神のきまぐれ

kami no kimagure

神のきまぐれ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
14
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
20%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ホワイト
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784781609348

あらすじ

刑事の宇佐見の周囲で次々に不審な死を遂げる重要参考人や過去の事件の被疑者たち。これはただの偶然ではない…。
宇佐見の疑惑の目は同僚の高口に向かうが、彼は病気を抱えた定年間近の男だ。そんな宇佐見の前に現れたのは高口の主治医、鈴村。
怜悧な美貌と見事な肉体をもつ完璧な外科医…彼こそが真の殺人者なのでは?
鈴村と接触を図るうち、次第に宇佐見はこの謎の男に嵌まっていき、ついには家庭も捨ててしまうことに…。
息詰まる惑溺のサスペンス。

表題作神のきまぐれ

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数5

超絶なエロティシズム

電子書籍で読了。挿絵はあるにはあるんですけれど……小さい。私のタブレットだと、せっかくの葛西さんの美しいイラストがよく見えません。イラスト目当ての方なら紙の本の方が良いかも。

「問題作」との評判を聞いて読もうと購入しました。
まず大声で主張します(暑苦しくて申し訳ありません)。
この話、凄いエロテックですよ!
エロを『やるかやらないか』で判断するのであれば、やっていないので『エロ度―なし』で正しいのですけれど、このお話は『やらないからこそめちゃめちゃエロい!』。

殺人事件を契機に知り合った鈴村(優秀な外科医でサイコパスの殺人鬼)と宇佐美(捜査一課のワーカーホリック刑事、子持ちの妻帯者、話の途中で離婚)は、対局に位置しています。
全く異なる生活様式や価値観を持つ二人が、惹かれ合う気持ちに『恋』という名を付けて結ばれてしまえば、それは自分を形作っている非常に重要な部分を失ってしまうこと。二人ともそれに気づいていて、近づくと危険だと充分解っているのに、でも相手から目が離せない。手は出せないのに、見つめる視線は狂おしいほど熱を持ってしまう。

この強い気持ちが恋なのか、それは私にも解りません。
でも「これがエロくないのなら何がエロいのかっ」と思うくらい官能的な惹かれ合いであることは間違いありません。
ノアール小説好き、必読の一冊です!

1

うーん、どうあったら良い!と思えたのか、まったくわからん。

全く予備知識なく、ただただ葛西先生の挿絵目当てにget。

これほど評価に悩む本はなかったです。
結局 萌がなかったので、中立。
BLというよりサスペンスといった方がいい気がする。

皆さんに読んでみてほしい気持ちはあるけど、
万人受けする本では絶対ない という気持ちもあり、悩ましい・・・
先にレビューされてるお三方の気持ちがとってもよくわかる。
BLとして読んだ場合には、異色作!ということで
記憶に残る一冊には違いないです。

痛いこととか、めっちゃ怖いとこはないと感じます。
ただ勧善懲悪とか、はっきりした終わり方が好き! という方は無理だと。
あとエッチシーンもないです。
それで、攻め受け設定が登録されてないんですね。

私としては、なぜ犯人さんがそういうことになったのか が
もう少し読みたかったかな。
ちょっと足りなかった。
土曜サスペンスみたいにすべての謎解きをしてもらっても
しらけちゃうかな。でもなあ。。。。
やっぱ先生が書かれたような、すべては霧の中 というもので
よかったのか・・・・

1

試みは評価するが、作品としては中途半端か。

最後までHなしカップルもなしでそれなりに面白く読ませるのは、さすがに剛しいら先生。
BLとしてこういう方向性は、個人的にはとても興味があるし悪くないと思うが、
心理サスペンスとしては、設定はいいが細部がいささか安易で不十分に思える。

宇佐見は、捜査一課の刑事。
仕事の上では熱心で優秀だが、妻と5歳の娘との家庭生活は歯車が合わなくなってきている。
そんな時、父親のような年齢の同僚刑事の主治医の鈴村に出会って、興味を持ち……

宇佐見、鈴村双方の視点が交互に語られていくので、
鈴村が殺人鬼だということは早くに読者は分かる。
その上で、殺人事件を巡って相対する立場にいる二人の心理的な駆け引きが見所。
鈴村の秘密に気がつきつつ、惹かれて絡め取られていく宇佐見。
宇佐見を単に利用しようと思いつつ、今までと少々勝手が違うことを意識する鈴村。

二人の関係はどうなっていくのか、事件はどのように決着するのか。
しかし話は、前段という感じのところで後は読者にゆだねられて終わっており
正直読み終わって消化不良の感は免れない。
続編が……ある……の……かな……?

