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表題作遊星の恋人

航を好きな同級生 千里友哉
地球へ調査に来た宇宙人 星野航(仮) 

その他の収録作品

  • ショーゲキの告白
  • 考えちゃうよね
  • 向学心
  • 噛みしめる
  • イメトレ
  • あふれ出る好奇心
  • 悪夢
  • きみのプラン ぼくのプラン
  • あとがき

あらすじ

爬虫類顔の高校生・星野航(仮名)は、実は宇宙人!
周りに溶け込み、地球文化調査の任務を遂行していたのに、
最近、クラスメイトである千里友哉の視線が気になる。
何でいつもこっちを見てるの!? 航は友哉に問いただした。
すると彼に告白され、仰天した航はうっかり正体を知られてしまう。
慌てる航に友哉は「君の可愛さは地球レベルじゃないから、むしろ納得☆」って――あれ? なんかヘン!?

作品情報

作品名
遊星の恋人
著者
伊藤倭人 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685396
3.9

(19)

(4)

萌々

(11)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
74
評価数
19
平均
3.9 / 5
神率
21.1%

レビュー投稿数8

裏表紙がまたカワイイ♪

「是非読んで頂きたい!!」
とお勧めされましては読まない訳には…
と書店で手に取るも、自分も別に宇宙人とか爬虫類とかのマニアックな趣味はないんだけどな~
なーんて裏っ返すと、バナナを餌付け(?)されてる彼の姿が。
「あら~カワイイ!買お♪」(ゲンキン)
てな訳での初読み作家さんでした。


冒頭のシーン。本来の姿の宇宙人ですが、使命を帯びて緊張の面持ちの若者である事がわかるのが正直スゴイ。(そしてそんな爬虫類顔なのになぜか可愛いのですよ…)作家さんの技量、ていうか愛ですよねぇ。

その主人公・星野航(仮名)。
私の勝手なイメージの宇宙人=侵略者=狡猾そう…な様子はみじんもなく、むしろとってもイイ子。
高校生として潜入調査して2年。
慎重な性格故か未だ現地協力者(調査を手伝ってくれる人間)はいないものの、周囲にも溶け込んでて。
食べ物も合うし、って大事なコトだけどそんな細かい設定まで…愛だなや。(そして「食べてる姿が可愛い」とか言われるので、美味しく食べられる事はやはり重要♪)

この宇宙人がもうとにかくカワイイ。(また言う)
クラスメイト・千里友哉からの熱い視線に
「もしや正体気付かれてるのでは!?」と途端にわたわたしたり、問い質す時も思わず涙目だったり。
結局バレちゃうんだけど、もっと怖がったりしなくていいの?とか心配したりw

うわー正体見ちゃった友哉ピンチ!?
…とはならないのがこのマンガ♪

何だかもうね、こっちの勝手な宇宙人のセオリーを片っ端から覆してくれちゃって、ただただ面白くて可愛いのです。

「星野の歯(のギザギザ感)がチューしたいくらい好き」との友哉に
「口も舌も傷だらけになっちゃって……すっごい痛いよ!」と、わざわざ振ってしまう航も、とんだ天然さん。
チュッて出来たら良かった友哉に舌を使われてしまう羽目に。(そうして報告出来ないコトばかりが増えていく…w)

まあそんな真面目な宇宙人と、おおらかで愛にあふれた地球人との、あったかくて楽しいお話でした。


そうそう『生殖器調査』!
それが全然イヤラシくないってBLとしてどーなの?と一応ツッコんでおきましょうかw(結果的に宇宙人に顔射してるのに)
そんな風に好き勝手にいじられたら、もー辛抱堪らんと襲ってしまうトコだろうに、そうしない友哉のなんて紳士なコトか。
しかし『学術的興味』て万能な言葉ですね~。


欲を言えば、友哉の周辺の人物も登場して欲しかった。
友人や家族を巻き込んだドタバタも少し見てみたい気もしましたが…
でも正体バレるバレないのハラハラ展開は読みたいと思わないので、やっぱいいです。

ところで、半ば命がけで荷物に紛れてまで航を追っかけて来た友哉のそこでの記憶は消去されなくていいのですか、航の上官さん…。(この方もイイ味出してましたね~)

航の真面目で探究心旺盛さから来る言動と、そんな彼を丸ごと好きで仕方がない友哉のおおらかな誠実さとが相まって、自然と面白展開になってしまうストーリー。
丁寧な作品作りで、作家さんの登場人物への愛がひしひしと感じられる一冊でした。
他の作品にも触れ、おかげさまで好き作家さんのおひとりと相成りましたです。

3

なにこれ、かわいい。

宇宙人やら、爬虫類やら大して好きでもないし、むしろ苦手なのに、それを感じさせないほど可愛さが勝っています。
設定も今まで読んだことない宇宙人で面白いし、受の純粋に興味を持って悩んでる姿とか挙動不審なとことか可愛すぎます!
攻の何でも受け入れちゃう大らかさ。だけどそれは受がほんとに好きだからと言うのが伝わってくるし、もぅ2人ともかわいすぎるー。
是非読んで頂きたい作品!!

