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表題作最後の恋

旅館の跡継ぎのホテルマン 大山・32歳
再会した大学時代の恋人 真司・32歳

同時収録作品兄貴のハテナ?

大学の研究室務め 長沢雅人・26歳
大学同窓の高校教師  相沢利也・26歳

同時収録作品いたく、くもりて。

その他の収録作品

  • 人生は色々。
  • あとがき

あらすじ

大学時代、突然恋人に姿を消され、以来EDになっていた大山。母親からの結婚しろコールは激しいが、32歳になった今も回復の兆しはない。そんな時、勤め先のホテルで、当時の恋人・真司に再会する。彼はオヤジ相手の出張ホストになっていて!? 大人同士の再会ラブ♡

作品情報

作品名
最後の恋
著者
北別府ニカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403664137
3.5

(11)

(2)

萌々

(4)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
38
評価数
11
平均
3.5 / 5
神率
18.2%

レビュー投稿数5

ちゃらそうでしっかり。

ニカさんといえば、セーラー服
今回ももれなく、セーラー服シーンあります。

個人的には男子コスプレ全く萌え要素ありません。

女性がするようなコスプレにはですが・・

過去のつきあっていた2人。ケンカしつつも仲良く過ごしていたはずだったが、ある日突然姿を消してしまった。
残された方はそれから不能になってしまった

そんなこんなで大人になり普通に社会人となり働いていたある日
勤務先のホテルで昔の恋人に遭遇。
なんと逃げ出した元恋人は出張ホストの仕事をしていた。

なんと!これ大丈夫なのか?
と深刻に考えなくてもテンポ良く話が流れるのがニカワールド。

男に見えないかわいこちゃんと
それを愛しいと思う不器用な男くん。この関係性ニカさんが描くと嫌味じゃないから好き

今回もなんと、いと、うつくし の作品入ってます。
久々に見れて嬉しかった
お父様恋の予感ひしひしと現実になっております。

3

青春をやり直すような二人

本作も面白かったです^^

主人公は、大学時代の恋人が突然姿を消し、
そのショックでEDになってしまった大山。
転落していく運気、
精気のない顔、
立ち上がらないムスコ(笑)

ホテルマンの大山は、
セーラー服で締め出されている真司と再会します。
真司は出張ホストで働いていました!!

どんな理由?と思いましたが、
旅館の女将である大山の母親にしっかり釘刺されてました…
これはキツいですね……

でも、再会した大山は未婚で旅館も継いでない……
未だに両想いの二人は、今度こそうまく行くと思いきや、
また真司の失踪……

でも、今度は大山が連れ戻し、
二人はようやくハッピーエンドでした!
もっとお互いに話ができたら良かったね……
そんなふうに思える、回り道した二人のお話でした。

大山が好きなコスプレがヤク○トレディーというところは、
吹いてしまいました(笑)

1

元恋人 → インポ × 出張ホスト

3つのお話が入っていました。
表題作が3話+描き下ろしで、あとは短い1話ずつ。


■表題作「最後の恋」
大学時代、友人から発展し喧嘩しつつも真剣に恋をしていたふたり、
それが突然の受けの失踪により、終わる。
攻めはショックでその後ずっとインポ、見た目もカッコよさが減りしおれちゃってる。
それが10年後、
32歳の時に攻めが働いているホテルで、
なぜかセーラー服姿で部屋から放り出されて困っている受けに再会。
聞けは、オヤジ相手に出張ホストをしていると!

受けがいなくなったショックで自分は10年もインポで悩んでいるのに、
コイツはあっけらかんと下半身の仕事をーーーッ!!!

そんな攻めのツッコミがいいw
なんであの時突然消えてしまったのかと聞いても、
受けは「なんとなく」とか笑いながら曖昧な答えをするだけ。
でもその笑顔、眉尻が下がってちょっと切ない感じ。
素朴で心落ち着くような、それでいて心をざわつかせるような、そんな顔。
このお話、受けの表情に深みを感じて、そこがとても惹きつけられました。
大学時代と、10年後の今との対比もいい。
一度相手を失ってその辛さを知り、
だからこそ大切にしたいという強い想いを感じる雰囲気や表情が、好きでした。
失踪の理由は、男同士だからのシリアスなもの。
10年経って、昔とは違うアクションに踏み切ろうとするふたりが良かったな。

