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表題作ビギナーズ ラブ

釣りの師匠で同じ会社の社員 岡林巧
釣りで出会った社長の息子 武波豊

同時収録作品家政婦の三島サン

家政夫 三島
兄の娘を預かる会社員 米倉祐二

同時収録作品ラブフェイクスパイダー

高校3年生 蓮沼
理科の教師 高坂

同時収録作品つまんで舐めて召し上がれ

砂糖

その他の収録作品

  • キャッチアンドラブ
  • 彼は水を得た魚
  • あとがき

あらすじ

釣り場で出会った超ビギナーに釣りを教えることになった巧。東京でかれに再開したら……なんと勤めている会社の次期社長!? 天然おっとりおぼっちゃまに振り回され、釣りだけでなくHなコトまで教えるはめになってしまい…!?

(出版社より)

作品情報

作品名
ビギナーズ ラブ
著者
畔ミチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
ISBN
9784812482001
3.7

(34)

(9)

萌々

(11)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
126
評価数
34
平均
3.7 / 5
神率
26.5%

レビュー投稿数9

土佐弁『釣り〇カ日誌』(笑)

帯から既に土佐弁!うん、何だか期待できそう!と、迷わず書店で手にしたこの本。

まずは表題作。釣り好きな攻めが漁を終えて帰ろうとしていたところに、思い切り初心者で、しかも素直で可愛い豊くんと出逢います。

この豊くん、実は社長令息で、次期社長。社内報を読んでいなかった巧(攻め)は、『武波』の苗字が同じだったことを今さらながら気づくのですが、成り行きから釣りを教えている彼の姿と、切れ者で評判な社内の彼とのギャップに、『ノンケと釣り仲間には手を出さない』と決めていた決意もグラグラ。。

そして、こんなに早く?!という位の速さで二人はくっついてしまいます。。(短編仕様だな。。と思ったら、どうやら『方言特集』の作品だったようで、納得)

続編は、豊くんの許婚者に会うお話で、まさかの三角関係になることもなく、病室エッチのオマケ?つきでした。

他の作品は、『男が好きな性癖に気づき、子連れバツイチになった兄』を応援する為、姪のお世話に悪戦苦闘する弟が、限界を感じて依頼した家政夫と恋に堕ちるお話と、冴えない教師がモテ男の学生から恋の悩みを打ち明けられ、協力という名のデートを重ね、いつしかその生徒に惹かれている現実を自覚したところで、実はその恋の相手が自分だったという年下攻めのお話。そして、もう1つが砂糖と塩(調味料の擬人化)のお話でした。

描き下ろしは『ビギナーズ ラブ』のイチャイチャ話。(恋する〇はキレイさ~←古!というアレです)

全体的に糖度高し。甘いお話が苦手な方は要注意です。個人的には、この作品が連載のお話だったら、もう少しじれったさとか膨らんで、面白いように思いますが、これはこれでぐるぐる悩むシーンは少なく、ライトな感じで展開していくので、気楽に甘めのお話が読みたい時にはオススメかと。。

そうそう!方言萌えの方は、攻めが高知の人なので、土佐弁バリバリの表題作は良いですよ~。

4

BL版甘い釣り○カ日誌

釣りが縁で知り合った二人、まさにあの有名な映画と似ているけれど、
釣りの師匠はあの映画みたいに仕事よりも優先なんてところまでいっていないし、
相手は次期社長とはいえ、何やらピュアさ全開の天然世間知らずなところもある
可愛らしい感じで、まるまるオリジナリティー溢れるラブ。

それに本場高知の土佐弁がいい味出している感じで攻めである巧の実家家族の
なんてポジティブで理解のある明るく軽妙な雰囲気も良かったですね。
受けの豊のワンコ状態で懐きまくる姿も可愛いけれど、いざとなったら男前な
態度で二人の仲を永遠たらしめる雰囲気も素敵。
豊の可愛い幼なじみが出て来て可愛い嫉妬やビックリトラブルもあるけれど
もちろん最後まで甘くコミカルで読みやすい秀作でした。

3

ハッピーな釣りバカ日誌!?


