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表題作さんかくトワイライト

原一慶、高校2年、無愛想なイケメンハーフ
長谷川未来、高校2年、一途な関西弁ヤンキー

その他の収録作品

  • after story(描き下ろし)
  • カバー下(キャラクター紹介)

あらすじ

高校生でハーフの一慶はふとしたキッカケで喧嘩好きな関西弁ヤンキー、ミキと図書委員をすることに。 そりが合わないミキと過ごすことにうんざりするが、ある日ミキが懐いているという幼馴染で先輩の「わたるん」の存在に気付く。 わたるんと一緒に過ごすミキの様子を見た一慶はあることに気付き…?

作品情報

作品名
さんかくトワイライト
著者
はかた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784864424622
4.3

(205)

(112)

萌々

(61)

(25)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
20
得点
881
評価数
205
平均
4.3 / 5
神率
54.6%

レビュー投稿数20

三角関係にドキドキ!高校生たちのドラマ

一慶×ミキ


高校男子3人が、
三角関係が生まれるわけよ。
それぞれの想いが錯綜し合って、
どうなっちゃうのか読み進めるのがめっちゃドキドキする!
そして3人がそれぞれの想いに向き合っていく姿が、
切なくて思わず胸キュンしてしまいます!


高校2年生の一慶は、
関西弁でヤンキーのミキと図書委員をすることになった。
ミキは先輩で幼馴染の渉に恋心を抱いていて、
それを見ていた一慶の気持ちも揺らいで、
だんだんとミキに恋心が芽生えていく。
ミキも一慶と過ごすうちに惹かれていく。
でも、そこにはミキに執着する渉が絡んできて、
一慶とミキも戸惑うことになっていく。
3人の想いが入り乱れ始めました。

主人公の一慶は、イケメンのハーフ。
でも恋愛には奥手で、人付き合いも苦手で
好きという感情にも理解ができない。ちょっと天然かな。
純粋な気持ちで恋をしていく姿が、超絶イイ感じ!

ミキは、一慶と同じ高校2年生。
ヤンキーというイメージとは裏腹に、実は超純情。
渉がめちゃ好きで、一慶にも惹かれていく姿がかわいらしい!

渉は、イケメンで高校3年生。
ミキが自分のものだと宣言するほど自信満々で、
自己中心的で傲慢な態度が渉らしさかな。

3人の恋心の動態:

ーーミキ→渉:
ミキが幼なじみの渉に昔から恋心を抱いていて、
片想いだけど、めちゃくちゃ好きなの!

ーー一慶→ミキ:
一慶が、ミキが渉に惹かれていることを知って、
恋という気持ちに戸惑いながら、
一慶自身にもミキへの恋心が芽生えたの!

ーー渉→ミキ:
渉にとってミキは可愛くて大切な存在。
一慶とミキが仲良くなっていくのを見て、
ミキに執着するようになり、
最終的にはミキに告白することになる!

ーーミキ→一慶:
ミキが渉に好きと言われて、
渉と付き合うことになった後、
実は、自分が一慶に恋していることに気付いちゃった!

恋の目覚め:
一慶は恋に疎くて全然知らなかった。
ミキに出会って彼が渉に抱く想いを見て、
感動して自分も恋に目覚めた。
寂しいミキを支えてあげて、
衝動的なミキにキスしちゃって、
戸惑いながら
最後にミキに自分の気持ちを伝えるってのは、超素敵じゃないか!
他人が恋する顔を見て自分もドキドキしちゃうのは、あるあるじゃない?
共感して恋心が芽生えるって、
本当に純粋な恋心で最高だよね!

本当の恋を知る:
友達がいなかったミキにとっては、
渉に対して昔から憧れの気持ちがあって、
懐かしさも感じているのかもしれないわね。
一慶と出会ってからは、
彼の優しさや支えに触れて、
本当の恋の意味を知った。
渉にも一慶にも正直に向き合っていく姿がめっちゃ強い!
恋と憧れ、分かりづらいよね。
それぞれの境目が、フワッとした感じがあってね。
でも、恋って相手に惹かれる気持ちが強くて、
一緒にいることが幸せって思えるものだと思わない?