描き下ろしは、どんなコスプレが好き?というお話~
特殊過ぎるとプレイには活かせなさそうですねw


■「兄貴のハテナ?」
10歳年の離れた、頭がよくて堅物で何が楽しくて生きているのか分からない様な兄。
その兄には、一見ちょっとチャラい系の友人がいて、・・・え!? 男の恋人!?!?
高校生の弟の目線で、兄の意外な面を知るというお話。
自分の高校の先生と兄がデキていると知って、というかエッチしているのを見ちゃって、
弟も男にハマっていくのかな・・・ホモはこうやって増えていくのかな?w


■「いたく、くもりて。」
「いと、うつくし」の受けのパパと、攻めの弟が、
あれ?どうにかなりそう??というお話でした~
日本人とフランス人で、言葉が通じないふたりなので、まだまだこれから。
「いと、うつくし」の本編にくっついているなら微笑ましくていいけれど、
違う本にこれだけポコッとくっつけてユル~イお話って、う~~んなんだかなぁ。


最後でちょっとテンションが落ちて、
他の2話は好きだったのだけど、萌え止まりになっちゃいました・・・残念。

5

サラっと真剣

ニカ作品は何だか好きだなー。
今回もサラっとした作風で、何故か心に残る感じのものがあります。


この表題、大学時代友人からカラダの関係を持った二人だけど、少しケンカしたらその間に相手が大学を辞めて居なくなってしまい、それから主人公は32歳。
そのショックからか不能になってしまって枯れ果ててしまっていたところ、偶然デリヘルをしている元恋人と再会するというもの。

この再会した恋人の、軽くチャラく装っているのに実は内に秘めた思いやりやためらいや、表に表わさない健気な愛情が見えてちょっぴりジーンとさせるのです。
初めて関係を持つ時も、軽く誘って実は震えて。
彼の元を去ったのも彼の事を思ってのこと。(実家の温泉宿の跡継ぎ)
ただどうして売りをしているのか、といえば悲劇のヒロイン気分になりたかったと言っているが、ちょっと極端すぎる選択かと思うが、自虐的すぎるのも彼への想いの深さなんだろうかと許せてしまう。
またセーラーコスが似合うのだ(笑)
彼との再会で、不能から蘇った主人公。
とりあえず収まったが、きっと二人で乗り越えていくんだろう。
彼は愛想がいいから、きっと主人公の母親にも気に入られるかも?
その後、きっと実家の宿を二人で継いで、彼は母親に嫁修行をつけられているのかも?と明るい未来に思いを馳せるのです(勝手な想像w)

【兄貴のハテナ?】
こちらは主人公が高校生なのだが、カプはその兄。
10歳年が離れ、良く解らない兄が実は・・・と兄の知らない顔を弟が知ることとなる話となっている。
こうした話は時々存在するが、結構個人的に好きだったりする。
第三者目線というのは、読者目線に非常に近い。
堅物で恋愛と縁もなさそうな兄が、恋人といる時は執着を見せ、思わず鬼畜?な顔も見せ、こうした家族の秘密みたいな部分は人間観察っぽくて興味深い。

【いたく、くもりて】
こちらは『いと、うつくし』に登場したフランス人のオタク・ドニの弟が登場。
彼がブラコンであることが分かる話であるのだが、ドニの恋人になったユウヒの父親が絡んできます。
ドニの弟ルイを一目見て「好み」と言っているので、ひょっとしてスピンの前振りか何かになるのでしょうか?それとも今後の様子見?
この1本だけ、ぽっかりとここに挿入されると構成的に不親切かな?という気がしないでもない。

この3本目は首をひねりたくなるが、他の作品はよかった。

5

萌えワード

今回の私的萌えワードはズバリ<インポ攻め>です。

表題作「最後の恋」
インポ攻め×昔の恋人(現在出張ホスト)のお話。
インポ攻め・・・イイ響きですね。萌えます。
途中ゴタゴタもありましたが、昔とは違う今の2人ならこれからも大丈夫だなと思えるラストでした。

「兄貴のハテナ?」
堅物兄と意外な恋人の存在を弟目線でお届け。
この弟にもいずれ男の恋人ができる気がします。

「いたく、くもりて。」
前作「いと、うつくし」に登場したユウヒ父とドニ弟のお話。
短すぎて物足りない感が・・・。
この2人の恋は、まだまだこれからですね。

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