憧れのお兄ちゃんがBL漫画家になっていた!?

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表題作意地悪マイラバー

砂坂一貴,26歳,BL漫画家
相沢颯太,16歳,高校生

同時収録作品無意識0ゲーム

千葉秋生、美大生
高嶺翠、美大生

同時収録作品キラキラレンアイ

篠本聡也
佐藤歩

あらすじ

親戚の一貴のマンションに居候することになった高校生の颯太。かっこよくてなんでもできる一貴は憧れの存在だったのに、しばらく会わないうちになんとBL漫画家としてデビューしていた!
そのうえ優しかった昔の面影もなく超横暴な男に豹変!! 家に置いてもらう条件として一貴の描くBL漫画のモデルをすることになった颯太だけれど――!?

描き下ろし12pを入れて、コミックス化☆

著者:佐倉リコ

作品情報

作品名
意地悪マイラバー
著者
佐倉リコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047285507
3.1

(34)

(3)

萌々

(7)

(17)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
100
評価数
34
平均
3.1 / 5
神率
8.8%

レビュー投稿数6

どこも悪くない。けど・・・

すでに3件の評価があるのにレビューがない(汗
そしてレビューしようとすると話のあらすじ以上にどこをかたっていいかわからない自分がいる。

湧き立つような「おおっ、ここ萌えた!」という紹介がしづらい
温度の低い萌えをジリジリと感じるような本なのです。

高校生がBL作家の家に居候することになったことからモデルにされ、
結局ツンデレ風味に両想いになる題名作といい、
美術大学をテーマに生活力のない美大生が気になってしょうがないという「無意識0ゲーム」といい
綺麗な目をテーマにしたと言っていいキラキラレンアイといい、
長編の端っこを短編ダイジェストとして見た感じで、
もう一寸何かクライマックスか描き下ろしが欲しくなるなぁ・・・と思うのです。
「その後どうなったんだよ!」と気になってしまう。

くっつくまでストーリーあり、エッチあり。
なんだかカタログみたいに思っちゃう本でした。
まぁ初単行本だし、こんな感じでしょう。

3

可もなく不可もなく

他の作品で気になった作家さん。
初めて読みました。
3組のカップルのお話が入ってました。
全体的に、うーむ、あんまり印象には残らなかったです。

表題作、
ちょっと辛口になってしまいますが、一番印象に残らなかったです。
レビューを書くにあたり、なんでかなーと思いつつ読み直したんですけど、
素人の私が言うのもなんですが、
表情が全部一緒なのかな〜と。
お兄ちゃん側である一貴が颯太の事が好きで、
色々やらせながらも結局は自分の気持ちを素直に言えないとか、
我慢してるとかあると思うんですけど、
あんまり表情が変わらないので、
頭で「あ〜そういう事なんだなぁ」止まりになってしまい、
引っかからず、あんまり印象に残らず…
最後もなんかしり切れとんぼに終わってしまいました(汗)

2話目はお隣さんで、同じ大学に通う美大生のカップル。
私はこのお話が一番好きだったかな。
美大生のお話って弱いみたい。
高諸拾さんのハルナツシリーズ大好きなので。
また、ちょっと不思議ちゃんなんだけど、絵を描かせたら凄いみたいな翠の様なタイプが好きなので、
その翠に翻弄されながらも世話をやく千葉が読んでて楽しかったです。
また、最後翠の気持ちの中に、性に対してちゃんと恋愛が絡んでいくんだっていう気持ちが生まれてきて、
それが千葉のお陰ってのが、読んでて嬉しかったです。
どちらか一方が淫乱でって話は今迄読んだ事あるし、どちらかというとあんまり受け付けないタチなんですが、
このお話はスッと入ってきました。
そこまでエグくなかったからかな。

3話目は幼馴染みのお話。
これは1冊の中の1〜2割って位短いお話で、
ちょっと簡単過ぎかな〜っと思う所もあったんですけど、
前髪を切られちゃう所は胸が痛かった。
髪ってまた伸びるもんなんですけどね、
なんでこんなに想いと直結するんだろう。
なので最後仲直りして良かったです。

正直そんなに読み返さないかな〜とは思うんですけど、
ほわ〜んと読めて楽しかったです。

0

さっぱりと

表紙が光る仕様になっています。

表題作は親とケンカしてイトコのBL漫画家の家へ居候する物語。
勉強もスポーツと何でも得意だったイトコの貴一がBL漫画家になったのは、子供の頃の受けの颯太がしたある発言がきっかけで…

さらっと読み終わった印象でした。
BLのモデルをしているうちに颯太は貴一を意識するように。貴一は今までいつでも想いを伝えられたはずなので、これも貴一の作戦かなと思います。

貴一は昔と変わったけれど颯太を思いやるお兄さんらしい一面を変わらずのぞかせていたのが良かった。ふたりの関係はまだこれからといった感じで、もう少しストーリーに山が欲しかったです。


