あてない処に君あらば

atenai tokoro ni kimi araba

あてない処に君あらば
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×212
  • 萌10
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
175
評価数
44
平均
4 / 5
神率
43.2%
著者
ほど 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033271

あらすじ

「俺は お前に想われるような奴じゃないよ」
それでもそばにいたい 何度でもそう思う

専門学校職員の佐伯は、先輩の高嶋が好きだ。
人柄が良く、男が好きだと打ち明けても
変わらず接してくれる高嶋に惹かれていた。
告白するつもりはなかった──
けれど、出張先で大雪に見舞われたある夜、
佐伯は高嶋とふたりきりで過ごすことになり、
思いがけず自身の想いを告げてしまう。
以来、高嶋と触れあえる関係になった佐伯は、
高嶋がずっと忘れられずにいる存在を知って…?

表題作あてない処に君あらば

佐伯 航 、専門学校職員
高嶋 悠也、専門学校職員

その他の収録作品

  • 一年後の二人

レビュー投稿数10

全ページ美しくて素敵な世界観だった

ほどさんの作品を読んでいると、性別や年齢関係なく、人の可愛い部分をとても素敵な世界観で描く人だなぁと思います。あと気恥ずかしさを描かれるのが上手すぎてこっちまで照れる…
表情だけでなく恋する人の触れ方も雄弁で、情景やシンプルな台詞も詩的で、全ページ美しくて、お話は濃い方ではないですが読み応えがありました。
後輩で高嶋の事が大好きな佐伯、「顔に書いてあるってこういう顔」が如く、その時々で感情をちゃんとリアクションと言葉で伝えるのがとても良いし、160Pの台詞にはグッときました。
告白されれば誰とでもだった高嶋、彼なりの行動だったのが理解できたのも良かった、それはそれで相手には酷だけど…
過去の彼は少し可哀想だったけど、出てくる人みんな性格が良くて癒されました。

ベッドシーンは多くはないですが、流れや台詞、コマ割りもとても好きでした。キスの角度や手の置き方が最高…
Renta先行・修正細白線(修正気にされる方おすすめです)

9

胸に沁みる…

ああー…泣いてしまいました。
なんて切ないストーリーだったんだろう。

1話目から胸にグッとくるものがある。
好きだった高嶋と身体を繋げて、「泣きそうです」の佐伯の言葉に、私ももらい泣き。
1話目からこんな始まりで、今後の展開がどうなっていくんだろうと期待と不安が入り混じりました。

佐伯の片想いから始まる物語。
先輩の高嶋に片想いをしている佐伯は、雪トラブルから高嶋とラブホに泊まることになり、そのとき高嶋と関係を持ってしまいます。

良かったね、ハッピーエンドだね!

…じゃあないんです。ここからなんです大事なのは。佐伯は好きだった高島と身体の関係を持って距離が近づいたことでウキウキ。それに対して高嶋は距離を置こうとしていて、2人の温度差は歴然。…なんかピリついた不穏な空気感すら漂っていて、胸がザワついて仕方ありませんでした。

高嶋が突き放したような態度をとるのには理由があって、これこそがこのストーリーの核心。高校時代の親友との間にあったことが、佐伯のトラウマになっています。
このエピソードが切なくて苦しかった。
痛いとかそんなんじゃないんです、気持ちのぶつけようのないところが切なくて堪らない。

前に進めずにいる理由。
佐伯に対して突き放す理由。
それこそが高嶋の心のしこり。

あの時こうすれば良かったんじゃないかとか、色々と考えてしまう高嶋の気持が理解出来ました。前にも後ろにも進めない自分にもどかしく思う気持ちも分かりました。
でもこのままじゃいけないんだと思わせてくれた佐伯の熱い想いと温かい温もり。


佐伯の一途な気持ちがじわじわとパンチ効いてくるんですよ。高嶋を離さない、守っていくぞーっていう曇りのない高嶋への愛に胸がジワっと熱くなりました。好き好き言うだけのアプローチだけじゃなくて、ちゃんと高嶋の気持ちを考えて寄り添っているのが素敵でしたね。


でもですね、私は思うんです。
高嶋が佐伯の気持ちに向き合い全てが吹っ切れたあと、再び2人が身体を繋げたとき、高嶋は佐伯が初めての相手だと告白しました。

それを聞いたとき、高嶋の中で答えはもう出ていたんだな、と思いました。後にも先にも佐伯だけが高嶋の愛する人だったんだなぁと…。

自分なんか幸せになる資格なんかないと思って過ごしてきたと思います。もしかしたら、佐伯のことが高嶋も最初から好きでいたけど、「佐伯の恋を応援するよ」と建前で言っていたかもしれないし、佐伯からの告白もラブホでのことも実は嬉しくて堪らなかったのは高嶋も同じだったのかも知れない。(じゃなければすぐにセックスしないと思う)