5

想像以上に宇宙人

開いてすぐの口絵で想像以上の宇宙人というか爬虫類っぷりに衝撃(笑)。
ガチじゃないか!
人間の男の子に擬態してるけど、特徴的な顔だし萌えれるのか??と不安になりながら読みましたが、結果かわいいー!!もっと読みたいー!!
ぎらっとした目もギザギザの歯も攻めが変態的にかわいがるので、段々かわいく見えてくる。
宇宙人の子も中身は照れ屋でちょっとズレてる良い子だし、攻めも育ちの良い変態という感じでほのぼのです。
欲を言えば48手見たかった!!何か訳わかんないうちに気持ちよくてドロドロになって攻めに言いくるめられる受けとか見たかった!絶対かわいいのに~!

6

近頃すこし 地球の男に あきたところよ!

地球の男に飽きてきたかたは宇宙人なぞいかがでしょうか。
地球人×宇宙人(爬虫類系)の銀河を越えたコズミックラブです。

宇宙人ものは小説も漫画もなくはないって感じですが、全体から見たら相当少ないですよね。
まぁ需要がないからでしょうけれど。
この作品は宇宙人と言っても見た目は爬虫類系です。
いかにも異星人な趣きの姿をした設定でした。
作者様が爬虫類がお好きだからということみたいです。
私が商業BLで今まで遭遇したw宇宙人は、
「地球人と見た目が変わらない宇宙人」「美しいエイリアン」「スライム」「体を乗っ取る系」です。
爬虫類系は初めて遭遇しました(笑)
この作品の宇宙人、星野は地球の調査をするためにやってきました。
真面目に地球のデータを取っている研究熱心な宇宙人でした。

内容についてはコメディタッチで笑えたのが良かったです!
千里(攻め)が星野(受け)の動きが可愛いくて惹かれるんですが、
星野が宇宙人だと分かっても動じない千里の好き好き具合が良かったです。
千里はトカゲが好きなのでフェチのような好きも混じっているようです。
でもフェチは一種の愛ですし、へたすれば愛情を突き破るほどの執着と盲目がありますから、
歯止めがかからなければ愛より深い予感もします。
千里からすれば運命の人を「みーつけた!」って感じでしょうね。
宇宙人だろうとなんだろうと可愛いもんは可愛い!可愛いは正義!みたいな。
千里にとってのジャスティスですね(笑)

そんなわけで盲目な千里は星野が何をしても可愛いのです。
星野がイヤーマフをしただけで「可愛い~!」ってw
この盲目具合、千里もバカ過ぎて可愛い(笑)
他にも地球の研究のために男性の性器のデータが欲しくて、
千里の性器を見せて欲しいと迫る星野などなどに、
とにかく笑いました。
そして星野の照れ顔にキュン。
あれ、この人宇宙人でしかも爬虫類系なのにどうしてキュンとするのかな…
そして千里の死をも恐れぬ宇宙級の愛に感服しました!

楽しく可愛い作品でした。でもちゃんと萌えや愛はありました。

8

この動じなさが凄い!

宇宙人と地球人の恋、それも宇宙人の素顔は爬虫類系・・・トカゲ類です。
トカゲやカメレオン、確かに脱皮してる姿を見なければ可愛く見えないことも無い。
そんな爬虫類系宇宙人を可愛いと言えて好きだと告げる高校生の千里はマニアック。

そして好きだと言われたのが2年前から地球に調査のために住んでいる星野、
人間のマスクを被り擬態しているのですが、告白されたときに素顔が少し見える
トラブルになり、宇宙人だと知られてしまう。
でもビックリするどころか宇宙規模の可愛さだから納得みたいな感じで受け止める千里。
星野を見つめる目はどこか可愛いペットを見つめる雰囲気もありますね。

最後まで星野の素顔は千里に晒してはいませんが、そんなことも些細な問題で
千里の目には恋するフィルターがきっと標準装備されているのでしょう。
爬虫類系の可愛さが妙に溢れていて、星野が可愛いと思えてくるから不思議。
千里の星野大好き加減が堪らなく萌えるストーリーで可愛い雰囲気が溢れてる作品。

8

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