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表題作グッドナイトベイビー

同時収録作品はなとちょうちょ

先輩の営業社員 宮田一樹 30歳
後輩の企画部社員 立花道貴 25歳

同時収録作品パズル

同居することになったモデル 及川悠
根暗な会社員 遠野千裕

その他の収録作品

  • ベイビースマイルアゲイン
  • 「パズル」のその後。
  • あとがき

あらすじ

片思いがばれてしまったあの放課後から一週間。宮田はまともに眠れてない。なのに梶は、何も触れてこない。
けど、わかってる。気持ち悪いって思われたに決まってる。
それが急に真夜中に呼びだし。いきなり目を閉じろって、何…!?
他、片付けられないイケメンモデルと同居することになったパズルが趣味の根暗リーマンの描き下ろし90ページを収録して、新鋭デビュー!
著者:高野イコ

作品情報

作品名
グッドナイトベイビー
著者
高野イコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784799713488
3.2

(9)

(0)

萌々

(5)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
27
評価数
9
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

誠実な気持ちが伝わる作品でした

作者さんの初コミック。
表紙カバーの素朴な感じのする絵柄の高校生に誘われました☆
1シリーズ2本+短編2本+描き下ろしの合計5本のお話が入っています。
エロ度は薄く、表題の高校生モノはエッチがなく、2本目のリーマンモノもその手前まで、もう1本も描き下ろしでやっとというものです。
全体の印象を言うと、ほのぼのとしてキュンとしてちょっと切なさもありながら~というどのお話もとても素敵でした。

【グッドナイトベイビー】【ベイビースマイルアゲイン】
同級生の梶に片想いしている宮田が、梶の座っていた席に座っていたところを梶に見られてしまい、とても気まずさを覚えるのだが、決死の覚悟で登校した翌日、梶はいつもと変わらなくて、宮田のしたことを何も言ってこない。
宮田は悩んでしまって眠れなくて眼の下に酷いクマを作ってしまっているのですが、ある晩、梶から電話があり呼び出しに出かけると眠れるおまじないだと・・・

気持ちがどうして通じていたとか、梶の宮田へ対する気持ちの理由とか、宮田が梶を好きになった理由とか、そういう部分はすでにあるものとしてあくまでも「片想い」の一場面だけを切り取って、その気持ちをクローズアップしているということが解るので、色々突っ込む必要はありませんでした。
梶が何も言ってこないことへの不安で不眠症になっちゃう、
気持ちが通じたら通じたでドキドキが襲ってきちゃってと、
何か、初々しい恋の気持ちが感じられました。
そして、付き合い始めたその後はかわいい嫉妬のお話です。

【はなとちょうちょ】
匂いに敏感で受け付けない匂いが多くてすぐ女性にふられてしまう会社員の宮田(表題の宮田の兄という裏設定らしいw)が、後輩の立花の匂いは惹きつけられて平気でとても気になるというお話。
立花の隠した宮田への愛情とその努力を知ってという展開だが、宮田にはクスっとさせられ、立花には健気を感じて、ユーモアとシリアスのバランス配合がとてもよいなと思った作品。

【パズル】
何かね~これよかったんです。
根暗で人づき合いをしない会社員の遠野が、叔父に言われてモデルの悠と一緒に暮さなければならなくなるのだが、悠がだらしないせいで、家に帰るのに緊張しておっくうで仕方ない。
だけどある日、悠の優しさを知って自然に仲良くなっていく二人なのだが、偶然遠野の元カレに居酒屋で出会ってしまいゲイということがバレてしまう。
悠は遠野を好きと言ってくれたのだが、臆病な遠野は悠を拒絶して追い出してしまう。

この超ヘタレネガティブな遠野に何故かイラつきを覚えずに入り込んじゃって、彼の一人ぼっちが切なくて悲しくて。
でも遠野が勇気を振り絞ってくれて安心しました。
描き下ろしは初エッチなのですが、痛くてできないという遠野がまた切なくてね。
元カレがよほどひどかったのだと、また悲しくなっちゃって。
でも、悠があまりある愛情で包みこんでくれている姿があって救われましたv
遠野が本当に暗くて地味な外見なのが・・・実は萌えなのですw

気持ちの表現がとても素敵な作家さんだなという印象でした。
絵も派手さはないのですが誠実さもあって、これからが楽しみですね♪
新人さんということもあってちょっとオマケ気味ですが萌×2なのです。

7

眠れる原因は恋のせい

高校生同士のこれからラブが始まるような内容で、クラスメイトの梶が
放課後居眠りしてた机の温かさにフラッと魔が射したみたいにその仄かな
温かさを感じて机にしがみついていたところを本人に見られてしまう。
うまくごまかす事も出来ずにその日から梶の事を考えるあまり不眠症。
しかし、その不眠症を救ってくれたのも梶で、恋が始まる予感の話。

そして匂いに敏感すぎて彼女もまともに作れないリーマンが好みの匂いを
見つけるのですが、それは会社の真面目な後輩でその後輩が使っている
匂いを知りたくて、匂いフェチですかのようなチョイセクハラしながら
いつの間にか匂い以上の想いを抱いている内容で、その後輩の片思いが
実るお話でもあります。

リーマンとモデルの話は叔父の命令で急きょ同居人になったモデルさんと
人付き合いが苦手で臆病なリーマンが少しずつパズルのピースを
組み立てるように距離が縮まり、想いを寄せ合うまでの話で切ないながらも
ハッピーな展開になる内容でした。

1

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