「貴方の側を離れるつもりはありません」

明治従属タングステン 下

meiji juzoku tungsten

明治従属タングステン 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神39
  • 萌×237
  • 萌18
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
399
評価数
96
平均
4.2 / 5
神率
40.6%
著者
たつもとみお 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784046805935

あらすじ

エドワードは敬愛する亮二の胸の内に、ある男-中原薫-がいるのを知る。
エドワードが亮二によって救われたのと同じように、
亮二自身も中原に拾われ、学を与えられたのだった。

「満たされれば巣立つ日も来るだろう」
そう言って体までも与えてくれた亮二のために、
少しでも役に立ちたいと願い、懸命に支えようとするが――。


■収録内容
・「明治従属タングステン」第5話~第8話…COMICフルール掲載作を加筆修正
・「甘い休暇」…描きおろしマンガ15P
・本体表紙…描きおろしマンガ2P

表題作明治従属タングステン 下

エドワード,亮二の助手
佐伯亮二,電気技師

その他の収録作品

  • 「甘い休暇」(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下おまけ漫画

レビュー投稿数11

美しい絵柄で紡がれる深い愛情を描いた作品。

『明治従属タングステン』の下巻。続きものなので上巻未読だと理解できません。上巻から読まれることをお勧めします。

上巻の表紙は亮二。
下巻の表紙はエドワード。

どちらも美しい!

明治末期という時代背景。
主従BLという設定。
若く美しい主人に、ワンコさながら尽くす従者。

設定勝ち、と言える今作品ですが、ストーリーも非常によろしいです。

今作品は亮二視点で始まること、そして彼の過去の切ない恋、が描かれているので、亮二がメインのお話、だと思って読み進めたんですよね。けれど、今作品はエドワードの恋の成就のお話ではないかと思いました。

暗闇の中で、自分を照らし導いてくれた光。
視界も悪く、言葉もわからず、孤独に震えていた。そんな自分を見つけて手を差し伸べてくれた存在。エドにとって、亮二という存在はまさに光であり希望だったのだと。

けれどそれは亮二も同じだったのでは?と思いました。
過去のトラウマから亮二は暗闇が苦手ですが、その暗闇の中で自分の手を引き光を与えてくれた存在は、エドだった。エドがいたから過去の恋も、暗闇に対する恐怖心も克服できたのだと。

二人の恋の行方だけではなく、発電の仕事もきちんと描かれていてそこも良かった。

クソでクソな亮二の元カレ(と言って良いのかな?)に対するオチにも。
彼は、やっと本当の愛を知ったのかな、なんて思ったりもしました。

若干シリアスな描写もありますが、ベースとしてはシリアス過ぎず、温かく、深い愛情を描いた、そんな作品。たつもとさんの美麗絵柄で描かれた亮二たちのスーツ姿、浴衣姿も美しく、非常に眼福な1冊でした。

17

良い。

上下巻
並べて見て~
表紙が素敵。

受けの亮二は色気あるし
攻めのエドは躾の良い獣(笑)

中原は別にいらなかった
2人の甘々だけをみたかったですが
まあ
中原がいての今の亮二があるわけだし
仕方ないか

続き出ないかな
エドのまだあかされていない
過去と目の事など
まだまだ謎はあるので
是非に続刊望むです!

9

とても素敵な主従BL

 エドがただ亮二さんのそばにいるだけではいけないと努力し、どんどん成長していく姿がとても頼もしくキュンキュンしました♡それも全て亮二さんを支えるため、そばにいるため。亮二さんのことなら何でもする、何でも知っているというところがたまりません!!

 さまざまな困難を乗り越えて、いろんな想いを抱えながらともに歩むと決めたふたりがとにかく熱くて最高なんだけど、特に描き下ろしが幸せすぎました!!亮二さんにもらった言葉、エドは本当に嬉しくて幸せだっただろうなぁ…。

 明治の雰囲気や時代背景なども感じられ、とても素敵な主従BLでした。素敵な作品をありがとうございました。

7

続刊希望!2人の続きがまだまだ見たくなるっ!

