べると、顔アップやバストアップの絵が多めで、プロポーションの乱れもあまり気にならなくて、読みやすかったかな。
ここ何作か、ねねこさんの好きだった部分が急激に減少している気分で、
私は切なくてしょうがないのです。
以前もっていた「危ないけどゆるい人」や「バカバカしいほどの甘さ」はどこに行ってしまったのだ、と。
まず「豊川主任の隠し事」
この豊川主任、立場的にも釣り目の容姿のパッとミーからも初対面からしてどう見てもS。そこで唐突に俺を罵れと言われてもw
「エッチするにせよ心理的に攻め的要素を何一つ持たせて無いようなMはいじれないよー!」
と山森じゃなくても思ってしまいます。つまり苛めたくなるほどかわいくない。
キッツイ・・・。
そういうずれがあるので、少々ヘタレなことはあるかもしれんが常識的なエッチがしたい山森に説教ばっかしてることに。
いや、SMはやはりM側が女王様では成立せーへんと思う・・・
そして「ダメな大人ですが」
そうか、これがねねこさん流の攻め×攻め攻防だったのか・・・と後書きを読んで納得しました。
一人に絞れないという恋愛の博愛な臆病者に対して一人になりたいという事に気づいた長谷川が押し押ししていく話。
長谷川の無愛想の崩れるタイミングの遅さにえらく焦れましたが、金言あり。
それは恋愛感情なのかどうかを確かめるというよくあるシーンにおいての長谷川の
「男って便利ですよねー、感情がかたちになってあらわれる」
これは盲点を突いた金言だと思いました。
そうです、愛情がどうしても形に出てしまう。だから男は単純なのです。
BLだと常に実証されている現象ではありますが言葉にされるとどきっとするわー。
うーむ、この本、やっぱり可愛げがなんか足りないわぁ。
ギリギリ萌えですが、何度も読み返せばうちょっと評価上がるかな。