読んでて楽しい釣りバカ日誌的な♪

絵も受けも可愛い( ´・◡・`♥)
評価が良かったので購入しましたが、買って良かった。

エビで鯛を釣った攻めの方言もツボでした。

1

純粋って、行動的かも。

なんとも可愛らしいタイトルと絵柄に、きっと可愛いお話なのだろうなぁと期待して購入しました。
そうしましたら案の定とっても可愛くて、しかもHシーンもしっかり!
「ええーそんなに!?い、いいの!?(何が)」
と焦ってしまったくらいでした。(笑)

表題作と続編を含む5作品の短編集。(表題作は巻末に書き下ろし有り)
いずれも軽快なテンポとコミカルかつカワイイ味付けで、とても読みやすい作品でした。そしてもれなくHシーン有り!(←力説するよねw)


『ビギナーズ ラブ』
サラリーマンの岡林巧が釣り場で出会った磯釣りビギナーのほんわかカワイコちゃん・武波豊。
実は勤務先の次期社長!(社内報くらい読まないとねぇ)
釣り仲間とノンケには手を出さない主義だった岡林だけど、ワンコな耳とシッポ生やしてなついて来られては可愛くてしようがないですよ…。

そんなある週末、船釣りしにふたりで岡林の実家の高知へ帰省。
息子がゲイと承知の家族の前でそうとは知らない豊クンたら
「巧さんは僕にとって大切な人です」
と爆弾発言!?
そりゃ恋仲との誤解も生じますわな~。(そしてこの時に限って下の名前で!)

結局その夜想いが通じ合って結ばれます。…が、初回からいきなり朝までってあーたたち!w
お赤飯まで炊かれちゃって。ま~めでたいこと♪

しかしお母様ったら、前の晩から小豆だのもち米だの仕込んでたんでしょうか…なんてつい考えてしまうw


『キャッチ アンド ラブ』
表題作の続編。
岡林は自分が豊にとって初めて付き合う人間と知り、申し訳なさを覚えると共に一生大切にする事を心に誓います。(だからって何も泣かなくても)

そんな時、出張先で出会った豊の許嫁・菫。(これまた育ちの良さそうな、ほんわかなお嬢様)
彼らが海釣りに行くのを羨ましがる彼女を岡林は快く受け入れます。
親同士が勝手に決めたとは言えお似合いのふたりに切なくなる岡林ですけど、それを態度に出さず親切に彼女の世話を焼く姿は大人ですよね。

そんな様子に豊がまさかのヤキモチ☆(何と人生初!)
ワンコ耳は垂れてるわシッポは股に挟まってるわ…でプルプルされちゃ可愛い過ぎてたまらんぜよ!

アクシデントで海に落ちた岡林は、念のため病院で検査。
病室で、実は自分の大切な人を彼女に紹介したかったのだ、と豊から明かされます。
キミは元々ゲイではないし、好きな女の子が出来ると思うから…という岡林に、自分の気持ちをしっかりと伝える豊。
この静かなやり取りが、ああ社会人の恋愛だなぁ…なんて思えました。

しかーし!じ~んとしたのもつかの間。病室で致すかキミたち!w
…まぁ個室だからいっか。(そういう問題では)

岡林の「次期社長が未婚て訳にも…」との心配に
「上になっちゃえば口出しさせませんから」
なんて笑顔でサラリと言ってのける頼もしさ!
やっぱ大物だわと実感する岡林なのでした。(笑)

しかしこんなに可愛い豊クン。(でも仕事もデキる点がミソ)
よくあるお目付役ぽい存在もなさそうでしたけど、本当にここまで恋愛経験なしで来たのが奇跡ですな。(初物とか言う岡林…オヤジかw)