綺麗な表紙に惹かれ、上下巻同時購入しました。
人気の作家さんですが、初読みです。

上巻同様、明治のお話…と聞くと、ごちゃごちゃ難しいイメージですが、こちらは台詞数も少なく、技術的な事も簡潔に書かれているので、サクッと読めました。
サクッと読めるのに、じっくり伝わってくる、とてもいい作品でした。

ちなみに完全に上巻からの続き物なので、上巻から順に読む事をオススメします。



水力発電所の計画技師・亮二(受)と、有能な助手・エドワードは、上巻から続く困難な現場に入っている。

その現場は更に状況が悪くなるばかり。進行は遅れ、嫌な噂が流れ、スタッフたちの士気も下がり始める。春には亮二の元主人・中原も見に来るというのに…。そんな追い込まれる亮二のピンチを救ったのは、エドワードだった。エドワードは体調を崩す亮二を支え、現場を盛り上げるべく炊き出しをし、自ら恵まれた体格で現場を手伝う。心身ともにエドワードに支えられ、日に日にエドワードへの気持ちに気づき始める亮二。しかし亮二の過去を中原から聞いたエドワードは「この現場が終わったら、離れ学校に通わせて欲しい」と亮二にお願いするのであった。



くっつきそうと思われると離れてしまう王道ストーリーでしたが、それもまた良し!

亮二の過去、エドワードの過去、そして、中原の行く末。色々なものを含みつつですが、一応ハッピーエンドなので安心してお読みください。
ただまだスッキリしない部分も残されていたので、好評だったら続きも出そうな雰囲気でした。

私は絶対に続編希望です!!

描き下ろしは、本編後の宿泊先での生活。エドワードの目を見せに病院へ行ったり、眼鏡を作ったり。些細な日常から、宿で同衾しているのを見られて恥ずかしがる亮二の対応など、ほのぼのからちょいエロな2人が描かれていて、思わずニヤニヤ(笑)

末永くお幸せに♡

ちなみにタイトルの「タングステン」の意味は、最後に先生が語っておられますので、ぜひ。

6

エド→亮二の依存と執着に萌えまくり

体をつなげたけどエドの片思い状態、というところから続く下巻。メインカプは主従関係でエドは敬語攻め。Hシーンは前巻同様エロというより官能的で萌えました。
ストーリーは亮二のちょっと驚きの過去が明かされます。そこからさらに気持ちを強めるエド。中原に翻弄される亮二に抱きつかれて戸惑うエドが可愛いです。
中原は当て馬だけど亮二が依存するのも分かる、と説得力のある背景を持ちつつも、こちらにはあまり魅力が伝わらないキャラになってて、心置きなくエドだけを応援できました。(最近スピンオフ狙いのような当て馬に力を入れすぎた作品を続けて読んだせいか、そこがすごく良い!と思っちゃいました…)
そして亮二の暗闇怖い設定とエドの近視設定を絡めてのお仕事的ピンチ脱出展開。発電事業を最後まで描いてくれた作品で、とてもとても良かったです!
気になっていたエドの渡日経緯や背景が分かり、同時に制裁が下されるエンディング。個人的にはエドは宣言通り一度亮二のそばを離れて一回り大きく成長して帰って来て欲しかったですが、二人で学んでいくのもアリですね。その後一緒に事業を起こしていくのかな。
エドが亮二に向ける愛情が、依存と執着を含みつつすごく一途で深くて甘くて、きゅんが止まりませんでした。絵も綺麗で最高です。お仕事描写も楽しめる攻め萌え漫画でした。

5

美しい2人

上下巻ですので2冊まとめてのレビューを。明治後期、主従関係と聞いただけで今年になってやっと日高ショーコ先生の『憂鬱な朝』シリーズを読んだ身としては生唾ものです。
まず上下巻揃った時の表紙がいいですよね〜!主従関係が一目で分かるし、主である佐伯の冷めた表情がたまらんです。
エドワードにとって、佐伯は恩人であり初恋の人。どれほど大切に想っているかがびしびしと描写から伝わってきます。2人も出会うまではなかなか厳しい状況に置かれていた分、想いが通じ合った後は思う存分いちゃついてほしい!

10

mi★

みみリンさん、コメントありがとうございます!
同志がいらっしゃいましたか〜!!ほんとに、桂木を彷彿させる雰囲気を持っていて私もドキドキしました〜

みみリン

私は一巻の表紙をみて、桂木様!?って思って買いました。中身は全然違いましたが、冷めた表情がちょっと似ていてドキドキしちゃいました。
上下巻共に良くまとまっていて読後感も良かったです!

隣で共に歩む

下巻の表紙も良い…並べて眺めたい。

発電所の建設が進み、問題も出てくる中エドワードの献身が素晴らしいです。
現場の賄いから肉体労働から、工夫たちへの対応などもやってのけ、その上亮二の世話(色んな意味で)までこなす姿に惚れ惚れしてしまいます。

亮二が中原に工事の進捗を褒められた時の表情が切なく、やはりまだ中原に執着しているのかなと悲しくなったりしましたが、エドワードの存在が亮二の中でかけがえのないモノになっていたようで嬉しかったです。

閉じ込められた暗闇の中から救い出してくれたエドもまた素敵すぎて、王子か⁉︎と思いました。
朝にヒゲが伸びて恥ずかしがってるエドは可愛いし…こんなの手放せるはずないよなっ。

狭い布団に大きな2人がチマっと仲良く並んで寝ている様子が可愛かったです。
2人仲良く電気のない土地に灯りを灯して行くんだろうなぁと思うと、温かい気持ちになれる作品でした。

8

全部回収、そして萌え

これ5巻くらいあってもいいな!って思いました。
そのくらい壮大さを感じるのに、きちんと上下巻で描き切ってるの素晴らしいです。

発電所のあるべき目的と本来の用途のギャップに悩み、葛藤する佐伯を献身的にエドが支える尊いターンです。明治期、まだまだ産業が発展していない分、働く男たちの展望も壮大でロマンを感じるので、こういうお仕事設定は萌えます。

佐伯の主であったイケオジが現れ、発電所の工事も佐伯とエドの関係も佳境!な下巻。自分の助手に留まらせるには惜しい才気あふれるエドを手離し、東京で学ばせようとする佐伯ですが、もはや彼にとってなくてはならない存在になってしまっていたことに気づくわけです。主従から恋人、仕事のパートナーとして2人で一緒に歩んでいこうと決意する展開に(わかっちゃいるけど)胸が熱くなるのでした(安心安定)。いったん別れて何年か後パターンはあるあるですが、別れない選択肢、いやもう大好きなんだから離れたくないよね!一緒に成長すればいいんですよ!

上巻よりもさらに過去に遡った2人の出自をさらっと盛り込み、途中ちょっとハラハラの展開から絆を強める2人の愛溢れる終盤、そして甘々な書き下ろしと、もう本当に上手いです。エロもスリルも涙も盛り込まれてるし、なにより読みやすいです!!

たつもと先生の作風は、綺麗だけどクールというより温かみがあってほっこりします。(癒される…)
カバー下は上下巻ともに”可愛い亮二さん”ですね。コミコミさんのリーフレットも”可愛い亮二さん”、カフェでのいちゃこらでした。

8

攻エドワード万能説

「この仕事が終わったら東京に行かせてほしい」
その言葉以来、彼は自分を抱くことをやめた。
望んでいたはずのエドの巣立ちに心揺れる亮二。
さらにかつての思い人中原から「一緒に来ないか」と誘われ――?