★無意識ラブゲーム
こちらはドア口でぐったりしている(眠いだけだった)天才美大生の受けを助けたら
いきなり「料理できる?」と言われ、なんやかんや世話をやいているうちに恋になる物語。

同じ美大生である攻めはまず受けの描く絵に目を留めていて、同じ絵を描く学生として才能に惹かれた面も少なからずあったのかなと思いました。

この受けには体の関係もある、受けに本気なイトコの弘貴がいたのですが、
攻めから二人の関係を聞かれた際、受けからは「弘貴は俺のこと遊びだと思ってると思うよ」と言われており
受けに想いは伝わっておらず、長年生活力のない受けを好きで世話していたであろうに何だか報われないなぁとやりきれない気持ちでした。


★キラキラレンアイ
よくある短編の幼馴染物ですが、もともと一途な幼馴染物が好きということもあり
こちらが一番気に入りました。

イケメンな攻めの聡也は何でも受けを中心に考えて行動しています。
受けの歩は勝手な所もありますが、聡也が進んでそれを受け入れているので無理やり感はなかったです。
むしろ歩の方が長年聡也の策にハマっていたのかも。


ストーリーは入り込めない部分もありましたが、
表題作とキラキラ恋愛の設定が好みだったのと、絵が可愛らしかったのでのんびり読めた感じです。

0

ちょっと中途半端だったかな…

この作家さんは電子書籍で分冊版のお話を以前に読んだことがあったと思うのですが、このお話と単行本で読むのはこの作品が初めてでした。
表題作シリーズの他に短編が2作品収録されています。

表題作は10才年の離れた従兄弟同士のお話。
高校生の颯太が親と喧嘩している間、一人暮らしの一貴の所に居候させてもらっているのですが、その条件が漫画家の一貴の作品のモデルになるということ。
恋愛モノの漫画なので、告白の台詞やら照れるような台詞を色々言わされるのですが…優しかったはずの一貴が実は結構俺様で…
絆され系のお話だと思うのですが、ちょっと中途半端な所で終わっている印象でした。
まだまだ意地っ張りでおぼこい颯太が段々素直になればいいかな、と思いました。

同時収録作品は美大生同士のお話と幼馴染の高校生同士のお話です。
どちらも王道展開だとは思うので安心して読めると思いますが…
全体的にはこれ!というインパクトは感じられなかった1冊でした。

0

ふわっとしてる3作品

バーン!と決着がつくというよりも、「何となくそんな感じ」とか、「これからかな?」という3CPの話が収録されています。

【意地悪マイラバー】【キスと予行演習】 萌
親とケンカして、親戚の一貴(いちたか・26)の家に転がり込んだ颯太(16)。
居候の条件は、一貴の描くBL漫画のモデルになることで…。
モデルと言ってもポーズとかじゃなくて朗読?台詞を言ってみよう!みたいな感じです。
わりと短めなので、はっきりとした結論とか関係性の変化があるわけではなくて、颯太のモヤっとした疑問にふわっとした「もしかして?」感を漂わせて終わるので、「白黒ハッキリさせようじゃないか!」という方には物足りないかもしれません。

【無意識0(ラブ)ゲーム】(前後編) 中立
オカン系大学生と、同じ美大に通う生活能力ゼロのご近所さん。
設定はいい。オカン系が好きな人は途中までは引き込まれると思います。
だけどすっきりしない…。
受けは絵の才能はあるけど、それ以外はてんでダメな子。従兄弟が気にかけてちょいちょい顔を出している、というか直接的な場面は出てこないものの肉体関係ありです。
とりあえず自分の世話をしてくれるひとにお返しとして寝る、みたいな子で、場面は出てこないものの、そういうのがものすごく苦手な方には厳しいかもしれません。
代わりがいる存在か、自分じゃなきゃだめなのか、というテーマなので、そういう意味では決着はついているのですが、あれだけ絡んできた従兄弟に引導を渡すまでが遠足じゃないかと。いや、遠足じゃなくて作品ですけど。
もう1話欲しい。
もう1話、因縁のありそうな従兄弟回があったら、もっとすっきりしたかも。
すっきりしてもらうの目的じゃないと言われればそれまでですが、何となく当人同士はハッピーだけど、これから周囲が面倒そうですっきりしないんだよなあ…。

【キラキラレンアイ】 萌 
歩と幼い頃に交わした約束をずっと守って来た聡也(さとや)。
進路を考える時期が来て、歩は…。
聡也の目がエメラルドグリーンというハーフ設定っぽいですが、特にハーフだから周囲がどうこうということはなく。でもその気になれば彼女の1人や2人はすぐに出来る感じっぽいです。「っぽい」ばかりなのは、そういう感じという描写しかないからで、そういう付帯状況よりも2人の関係だけにフォーカスが当たってます。
この先が読めたら、もっと萌えそうな2人でした。

好みの問題だと思いますが、問題をすべてクリアしてしあわせ!というラストが好きな方はモヤっと感が残る1冊かもしれません。

0

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