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初めてこの作家さんの作品を読みました。
短編集、4組のカップルのお話が入ってます。
1組目は社会人、後の3組は学生なのですが、
どのカップルの初々しくて真っ直ぐで、
可愛いかったです。
中でも「ルームメイト」は、飛び抜けて可愛かったです。
友だちから絵の事で言われて、
「俺は飢えてない…」って事で悩んじゃって、
それを泣きながら聞いてもらう所、
南禅君は可愛いし、新倉さんも優しくて。
こんなに直球で愛して愛されての関係は見てて気持ちがいいです。
読み終わって優しい気持ちになれる1冊でした。
タイトルを一瞬観た時に『何匹目のドジョウになるんだろうね』
なんて思いつつ頁を進めたら…『このタイトルには必然性あるわ』に
認識がひっくり返っておりました。
ああ、成程。気にしていたポイントが違っていた訳ですね。
普段生活している人には大小類似があるにせよそれぞれの世界観が
あります。
増してや自分から何かを生み出す事を業にしている人の中には、
踏み込まれたくない世界観があるのでしょう。
そこに他者が踏み込んできたらどう言う化学反応が起こるのかを
微笑ましく観察したのが表題作を含めたこの一冊と言う塩梅です。
何となく読んで一寸元気を貰える様な、そう言う読後感でしたね。
4CPのお話が入っているコミックです。
表題作は、大学の友人同士で立ち上げた小さなデザイン事務所が舞台。
残りの3CPは皆、同じ芸大の寮にいる面々。
あとがきを見ると、裏設定では表題作も含めみんな繋がっているらしく、
後ろには初期の設定画も載せてあって、作者のキャラへの愛着を感じて素敵でした。
ただ、お話は表題作が2話のみと思ったよりも短くて(2話めは描き下ろし)、
想いが通じ合ってもキスのみでエッチはナシ。
できれば初エッチまでってのもそうなんですが、
(強がりな受けの赤面が、かなり可愛かったのでw)
同じ職場ゆえ~10年という長い付き合いゆえ~の、もだもだして前に進めない様子を、
もうちょっとじっくり読ませてほしかったなぁ~~
友達関係を壊したくないから想いを伝えられないとか、
付き合えないという展開はよく目にしますが、
こちらは友達関係に加えて、仕事のよきパートナーだからこその葛藤が。
好きな相手と一緒にモノを作り上げる喜び、
それを大事にしてきた長い時間があってこその強い想いには、グッときました。
だからこそもうちょっと読みたかった!
事務所は当初、同じ美大の友達4人で始めたけど~という設定も、
なんだかリアルな緩さを感じて好きでした♪
あとは、
ゲイであることに悩み、引きこもって絵ばっかり描いていた男の子が、
寮のルームメイトになった年上のバイと接して影響を受けて~というお話も。
体を繋げて相手をすごく好きになってしまったら、今度は絵が描けなくなって…
モノを造る人にはよくありそうだけど、多分きっとかなり切実な問題。
それが意外とあっさり解決しちゃって、なんだか勿体ない気がしました~
友達に片思いしていて~というお話がもうひとつと、
そこでふたりをくっつけるために、
処女と思われる子のズボンとパンツをいきなり脱がせて、
多分面白半分で穴を直にいじってたゲイの先輩(きっとバリタリ)が、
次の話では、
昔一度だけ寝た若い子ともう一度ヤろうと手を出したら反対にヤられてしまう~
そんなお話も載っておりました☆
前作の「おキツネ様にお嫁入り」より、絵がキレイになって読みやすくなった印象。
次回作はどんなかな~できれば長い話が読みたいなぁ~~
表題作
親友から恋人になる過程で、カオスな状況になる二人の物語
少し相手のことを考えすぎている、二人の心理状況が、
親友ならではで、見所の一つかもしれません
きっかけは、親友である有一を気遣った、悟のある一言が原因
悟は、親友のことを考えてはいるんですが、元々の性格か、少し鈍感なところがあります
有一は、悟を意識し始めて約10年間 人に甘えない性格もあってか、悟に相談せず、他の同性と付き合ってたりしていて、そのことが、結果、自己分析になったのか、
最終的には自分で、ちゃんとした親友への答えを出せています
個人的に男らしい感じを受けました
少し男臭い親友物語が、好きな方にはお勧めです
ルームメイト
芸術家の人なら、普通の恋愛でもリアルにあるかも、と思いました
新しくルームメイトとして入ってきた新倉と
男にしか興味を持てない南禅の物語
南禅は、だらしなそうな外見とは裏腹に、
きっちりした一面を持つ新倉を次第に意識し始めます
そして新倉のある一言が、南禅にとっては、自分を見つめ直すきっかけになるのです
二人が一夜を過ごした後、さらに事件が起きます
これは芸術家ならではの事件でした
私には、たぶん一生分からない 絵心ある人 いいなぁ
こっち見んなよダーリン!
イヌオに片思いしている奈津佳とノンケのイヌオの物語
同性愛者、向坂のある作戦で、離れかけた二人の距離は一気に縮まります
これに限らず、大人な第三者からのワンクッションって、
やはり大事だなぁと思いました
恋の棘
三十路前の向坂と6つ下の八木の物語
八木の濡れ場で見せる執着心の塊 激しいわ
リバに抵抗がなく、年上受けが好きな方には、お勧めです
全体的に、芸術の道に進まれた方々のお話です
普通に楽しめたので萌えで