あと他に短編3作品。

『家政夫の三島サン』
サラリーマンの祐二と、青年家政婦でゲイの三島のお話。

祐二が三島を意識し始めてからがずいぶん素直で早い展開。
でも説得力があったので、そう簡単に同性に落ちるかなぁ、しかも自発的に…という違和感も大してありませんでした。

主に祐二の視点で進められるストーリーでしたが、攻の三島のキャラをもう少し見たかったなー。ムッツリスケベぶりとか。(勝手に決めるし)


『ラブフェイクスパイダー』
高校教師・高坂と高3男子・蓮沼のお話。

私的見どころはパッとしない高坂の以外に可愛い一面♪
蓮沼とのお試しデートのプランをまとめてきたり、恋愛映画でぐしぐし泣いたり。
先生の新たな魅力にほっこりする蓮沼も幸せそうです。

オチは予想しながらも実際そうなってみて
「え、本当に!?」とビックリ出来る己の素人スキルに驚きました…。(逆にベタ過ぎたからかな?)


『つまんで舐めて召し上がれ』
塩と砂糖の擬人化のお話。
実は一読目で一番気に入った作品です。
砂糖がキリッと美人でツンデレ♪

家主は煮物も趣味の菓子作りもしなくなり、めっきり活躍の場が減ってしまった砂糖。

でも今日のメニューはたまご焼き。
ひさびさに自分の出番かと思いきや…呼ばれたのはまさかのケチャップ!w(何とも申し訳なさそうに出かけていく彼でしたよ…)

あまりのショックにとうとう泣き出してしまう砂糖。
「俺なんか、アリにたかられたって気付かれないんだ!」
とヤケになる始末で、いつも彼にちょっかい出してる塩もさすがにオロオロw
「泣くなって、溶けちまう」
…って、そこでナゼHになだれ込む!w(BLだからだよ!笑)

そして事後。混ざっちゃってどうすんだ、と嘆く砂糖に
「たまには甘じょっぱくても」
などとほざく塩w(すっかり乾いて良かったな、と安堵しながらね)

塩と砂糖はいつも隣同士の腐れ縁…とは、目の着けどころがイイですね~♪


どの作品もちゃんと見せ場を心得ていらして、上手いなー!って思いました。
短編ですし展開の早さは否めませんけど、そこに至るまでが丁寧に描写されているのでお話に無理がなく、とても読みやすいと感じました。
今度は一冊丸々ひとつのお話を読んでみたいですね。

ちなみにこちらの作家さん、ベッドでの乱れた髪の描写がキレイでツボでした。
そうそう、カバー下のおまけマンガも忘れずに♪(飲み込みって、ソッチ!?w)

1

BL版釣りバカはアマアマでした

どれもら面白いですが特に表題作と家政婦の三島サンが好きです。
畔ミチ先生のデビューコミックだそうで絵もキレイだし、内容もよいのでオススメです。

表題作は一言で言えばBL版釣りバカ日誌ですね!
攻めも受けも可愛いのに濡れ場はちゃんと色気があり、攻めはカッコイイのがよかった!
途中で受けの許婚が出てきますがその女性も素敵な人で二人を応援してくれます。女性が絡んでくるのが苦手な方でも安心して読めます。
受も可愛いだけでなくシッカリしているので受が会社を継いだ後も二人は大丈夫だろうなと思える終わり方でした。


家政婦の三島サン
短編なので短いですがもっと読みたかった。
黒髪攻の三島さんがカッコイイ!
受も頑張り屋さんだし可愛いです。(受の姪っ子も可愛くて子供の描き方もお上手です。)
タイプじゃないから…と言っていたのが自制するためだったなんて!受は攻にタイプじゃないからと言われたのを気にしていて、でも勢いで気持ちを告白してしまうのですが受のお兄ちゃんもいい人で上手くまとまってよかった。
もっとラブラブな後日談を読みたかったです。

1

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