この物語のシーンからは語られていない、色んなことが想像できてしまいました。それだけ深く、余韻感溢れたストーリーになっていると思います。再読しましたが、やはり2度目の方がストーリーが心に落ちます。

全体的には切なさでいっぱいだったけど、最後は多幸感で満たされました。描き下ろしでは、フッと力の抜けた2人の仲睦まじい関係にホッコリしました(^ ^)

7

誰かを救うほどの愛

言葉選びが本当にすきです。綺麗。
日本語っていいな、って思う。

忘れられない人がいる先輩とそんな先輩を想う後輩のお話。後輩が健気すぎて泣ける。めちゃくちゃいい子。

切なさ切なさ切なさ・・・!!!の中にある温かさに読んでいるこちらまで救われるような作品でした。好きです。

4

ホワホワではない?!

ほど先生の今までの作品とは、なんだか雰囲気が違う表紙。

ほど先生の表紙って、背景が白多いなぁ〜。
んー、でも今までのはなんだかポップな水玉模様みたいのが散りばめられていたのに。

こ、これは…なんだか、切ないような。
そんなお話!?

帯の
「俺だったら絶対に手放したりなんてしない」
いいなぁ、このセリフ。

と、じっくり表紙と帯を眺めてから読み始め…。

ありゃ、早々に帯のセリフ出てきた。
少し、想像していたシーンとは違っていて帯ほどインパクトがなかった…。

切ない雰囲気は「高嶋」の過去にあった。
その過去に違う線で「佐伯」が絡んでいたけれど無事に年下ワンコは想いを遂げた。

ホワホワではないけれど、なんだろう。
やっぱり、ホワ〜て感じ。

ほど先生のホワホワ感が好き。

2

号泣した

何かが私の琴線に触れてしまい、中盤から終盤にかけて号泣しながら読みました。
涙が止まらなかった...

最初は、攻めからの好意に対して煮え切らない態度をとる受けにイライラしていたのですが...過去がわかれば、納得できました。
清算できていない感情があったからこそ、ああいう態度だったのだと。

今作の功労者は、確実に攻めですね。
受けからどんな反応が返ってきても、決して諦めない。
一途に想い続ける気持ちの強いワンコ攻めでした。

主役である2人よりも感情移入してしまったのが、受けの憂いの原因である平松でして...彼のことを考えると苦しくて仕方ありませんでした。

今までのほど先生の作品は、悪人のいない優しい世界でした。
それとは一変した今作は、切なさを含みこちらに幸せとは何かを訴えかけてきます。
新しい世界を見せていただきました。次の作品も楽しみにしています。

0

過去にとらわれる

好きだった人が既に亡くなっている話。なかなか過去の男に勝つのって難しいです。
好きだった人との思い出って、どれも綺麗で尊いですから、記憶の中の好きな人にはなかなか勝てません。

高嶋さんは、平松の事を好きだったのか。そこが曖昧なところも余計に過去を引きずる原因になっているのかもしれません。
こういう人には年下ワンコが合いますね。それもちゃんと「待て」ができると尚よし、です。
佐伯は好きとなったら、一直線なところもあるけど、平松との過去を忘れられない高嶋さんを無理やり体の関係に持ち込むことなく、彼から来てくれるのを待っていたところが良かったと思います。
そして、自分には価値がないと思い込んでいる高嶋さんに、真っすぐに愛を伝える所も素敵です。

平松はきっと高嶋さんの幸せを願っているし、それが佐伯なら喜んでくれるんじゃないでしょうか。
今まで心から楽しめなかった高嶋さんが、佐伯と一緒にいて幸せを感じてくれるといいな。そのためにも佐伯は健康でいなくちゃ。
ふたりとも末永くお幸せに。

0

恋路の迷子に降る恋は

ちるちるの記事/作者様インタビューに飛びついて、の購入。
読んでみると…
ちょっと思ってたのと違う。

いや、勿論。切ないよ。心打つよ。
でもそれは。

読み進めて初めてわかる、友人の死。
お互い言葉で「好意」をはっきりさせない。でもそれは曖昧にすることで関係性を現状維持で続ける、という意図があったわけだけど。
「続ける」というのは今日と同じ明日が来る、という前提があってのこと。
ならば、一方が永遠にいなくなったら…?