すれ違った恋:
渉はミキに想いを寄せていたけど、
行動に移すのが遅くてすれ違った。
受け入れることも拒むこともできず、相手を傷つけた。
でも、そんな渉も最後にミキに想いを伝えるカッコいい姿を見せた!
恋にはタイミングが本当に大切。
せっかくお互いに想いがあっても、
タイミングが悪いと恋もうまくいかなくなるね。
渉も今度からは、幸せな恋をして欲しいな。

一慶とミキの素晴らしいカップル誕生で、
2人にとって初めての恋の始まり。
恋もエッチも上手くいくように、
今後も幸せでありますように!

委員長の園村さんはさすが委員長だから、
一慶にもミキにも的確なアドバイスをくれて、
2人の恋がうまくいく手助けをしてくれた!
きっと彼女もいい恋ができると思いますよ。

一慶、ミキ、渡、
3人の心理描写が丁寧に描かれていて、
それぞれの葛藤や感情の変化が深く掘り下げられている。
それに、ミキの関西弁がリアルで、
会話も面白いし魅力的です。

ドキドキの恋心を胸に秘めて、
三角関係の恋愛模様が熱くて切なくて
最高な青春ラブストーリーでした。

13

王子様系イケメン視点

男子高校生の青春の良いお話だった。とてもよかったです。


図書委員の一慶が、同じ日にペアで委員会活動をする不良のミキと初めて関わります。
最初は気の合わない2人でしたが、ある事がきっかけでとても仲良くなり、一慶は友達以上の感情が芽生えてきます。
だけど、ミキには片思いをしている渉という先輩がいて…というお話です。


タイトルも「さんかくトワイライト」で、表紙にも3人描かれいます。
ですが、メインで描かれるのは一慶とミキ。
もう1人の渉は印象に残るし重要なキャラですが、当て馬っぽい立ち位置の描かれ方だったかな、と思います。
ザ・三角関係や3Pといったドロドロ感はなく、青春の爽やかなお話として読めました。


一慶は見た目キラキラ王子様系イケメン。
王子様系イケメン視点でお話が進むのが私にとっては新鮮だったし、なんだかとても良かった。
ミキに対する片思いをする悩みだったり、あまり人付き合いが得意ではないところだったりと、
キラキラしてない内面や性格が描かれていて、親近感が湧いたし共感もできて、一慶を見た目だけではなく中身がある人として見ることができました。

ミキは不良だけど、素直で健気。一慶視点だからか、とても可愛らしかったです。
可愛いらしいといっても、女の子らしいとかではなく、性格が可愛いらしかったです。
一慶とミキの2人、とても可愛らしくて好き。ほんとこの2人良い。

もう一人のキャラの渉は、ミステリアスでちょっと大人な雰囲気で素敵でした。
素敵だったけど、私としては一慶とミキが良すぎたのでね。
でも渉もとても良かったので、スピンオフで渉目線のお話を読んでみたいなぁ、と思いました。

絵が今時な感じで、キャラ達のお顔がとてもカッコ良かったです。
絵だけの作品でなく、ストーリーも重くないし甘すぎない、だけどサラッと読めるというお話ではない丁度良いバランスのお話でした。
とても良かったです。

11

東京漫画社さん、ありがとう

あとがきに、2年前から書きたかったけれど、どこでも採用してもらえず、東京漫画社さんでOKもらえて、作品になった、とありました。
東京漫画社さんとの出会いがなければ、この神作品は世の中には出ていなかったのかも、と思うと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
出版社さんにも、いろいろな考えがあるので、内容が良くてもダメな時もあるんだなーと思いました。

懐かない猫が懐いた感じ。いつまでもそばに居ると思っていたら、いつの間にか離れていった。
わたるんが思うミキはこんな感じかな。
わたるんは、酒もタバコもするけれど、思ったほど悪い男じゃなかったです。
ミキが懐いているのをいい事に、悪い事させたりするようなクズじゃなくて良かった。

ミキは一慶と出会って、本来の人懐っこさを発揮できて良かった。こんな可愛い子なのに、ずっと教室では1人だったなんて、勿体なかったです。
一慶は、側から見たら、大きくは変わらないかもしれないけど、教室でも仲良くできる友達出来てたらいいですね。

