イラスト入り
ハウスメイドの都築とラブラブ新婚生活を送る杏介だったが、大学生になった子供の真樹に二人のカンケイを知られてしまって…!?
父親篇の「ハウスメイドに恋をして」の続編があの可愛かった子供が大人に
なっての登場で、受けパパの息子はやはり受けでした(笑)
前作ではあまり感動したような感じがしなかったので中立評価なんて作家に失礼な
評価を付けていたみたいで、ごめんなさいって感じだったのですが、今回の続編は
思わずウルウルさせられる家族ものでありました。
成長した息子が、同性の恋人を得て、親に紹介も出来ない秘密の関係が嫌で
大好きな父親に大事な恋人を紹介したいと思ったことから始まります。
世の中狭いと言うか、息子が恋人に選んだのはハウスキーパー青志の甥っ子で
その甥っ子が息子の真樹の恋人としてやって来たことで真樹に二人の関係を
秘密にして来た二人は事実を知った真樹に裏切りものみたいな罵倒で嫌われる。
でも青志の過去を考えればやっと手に入れた大切な家族を壊してしまうかも
知れない状況が怖くて言えないって気持ちが伝わります。
真樹の家族になのに自分だけ除け者にされた感じでの怒りも解るけれど、
恋人から青志の過去を聞き、自分がただ拗ねているだけだと気がつき許すのです。
なんだか悔しいけれお手軽な私は感動しちゃうのです。
同時収録されているのは分かり合えた家族が再び仕切り直しで息子の恋人を
あらためて紹介しての顔合わせ編になります。
アットホームな感じで優しい話だったように思います。
「ハウスメイドに恋をして」の続きだ~っ。
続きということで、またアッサリとしたお話かと思ってましたが
青志の辛い過去がハッキリと解ってちょっとウルッときたじゃないか。
読み始めて、あの可愛かった息子(真樹)が20才超えててちょっとびっくりしたさ(笑)
そして既に付き合って2年経つ恋人(勿論、男)がいたというのにも驚き!!
親に彼氏(智宏)を紹介するというところから始まります。
家に着き、ドキドキしながらもご対面、そしてそこから話が急展開?!
智宏が青志を見て「おじさんだ」
はい、確かに父親達はおじさんです。
(そうじゃなくって、本当に青志は智宏の叔父さんだった!!)
そこから話はややこしくなり、自分の父親達が自分を騙して付き合っていたと激怒。
着いてものの5分もしない間に家を出て行った。
智宏は何も言わず、真樹の好きなようにさせてくれていましたが
1週間ほど経ったある日、母親(の姉)から聞いた青志とお母さんの過去を話し始めます。
その話を聞いた真樹はいてもたってもいられず実家へと向かうのです。
真樹も本当は解ってるんです。
最初はビックリもしたし、怒ったけれど
仲間はずれにされたようで、ただ拗ねてる(寂しかった)だけ。
お互い言いたい事を言って仲直りです。
そして改めてのご対面!!
今度は高級焼肉店でお酒も入りみんな打ち解けてます。
ほのぼのとした良い感じのお話でした。
入江家はそれぞれ良い男をゲットしたという事ですね!!
この話は『ハウスメイドに恋をして』で、当時小学一年生だった真樹が大学四年生になってからの続編になる。
今回も、前作ほどではなくても恋愛要素と他の世間話的な配分が偏っているのが気になり、話に入り込み辛かった。
話の前半は大学四年生という年頃らしく、年上の恋人を家族にどう紹介しようかとか、就職活動が上手くいかないとかに触れてはいる。
意を決して同性の恋人を紹介しようとした矢先に、父親とハウスキーパーの都築の恋仲を長年隠されていたと知った反応が、いくらショックだったとはいえ子供じみた様子で拗ねているのにイラついた。
後半では今回登場する真樹の恋人・智宏と都築が実は親戚っていう偶然が発覚したのを通して、都築の不幸な生い立ちもクルーズアップされる。
この経緯を通して正直智宏と真樹の関係は結局どうなんだ?ってイラつきが更に増えてしまった。
普段は小説を読んでいてホームドラマっぽさや家族愛を感じる要素が大好きなのに
これはないよ~~っっって愚痴ってしまった。
キャラ萌えで乗り切ろうにも、どうも森本さんの書く受けって年齢よりも幼いところが気になって…。
私は普段は年下受けが好きでも、受けは年相応にしっかりした子じゃないと萌えない…。