綺麗な正統派ストーリー曲線を描き、ちゃんとドキドキ、ちゃんとハピエンの下巻です。

ターニングポイントや見せ場がキチっとしていて、話のメリハリが効いているのが特徴的。
ベースとしては問題が起きて、葛藤して、解決してという感じでサクサク進みます。

電気開発事業の大岩問題は、エドの気回し力で上手く事が運び、
亮二が長年抱えていた中原への執着は、エドへの想いに気づけたことで成仏し、
東京巣立ち問題は、亮二閉じ込め事件で二人が命の危機に瀕したことで互いに離れてはいけない存在であると確認できました。

とにかくエドのスパダリぶりをこれでもかと見せつけられましたね。
特に閉じ込められた亮二を助けに満を持して登場するシーンはヒーローショーさながら。
そんな簡単に解決……?したっていいの!BLだもの!と突き抜けるファンタジー感も一種の見どころです。

上巻に比べるとイベントが多く、情緒にかける時間は少なめ。
ですが、上巻で盛り上げた気持ちを今巻でしっかり回収してくれるので、物足りなさ、忙しなさは感じずちょうどよいテンポだったと思います。
上下巻同時発売なのも空気を壊さずに読めるので◎。

想定外だったのは中原さんの黒幕具合と彼の結末……。
いざこざでそこまでしちゃうかぁ~~急にサイコ?と若干雰囲気の違和感はありましたが、メインではないのでそこまで差支えはないでしょう。

ラスト、二人が単なる主従関係から正真正銘公私に渡るパートナーとなるところまでを見届けて幸せな気持ちで読了。
全体を通して上品かつ、素直で癖の少ないBLでした。
地味に浴衣や三つ揃えスーツ、丸眼鏡と小道具も効いていてビジュアル的にも楽しい一冊。
ストーリーにリンクし、読者の心にもふわっと明かりを灯すような、万人におススメできる作品です。

4

光は。覆い尽くす闇をこじ開け、未来へと。

私の心配は杞憂で、ホッと胸を撫で下ろす、下巻・結末。
意外にも。電気開通の竣工は、亮二が閉じ込められるという事故があったにせよ、悲惨な結末にもならずに大成功を治める。ホッ。
軍部に電気を使われようと、ちゃんと市井に明かりを灯す事に成功するのだ。
それよりも。中原の語る、亮二の過去の方が壮絶でビックリ。私はてっきり書生だった亮二を手篭めにしたのは中原ただ一人だと思っていたのに。没落士族の息子だった亮二は、商家に引き取られ、子供の内から男共の慰み者になっていたと言う。そんな地獄から救ったのが中原だった。亮二にとって。中原は恩人でもあったのだ。中原ときちんと訣別出来た亮二だったが、中原の末路は悲惨なので。これは、中原の自業自得だったとしても、やはり切ない。
エドワードの過去も物語の中で明かされる。彼もまた、技師の息子で、英国と日本の技術提携の為に来日した父と共に事故に巻き込まれていたのだ。
エドワードの視力の低下は、ちゃんと医師に診せようというところで終わる。幼ない頃の事故との因果関係も明かされずに終わる。『いつか視えなくなっても…。』亮二は側にいてエドワードの目になろうと決意しているし。エドワードも、決して亮二の側を離れないと誓う。決して離れない。その事を確かめ合う様に、何度も何度も抱き合う2人。
その事自体は素敵なんだけど。何だかふわっとした様な気もしないでも無い。
けれど。温かい未来へと予感させてくれて、その事に安堵。

描き下ろしはその名の通り「甘い休暇」。

エドワードは、亮二の側で役に立てる為に、東京で勉強しようとしていたが、結局ベタベタとずーっと側に居て支える事になる。亮二の言う様に、いつか2人で異国へ行き、学び、もっと広い世界を見て欲しいな、とも思う。
私達が普通に使う電力の祖に、こんな風に尽力した愛が有ったかもしれない、なんて。
思いを馳せてもみるのだ。たつもとみお先生はやっぱり社会派なんだなって、私は思う。

8

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