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表題作誓約

津守,会社員
桜,清掃員&前社長の隠し孫で次期社長候補

同時収録作品方程式は密室で

進藤大地・遥の幼馴染
永森遥・高校教師・大地の初恋の相手

同時収録作品伝えたい言葉

孝・寮の同室で比呂と体の関係がある
田嶋比呂・弓道部の生徒・孝と寮の同室

同時収録作品Green Life

和尋・高校生
充・高校生

同時収録作品One Rainy

下島孝・両親を亡くし一人暮らし・親戚同士
大泉清里・六人家族を事故で失った青年・親戚同士

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

なぜ、夜の社内で密会しなければならないのか、なぜ自分を隠さなければならないのか、こんなに心も体も一つになれると感じた相手と巡り逢えたのに──桜、君が愛しい。
若さ故の青く、ほろ苦い経験を描いたラブストーリー集。

作品情報

作品名
誓約
著者
野村圭一 
媒体
漫画(コミック)
出版社
松文館
レーベル
ダイヤモンドコミックス
発売日
ISBN
9784790109013
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

自分で自分を追い込むタイプの作家さん

この作家さんの作品を立て続けに読んでみたのですが、3冊読んで分かったことがあります。

えろす>人物描写なのです。

完全にえろすに特化した作品であれば人物描写や詳しい状況説明は必要ないのかもしれません。
最初のページで主人公の名前、社会的地位、軽く今の現状が説明されて怒涛のえろす!という短編は多いですし、そういう場合は設定はとにかくシンプルにというのが読者フレンドリーなやり方だと思うのです。

ただこの作家さんは違います。

ふつうであれば2、3巻必要なストーリーを3話に詰め込む。
ストーリーが複雑であればあるほど、読者にとってキャラクターへの思い入れが大事になってくると思うのですが、そこにコマは割かない。
人物描写は台詞の中で一言二言入れておしまいで、その分のページをえろすに費やすというタイプ。
なので何話分だろうと人物に魅力を感じることなく、何かすごい事件に巻き込まれてるけどえろす!という感想しか持てなくなってしまう無念さ。
ストーリーの方も風呂敷を広げまくっているので、収拾がつかないまま終わるものが多いのですが、それよりもえろすにコマを、ページを割くという作品が多い気がしました。

というわけでこの作品。
こちらは一応収拾はついてます。
ついているのだけれどやはりキャラクターの魅力を感じないまま事件が進むので、監禁陵辱されていても何とも思えない。
キャラクターに引き込まれていたら「あああ、ひどい!何てことを!!」となって直視できないようなシーンもさらっとページをめくれてしまう。
メインCPの絆も弱い。
夜の会社のどこにベッドがあるんだろう、と冷静に考えてしまう。

そんなわけでストーリー重視派には向かないかも。

かと言ってえろす重視派の期待に応えるかと言ったらそこも疑問です。
ページ数を割いている割にえろすシーンが青年向けえろす漫画っぽくて色っぽさや艶っぽさが感じられません。

辛辣なレビューになってしまいましたが、何と言っても昔の作品。
出版当時頃、漫画を読んでこなかったので何とも言えませんが、こういう作風が流行った時代があったのかな。

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