委員長さん、腐女子に目覚めちゃうかも。
友達の輪が広がってなんだか嬉しい(母目線)。

高校生らしい甘酸っぱい感じで良かったです。

7

切なくも可愛い恋心にキュンが止まらない

はかた先生の作品は可愛くておちゃめでキュンがいっぱいで大好きです。

今作品は高校の同級生同士の恋がテーマ。好きの想いを巡って繰り広げられる密やかな恋心にも、ヒリつく三角関係にも、胸のザワつきを抑えられない嫉妬心にも大いに触れるドキドキキュンキュン必至の一冊でした!


どんなお話かと言いますと、好きになった相手には好きな人がいた。な、お話です。スタートラインはフラットどころかちょいマイナス。
お互いに第一印象が良くない一慶とミキの間に、BLのBの字が起きる余地などありません。


図書委員で過ごす時間が増えていく内に打ち解けて合っていく一慶とミキは、親友のように近い距離まで詰めていくのですが、ミキの口から想い人である"わたるん"こと青葉のことを聞くにつれモヤッていくわけです。
青葉に一途なミキに惹かれていく一慶にとってこの想いはおそらく初恋で、ぐるぐる色んなことを考えてしまいます。

それというのも、一慶を煽ったり挑発したりと厄介な人物だからです。でも顔の良さと色気ある雰囲気が良過ぎて嫌いじゃないキャラクターでした(私個人の意見です 笑)

青葉は2人を引っ掻き回した感はありましたけど、ミキにとってはヒーローで可愛がってくれた先輩には違いありません。青葉の話をするミキの笑顔と無邪気さと一途さに一慶が惚れたきっかけになった存在ではあるんですよね。

当て馬だけど、キューピッド。
恋破れた青葉にとっては複雑な思いですね。
ミキは心変わりをしないと余裕こいていたんでしょうけど、ミキに対して誠実な対応をしていたらまた違った未来になっていたでしょう。

彼がそもそも本気でミキを好きだったのかも私はよく分からなくて、保護者的な意味合いにも感じたし、最後までミステリアスな人物な印象は拭ませんでした。


脇キャラで"わたるん"以外にも忘れちゃならないのが、委員長の園村さん。一慶からもミキからも恋愛相談される頼もしき彼女の存在は、BLでは珍しく癒しの存在でした。彼女も既に2人の大事な友人枠なんじゃないでしょうかね^ ^

恋愛の相談からエッチの相談・報告と…ヘビーな内容を聞かされた彼女の立場は、2人にとって精神安定剤的なポジションかも知れません。
地味めながらも存在感が素敵女子の園村さんにも注目して読んで欲しいです。


男子高校生たちのピュアな愛や切ない恋がギュッと一冊に詰まった素敵な物語でした。くるくる変わる豊かな表情と、こちらにまで萌えが伝播する心理描写が最高です。
恋愛の好きの所在が複雑に絡み合うラブストーリーの側面もありつつ、両想い成就後はエッチで可愛く、たくさんの萌えイオンを浴びまくりました。

キャラも良い。絵も良い。ストーリーも良い。
満足度・おススメ度が高い作品です!

6

高校生の片思い

高校生達の片思い。ミキの関西弁が可愛いです。

一慶 キラキラ王子様 人気者
ミキ 金髪ヤンキー 渉に懐いている 関西弁
渉  ミキの幼馴染で先輩 モテる

一慶とミキは図書委員。ミキはサボり魔で、先生を通しても図書委員の仕事に絶対に来ない。先輩の渉の言う事なら聞くと知った一慶は、渉に「ミキが図書委員をサボる」と訴えに。すると、ミキはしぶしぶ来るようになり、図書委員の仕事中の会話でミキが渉の事が好きだという事を知ってしまい…。

ミキが一慶にわんこみたいに懐いていく様が可愛かったです!互いにひとりな事が多かった2人ですが、互いに仲良くなった影響で態度が柔らかくなったのが良い。あと図書委員の女の子も良い子で良かったです。ピュアな恋愛に癒されたい時にオススメです。

4

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