忠実な異人の助手×闇を恐れる年上技師

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表題作明治従属タングステン 上

エドワード,亮二の助手
佐伯亮二,電気技師

その他の収録作品

  • カバー下,おまけマンガ

あらすじ

明治末期。日露戦争後の電力需要の拡大を受け、欧州帰りの佐伯亮二は、
地方の水力発電所の計画技師として参画し、忙しい毎日を送っていた。
彼の傍らに居るのは、忠実な助手・エドワード。
2年前に、“言葉も話せぬ阿呆の男”として働いているのを見つけ、
世話してやったのが始まりだった。
二人の主従関係は、少しずつ変化を見せていて――…。

■収録内容
・「明治従属タングステン」第1話~第4話…COMICフルール掲載作を加筆修正
・本体表紙…描きおろしマンガ2P

作品情報

作品名
明治従属タングステン 上
著者
たつもとみお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784046805928
4.1

(126)

(51)

萌々

(43)

(28)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
515
評価数
126
平均
4.1 / 5
神率
40.5%

レビュー投稿数16

物足りない

時代もの・主従・年の差・お仕事もの…本来なら萌えも読み応えもたっぷりな要素盛り沢山なんですが、なんかあっさりしてて物足りなかった。
エドが亮二に惹かれるのはわかるけど、エチ展開への発展が唐突すぎて、もっと心情を丁寧に描いてほしかった。
絵が美しく、地方への電力普及というお仕事ものとしての面白さもそれなりにあるんですが、肝心のLOVEの心理描写が雑だなーと感じてしまいました。
それと終始エドの年齢設定が違和感というか…見た目も17、8歳には見えないし、物言いも大人びすぎていて。5歳くらいの年の差に留めておいた方が違和感なく読めたかな。
下巻で巻き返してくれることを期待したいです。

0

複雑に折り重なる この読み応えー!

過去編の連載が始まってますよね〜!
本編では断片的に語られていた過去の話をなんとなくで想像していたわけですが、その場で語られる話はそうなるしかなかったよね、と思うばかりでとても切ないです。

上下、過去編と通してのレビューになってしまうかもしれませんがお許しを…

みお先生の描く表情はほんと繊細で、特に今回のような時代ものでイメージする、どこか耐えて押し殺しながら生きている人物像にぴったりだなぁと終始、うっとりしながら読んでました。

亮二さんの過去、エドの過去、不運ともいえる過去を抱えて、でも強かに生きる2人。
エドの素性もこれから語られたりするんでしょうか、もぅそうなるとミステリーに人間ドラマに、ボリュームがすごいんですけど!
めちゃめちゃ期待しちゃいます!!

そして今回も読めば読むほど、キャラが好きになる感じで
ほんとみお先生の作品は堪らないです。

今回は、特にエドが…!年下ワンコ攻めにこんなにときめいたの初めてです❤︎
美しい顔立ちに逞しい身体と、賢く動ける行動力と冷めた頭脳の持ち主。一言でいうとスパダリなんだけど、どこか品があるのがまたグッときます!

亮二さんは…もしかしたら、置かれた環境から男性しかいけなくなったんですかね…正に薄幸美人なんだけど、日本の美男子を絵に描いたような佇まいと知性が魅力を増すというか…!
そして2人の間に垣間見える劣情!!

何層にもなっていて味わい深い、先生の時代BL。これからもめちゃめちゃ楽しみです!!

0

仕事に向かった先で出会った男は
髪も髭も無法に伸びた薄汚れた姿をしていた
言葉も話せない知恵遅れと言われる男のそれは
今では見る影もなく

主従という関係になった二人の関係
距離感、変化。空気感がすごく良い。
受の過去。
囲われていた時代、妻を持つ男との情交と依存
現在の主従としての関係性

このあとどう展開しまとまるのかが
すごく楽しみ。
正直、あの髭のオッサンが気持ち悪いので
縁切りしてほしいが、どうなるか

視力の悪い設定に関しては
それによってな設定がうまく練り込まれてて面白い
面白いんだけど
あんなペラいレンズでその視力補填できんだろ
そうとう酷い近視じゃないとあーはならんし
そうとう酷い近視だとあんなペラい眼鏡じゃ。。、
て思わず現実に引き戻されてしまった
超近視民のワタクシでした

下巻読んだらもすこし評価あがるかなと思いつつ

0

薄い…?

エドの発育が良すぎな件。
二人が出会ったときの年齢、現在、うーん。
まあそこは置いといて。

おそらく下巻で明らかになることも多いのでしょう。とくにエドのこととか二人のこの先とか。

佐伯がな…、ありきたりな…。
二人とも雛鳥効果なの?佐伯はエロジジイに、エドは佐伯に。

エドが聡明で、なのに押しは強い。あんなに堂々と机の上にあんなものを!
しっかり佐伯を捕まえておくんだよ!

発売された頃は連日レビューが上がってた記憶があるんですが。
絵はとてもキレイですね。内容はあっさりかな。

1

二人の関係性が丁寧に描かれています。

表紙の美しさと、明治時代というのに惹かれて読んでみました。

言葉を解さずぼんやりとしていることから邪険にされていた男を、地頭がよいと見抜き、自分の手元に置いて育てるというところから、二人の関係をとても丁寧に描いた上巻でした。

佐伯に拾われたエドワードは、外国人で日本語が分からず、視力も悪いというのが理由で、少しずつ言葉も覚え知識も増え、作ってもらった眼鏡でいろいろ見えるようになり、恩義を感じる理由もよくわかります。

地方に発電所をつくり、電灯の灯る町作りを進めるというテーマと、技師である佐伯をそばに控えて支えるエドワード、これだけでも充分楽しめる要素なのに、佐伯の暗所恐怖症やら昔の恋人(と言っていいのか)の出現やら、次巻へと期待が高まります。
それにしてもとても絵が綺麗です。美しいのは表紙だけではありません。

0

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