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あらすじ

高校進学を前に、ひなたは零の通う高校を受験することを決意。零もそんなひなたに勉強を教えながら将棋を指す中で、今の自分にとってひなたの存在がいかに大きいかを自覚し出し…。

作品情報

作品名
3月のライオン 9
著者
羽海野チカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
発売日
ISBN
9784592145196
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

誰もが主人公

沢山のサイドストーリーを織り込みながら進む本作、
「家族の9巻」も泣かされました。

※予めお断りしますが、BLでは全くありません。
 ですから評価の神も、萌えというよりも「素晴らしい!超おすすめ!」という意味と
 ご了解下さい。

いじめっ子も死神と言われる好かれていない棋士も、
地味な人もあまり感じの良くない人も、
誰もがそれぞれのドラマを持っている……
そして人間は一人では生きられない、誰かと歩むからこそ強くなれる……
そんな当たり前だけれど深く大切なことが、
あざとくなく描かれているのが、本作の凄さだと思います。

土橋九段が、とことん研究したのにやはり宗谷名人に破れ
「まだ見たことのないドアが出てきてびっくりした。」と語って
「宗谷くんとふたりで笑っちゃった」というのがいい。
凡人の立ち入れない孤独の世界を共に歩む同士……
名人が対戦中に、黙って土橋の為に虫を除くエピソードもグッときます。

和菓子屋の次女ひなちゃんも無事に高校生に。
今回は影の薄かった主人公零ですが、さて次なる展開は如何に?


3

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