ということで、試みは評価するし好みの設定だが、評価のしようがないということで「中立」に。

4

まるでサスペンス映画みたいです

読み物としてはかなり面白い、作者もあとがきで書いているけれど、あの精神科医の
レクター博士に勝るとも劣らないまでの完ぺきな殺人を行う外科医の鈴村。
そしてその悪魔に魅入られ、自らも魅入った刑事の宇佐美。
この新感覚の微BL、果たして読者の心を掴めるか、自分の感想よりも他の人の評価も
気になってくる今回のストーリー。

推理的な要素は外科医の鈴村の人間性について、宇佐美が思考することでしょうか。
初めの方の段階で既に殺人犯が読者には解る内容ですので普通のサスペンスとは
それも違う、しいて言うならハンニバル・レクター博士と刑事との駆け引きに似てる。
だからと言って全然BL的な要素が皆無な訳でもないから、この微妙なエロスを
読者がどう感じるのかは気になるところですね。

個人的にはこの作品はかなり好きかも、宇佐美と鈴村の駆け引き、鈴村の完ぺきな殺人
それも、自分に何か柵がある訳でもない相手を殺す。
この鈴村、素晴らしい頭脳と身体能力を兼ね備えたサイコキラーです。
ヤンデレなんて言葉が当てはまらない狂人。
それでも、殺す以上に人を生かしてもいる皮肉な生活を送っている。
刑事の宇佐美は、退職間近の同僚刑事が追っていた事件の被疑者が次々に亡くなり、
同僚に疑いの目を向けるが、一人で行うことが出来る筈もなく、偶然知り合った
同僚の主治医である鈴村に捜査協力を頼むが、それは純粋な仕事では無く、
個人的なものだったりする、結婚し子供までいる宇佐美だが、鈴村と出会った事で
自分がゲイだと認識してしまう事に、この鈴村は相手の本質を暴く天才でもあるのです。

単純に犯人を見つけて捕まえて終わる様な作品ではなくて、続編が出てもアリかもと
思わせるような心理戦ににたような興奮が伝わる作品。
鈴村の死神のような殺人が始まったキッカケは、恐怖に値する。
まるでダミアンの生まれ変わりかと思えるほど以上かも知れないと思わせる作品。
しかし、恋愛的な要素は殆ど無いと言って差し支えないし、BLの萌えを考えると微妙。

6

新規の試みゆえに、是非続編を!

えっ!?AZノベルズなのにエッチがない!恋愛もない?
よく見たらAZホワイト・・・新しく創刊されたレーベルで”新感覚☆微BL”とあるから匂い系に近いものなのね、と思いつつも割とガッツリとBL展開しそうな要素は沢山含まれているお話でした。
そして何より最初のページに登場人物紹介がある。
そして、この本の終わりは~ええーっ!?これで終わりですか?な驚きが。
作者さま後書きのラストが実に心細い(涙)
「アズホワイトがずっと続きますように。この先が気になる方は編集部へお便り」・・・って(驚)
この気をもたせた後書き、いや様子見なんて言ってないで立ち上げたからには、こんながっつり骨太の小説を剛しいら作品でぶつけてきたからには続きは有りの前提で、「乞!期待」くらいにしてくださいよー!
ジャンルにこだわって出版し続けるAZさんの新しい試みで立ち上げたレーベルなんで、頑張って欲しいですよね。

さて、物語は夫婦生活が冷え切ってしまっている刑事・宇佐見(38歳)と
彼の、病を患っている同僚刑事・高口の担当外科医・鈴村(32歳)とのダークなサイコミステリーっぽいお話。
といっても、鈴村は善人ではありません。謎の人です。しかし、それが魅力的というか非常に目を引くキャラクターです。
それらは各箇所で”~ではないか?”を感じさせほのめかされ、それは多分確信に近く、
果たして宇佐見はダークサイドに堕ちるベイダー卿のごとくになるのか?はたまた鈴村はベイダーを取り込む皇帝になるのか?そんないいところで終わっておるのですよ!!
微BLといえど、鈴村はゲイの設定で宇佐見に対して欲求を持っています。
宇佐見も妻との関係において自分のセクシャリティに疑問を持っていて、本当なのか嘘なのか仕事外でも鈴村に関心を持っている。
何気に駆け引きのような会話も交わされて、匂い系というよりはまさにBL展開といってもいいモノを見せており、読みながらこれはどちらも攻めでいける、もしくはリバ?などとワクワクさせるものも持っておるのです。

違法ドラッグの売人が病院で亡くなったのを皮切りに、過去罪を犯した犯人が容疑者が謎の死を遂げて行く。
同僚・高口が追った過去の事件に関係があると見た宇佐見は、その手口から病院関係者を疑い、外見的にも目を惹かれ高口と接点のある医者ということで注目したのが外科医の鈴村。
第三者の医療従事者からの意見を聴きたいというのを口実に鈴村に接近していくうちに、訪れた高口の死。
鈴村への疑惑が大きくなりはじめながらも、彼等の駆け引きは続く。。。

どちらかというと事件の謎を解くというより、鈴村の謎、という面のクローズアップが大きい話になっています。
いろいろと都合的な部分もありますが、その心理面の左右もそうであれ、ハラハラさせる方が大きく引き込まれました。
やはり、ここまで書いたからには続き欲しいでしょ!という展開。
要望するしかありませんね。
作者さんがダークヒーローと書かれていますが、確かにそうではありますがそこに快楽は存在するのだろうか?そこも知りたいと思います。
鈴村の魅力は萌×2ですし、新しいレーベルに期待して甘めでこの評価を付けたいと思います。

6

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