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表題作悪魔のようなあなた

安藤充
35歳,担当病院に新しく赴任した天才外科医
森澤貴之
担当病院の理事長の燕と噂される営業マン

その他の収録作品

  • 意外な一面
  • あとがき

あらすじ

「これも仕事のためだろう?」
総合商社に勤める森澤貴之は、不況を乗り越えるため、有名な大病院へ高額医療機器を売り込むことを決める。しかし交渉中、外科の責任者・安藤から、妖しい取り引きを持ちかけられた。
「契約を取りたければ、私の言うことを聞きなさい」
部屋に拘束され、熱を煽られた森澤は、耐えられずに頷いてしまうが……。
2億円と引き換えに、この日から森澤の生活は、美貌の医師によって、屈辱的で甘美なものに塗り替えられていく――。

イラスト:時沢槙

作品情報

作品名
悪魔のようなあなた
著者
愁堂れな 
イラスト
時沢槙 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812498477
2.9

(21)

(0)

萌々

(3)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
59
評価数
21
平均
2.9 / 5
神率
0%

レビュー投稿数9

今からでも間に合う!もう少し話し合って

性描写の部分は表現、受けの心情共にとてもよかったです。

ただ、序盤、受けが何度も〇されるという鬼畜のような話の進み方だったのもあり、後半どうやって巻き返すんだろうと思っていました。
それなのに思ったより後半の展開があっさりしていて、鬼畜すぎる攻めの弱い一面を見せられてコロッと絆された受けの気持ちが理解できず、後半のまとめが雑だなという感じがありました。同情に流されたようにも見えてしまい、個人的には紆余曲折あっても最後には「貴方でないとダメ」というBLが好きなので物足りませんでした。受けに酷いことをした理由を「後から考えたら、嫉妬していたのかも」と取ってつけたように言われても、全く受け入れられません。受け攻め共々、心理描写がもう少ししっかりしていたら違ったかも。

また、よくある(?)気持ちが通じたあとのHなども描かれていなかったので、今後の2人が深い絆で結ばれる未来があまり見えず、終わり方としてはハッピーエンドまであと一歩足りないなという感じが否めません...。
それと他の方も書かれていたのですが、やはり作品を通して攻めの勘違いによる暴走が目立ちます。毎度のように受けは会話を試みるも攻めが鼻から話を聞かず勘違い→強引なHの流れなので、単純に会話が足りていません。もう少し受けの話をちゃんと聞いて欲しいです。もし続きを出してくださるなら、受けのことを身も心も堕とした責任をとって幸せにしてあげてください。ラブラブ編。望むのはそれだけです。

0

個人的に萌えました

愁堂先生は個人的に好きな作家さんの
一人なので、今回この作品を購入しました。

枕営業から恋をするという話をあまり読んだ
ことがないので、新鮮さを感じました。
契約を取りたいなら抱かれろというのは
確かに悪魔だなと思いますが、受けに対する
独占欲や、嫉妬は可愛いかったです。
鬼畜攻め、ドS攻めが好きな方には少し
物足りないかもしれませんが、ソフトsm的な
要素はあるので、萌えると思います。


イラストも綺麗で、攻めと受けの特徴を
とらえていて、バイブを出すシーンが
お気に入りです!



1

イラストに一番見惚れました

まず最初に。
絵がとても良い。顔が良すぎる。特に泣き顔。体の描き込みが瑞々しくエロティックでまじまじと見てしまう。ゴツくはないのに男性らしさが滲み出ている美しい裸体にとても満足しました。


お互い惹かれ合った部分に感動はなかったですが、お話としては綺麗にまとまっていたと思います。
好きなんですよね、条件付けられて渋々従い体だけの関係を結び続けるって。

心情の描写も良かったと思います。こういう不毛な関係を紡いでいくには心の折り合いをどうつけるか…。そこが強引だったり表現不足だと感情移入しにくいですが、受けの葛藤というか心境は追いやすかったです。攻めが垣間見せる普段との違い、違和感も所々丁寧に盛り込んでくれていましたね。
度重なるセックスにより体が先に惚れてしまったというアルアルに落ち着かなくて良かったですが、良い関係になった二人にはどうにも馴染めませんでした。説明されていることは分かるんだけど、特に感動がなくてうーむ、そうかー…といまひとつに。

エッチシーンは個人的につまらなくないけども特に新鮮味なく淡々と読めました。もう少し刺激的な方が好きかな。

『意外な一面』での名前呼びはキュンときました。確かに学生らしい幼さはあるかもしれませんが大事なことだと思うんですよね。特別感増し増しでとても可愛く仕上がっていたと思います。

2

エロエロな王道展開

悪魔のような鬼畜な攻めに容赦なく強姦され、身体の関係を重ねるうちに…。

受けの森澤は本人無自覚な美青年で、優秀な高額医療機器の営業マン。
体育会系の後輩を可愛がっています。

接待の時に大口取引先の医師安藤の自宅に招かれ、安藤に睡眠薬を飲まされ、気がつくと全裸でベッドに手を縛られています。

そして森澤が理事長の愛人だと勘違いした安藤に無理やり犯されます。
と、面白そうなエロエロ展開です。

しかも安藤の強姦が容赦ない。
ベッドに固定して無理矢理犯した後(初めてだから痛くて気を失う)、寝てるところに麻酔薬を媚薬がわりに注射して薬で感度を高め、起きてから何度もイカして犯すというもの。
最後はイキすぎて苦しくやめてと懇願する森澤。
容赦なく本当に無理矢理で、蔑むように森澤を見たり、言葉で嬲ったりと鬼畜です。

しかも、理事長との関係や後輩への恋慕など安藤は勘違いをしていて、森澤が説明しても聞かないし。
エロとして読めば王道でエッチシーンは良かったです。

ただ、キメセクで身体を毎日のように犯されるうちに、あんなに酷いことされて優しい要素がないのに、安藤を好きになる森澤の気持ちがよくわからなかったです。

後輩のために安藤に抱かれることを了承するのも、後輩を性的に好きというわけでないのに、なんで了承したのかも?でした。
エッチの最中は理性を失っていて了承したとしても、普通の状態に戻ればやっぱり辞めたとなる気がするんだけど。

イラストはエロシーンが多く、攻め受け共に美青年で綺麗です。
エロシーンや綺麗なイラストに萌えました。

3

エロティック王道ストーリー

古い作品の新装版とのことですが、王道パターンの詰め合わせのようなエロティックなBLでした。
酔わせて薬を使わせてのベッドに手首縛り、陵辱、ローター仕込んで人前に出させる……といったエピソードがいろいろと。

そういう無理やりな関係を強いる相手がふとした瞬間に見せる翳や優しさにほだされて愛がうまれる……というのもまた王道な展開。……こういうの読むと、「それってストックホルムシンドロームだよ」と耳打ちしたくなる衝動にかられるのですが。それはフィクションだから、ということで。

特に意表をつく展開もなく、エロいけど安心して読める王道BLが読みたい時にいいですね。kindleアンリミテッド対象になっておりました。(しかしこの表紙、紙版を書店で買う人は勇気あるなぁと思いました)

3

この作品が収納されている本棚

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