まるで贖罪のように愛でもなく恋でもない日々を漫然と過ごして。
そこに現れた後輩の熱からも、逃げるしかない。

片や情熱的な片想い。
片や臆病な逃げ。
BL展開としては見慣れたもの。
だから、正直「感動」までいかず。
ただ、死んだ友人との関係性が「恋人」ではなかったことに新鮮さがあったように思う。
始まってもいなかったからこそ、いつまでも引きずってしまう感情。
そこが表現されていたように思う。
「恋人」が死んだわけでもないのにやさぐれて誰とでも浅く付き合い。
男の佐伯とも呆気なく寝て。
しかし追われれば逃げて。
一方佐伯は一途ですね。
こちらは逆に深みが無いところからの、難しい恋に飛び込んで成熟していくような感覚。

性愛表現としては、最初のシーンが一番官能的だったと思う。私の感覚では、高嶋の表情に切なさが足りない。心情よりも顔が明るくなっちゃってる?そこは画力の問題なのかもしれない。
「目」または「視線」の表現、線一本の描き方、向きや位置で表情は大きく変わる。だから「目」だけで切なさや感情の揺れが描けるまで…
期待してます。

6

感動

まっすぐに高嶋を想う佐伯と身体は重ねたのにどこか遠くを見ている高嶋。その気持ちの温度差の理由は切なくて、そしてそれは自分たちがいくら努力しても解決できないモノだというのが悲しくて。
胸が締め付けられるような展開に、このふたりが幸せになる未来はあるのかな…なんて思ったりしましたが。
もういなくなってしまった彼も含めすべての人が優しいので、しっかりと救われる結末となっていてすごく安心しました。

高嶋の胸にある後悔は簡単には消えないかもしれないけれど、佐伯と過ごす日々の中でそのカタチが変わっていってくれたらいいな。

わんこっぽさ全開の佐伯に癒やされながら、想いを寄せている高嶋との温かいやり取りにほんわかしつつ。表紙からもひしひしと伝わるような切なさに苦しくなる場面もありましたが、すべていいバランスで感動いっぱいなお話でした。

2

あいつとしたかった恋愛

ほど先生にはデビュー作
「フロムヘブンヘブン」で撃ち抜かれたので
作家買いです。3冊目のコミックスかな?
今回の新刊ですが何やらすごくシリアスなカバーで。。
読んでいて私はずーっと切なかったです。
職場の先輩後輩年下攻めですが
先にネタバレ言ってしまうと死んだ思い人との
三角関係に近いですね、、
もう受けの先輩の後悔の念がすごい。
悔やんで悔やみきれない思い。
あの時ああすれば〜、、
正直攻め厨の私には後輩君の攻め力が
ちょっと足らなかったかなと。。
死んだ同級生の方が好きな攻めですわこれ。
ですがほど先生心理描写はやっぱり上手で丁寧ではありました。
切ない系のお話が好きな人には
おススメします。

0

ちょっと強引くらいでちょうどいい

後でやろうはバカ野郎
自分に何回も言い聞かせているのに何度でも繰り返す

買ったはいいがこれはちょっと「置いといて」ってやったら行方不明になっちゃって やっと発見 
作品読ませていただくのは2冊め 新刊情報でお名前見つけたときは今度はどんな幸せがくるのかけっこう楽しみにしてました ←でも無くしかける


読みすすめるとイヤでもわかってしまう巡り合わせから始まる恋ってのなんだけど なんの変哲もない感じがいいのか悪いのか

下手に突飛な展開をもってこられてもドン引きではあるんだけど 巡り合わせを知ってしまってからは最後まで想像通り


確かに 遮った過去に身動きとれなくなって諦めきれない想いに空回る子や 進めないでいるその人を健気に思い続ける切なさってのはあるので読んでいればそれなりに思うことはあるのだけれど こう グワーーーーーーーッとくるようなものはなかったんだよな

しかも 身体は開いても思いは通じないまま 攻めの一方的な感情で話が流されてるだけのような なんというか
立ち止まったままでもいいんだけど 受けがぐずぐずとする言い訳にも女々しさだけが増してきて 受け入れられない哀しみとか申し訳なさより 相手に持った感情拗らせ素直になれないめんどくさい人に見えてきちゃって それでいてコロッと落ちたもんだから うーーん


そうね いつまでも煮え切らない人にはこれくらい一途で馬鹿健気で強引な方がいいのよね うんうんわかるわかる とか
はいはいはい ご都合って言われてもそうしないと先には進めませんものね ここまできたら とか

そんな風にひねた見方しかできなかった 申し訳ない

なんでこう 囚われた過去から救われるような優しいお話しを素直に読むことができないんだ あたしってヤツぁッ!

個人的には大きな感動も 派手な興奮もないままさらっと読んでしまったんだけど
もろもろいい話風にすべて収まったし 無事つき合うことになった喜びとかね

うんうんよかったよかった きっとここからは幸せな日々よ

2

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