コミック

  • 君が笑えばそれで今日は

君が笑えばそれで今日は

kimi ga waraeba sore de kyou ha

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作君が笑えばそれで今日は

末永 啓太・大学2年生
市川 明夫・大学3年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下:漫画

あらすじ

あふれるほどに、甘酸っぱい恋

彼も俺と同じように、幸せだったり、不幸だったりするのだろうか──

大学生の市川は、週に何度か駅で見かける青年が気になっている。
最近こっちを見ていることが多くて、今日は目が合った。
その日、市川はセフレの水尾に彼女がいることを仲間から聞く。
実は水尾に片思いをしていた市川。
ヤケ酒をして酔い潰れていると、気になっていた青年・末永と偶然出会い……。

作品情報

作品名
君が笑えばそれで今日は
著者
ほど 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815502041
3.8

(51)

(16)

萌々

(16)

(16)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
194
評価数
51
平均
3.8 / 5
神率
31.4%

レビュー投稿数5

大好きな作品

絵もとっても綺麗でお話も切なくなるところもあれば癒されるところもある最高な作品です✨✨

1

見つめた先で得られたもの

最初に少しだけ思ったのは、きっかけがなんだか前作と似ているような...というところ。
お互いにお互いのことを密かに見ていて、視線が交わり物語が始まる。序盤はどうしても、似てるなあという印象だったのですが。

物語を読み進めていけば、内容としては全くそんなことはなかったです。


受けは、一目ぼれした相手にビッチなふりをして、触れることを許してもらっている不憫さん。
この相手に対して、受けがフェラする描写があるので、攻め以外と性的接触があるの苦手な人は注意が必要です。
純朴そうな見た目と中身は反しないのですが、なかなか思い切った行動をしています。でも攻めと出会って、幸せへと一歩踏み出していきます。

攻めは表情変化が少ないですが、性格の良い好青年。受けと比べると、大人っぽい。
これが受けと関わると、表情に変化が起こったり、若い感情をむき出しにしてみたり。良い攻めの宝石箱でした。

基本的には、優しくてほのぼの。極悪人も出てきません。
受けが片思いしていた相手も、攻めとの関係が良い方向へむくための、良い役割をしてくれていました。

精神的にどちらかに寄りかかることなく、一緒に歩んでいく印象の2人。
なんといっても年下攻めなので、描きおろしは最高に萌えました。
だっこ、なんて最高!!!!

4

じんわり優しいお話

駅で見かけるちょっと気になる人から距離が縮まっていくのが微笑ましい!


軽い振りして体の関係(挿入なし)を友人と持っていた市川の本当の気持ちを抑えなければいけなかったところ、いつかは…って期待していた気持ちが切なくて、その悲しみ辛さを末永と過ごすことで少しづつ前向きになって満たされてく様子や末永の言葉が光ってました。穏やかなやりとりが可愛くてキュン!

ただ、ショックだったのは初エッチが数コマだったこと!??
これはこれで素敵なんだけど!2ページに渡ってはいるものの数コマ!!初めての両想いなのに!処女貫通なのに!?2人から情欲をあまり感じてなかったので、気持ち通じ合っての即エッチにも驚き、はしょってまでエロねじ込む必要ある?と残念な気持ちになってしまいました。
この後の「愛情と性欲は別」発言がもたらすすれ違いにも必要なシーンで、改めて読むとふんわり描写も雰囲気にあってるなとも思うんですが、処女からしか味わえないエロを大切にしているので悲しみ強かった…

今度はきちんと気持ちを伝えてからの後半のエッチは愛情たっぷり感じられました!!

市川がちょっと年上の余裕見せたり、末永がマイペースに引っ張ったり甘えたり年下っぽいところも可愛くて、じっくり育ててきた末永の気持ちが市川に伝わって、一緒に笑顔を作ろうってじーーーんときて、読了感はほんわか良かったです!!

2

心に優しい

ほど先生の作品は、読んだ後の「ワァ〜読んでよかったなぁ」って気持ちが特に強いです。主観。

言葉選びが上手で、読んでいて素敵な言葉だなぁと何度も思いその度に引き込まれました。
おかげで、やってること割と最低なのにセフレの水尾君のことを全然嫌いになれずむしろ好きになるという…。だって、あんなこと言うんだもんなぁ。

穏やかで優しい気持ちになれるBL読みたいなぁ、という方におすすめです。

3

ほんわかカップル

大学生同士の初心で可愛らしい恋のお話でした。

同級生の水尾のことが好きだったのにその気持ちを真っ直ぐ伝えることが出来なかった市川が
失恋してしまうところからお話は始まっていきました。
好きだと伝えて側にいることさえ出来なくなるならいっそセフレに…と考えた市川の気持ちはわからなくもないけれど
なんだか極端な感じがしてしまったし、そもそも顔に出やすい市川が水尾に上手く嘘をつけていたのかなと疑問にも思いました。
咄嗟についた嘘で後に末永も傷付くことになったのは悲しかったです。

末永は駅でよく見かける青年なだけで接点はなかったのでどんな風に登場するのかなと思っていましたが、意外とすんなり出会ってスルッと仲良くなり、さらりと告白する流れにちょっと上手くいきすぎかな?と思う部分もありましたが。
きちんと恋人になる前に気持ちのすれ違いがあったことでお互いに気持ちを伝えることが大事だと気付き、一緒に成長していくような展開は微笑ましくて素敵でした。

胸が締め付けられるような切なさや苦しさはなく、平和でほんわかした気持ちになれるお話だったなと思いました。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP