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全寮制の男子校。
設定に惹かれて読みましたが、かなり重苦しい感じがあり、読後感がイマイチ。
以前通っていた学校で、趣味の手芸をからかわれイジメにあっていた緑。
そんな緑が同室になったのは、誰とでもHをしてる靖太。
最初は快楽に流されやすいタイプだからかと思いきや、靖太自身も中学生の時に恋人であった教師を自殺に追い込んでしまった負い目と噂から、現在の扱いを受けていることが。
どちらも暗い過去を抱え、2人が結ばれることで、その過去からも解き放たれるように描かれてますが、陵辱されていたことを忘れて今後緑が靖太を愛し続けられるのかと、余計なことをまで考えてしまいました。
また、同じ学校の先生の過去の話も収録されてますが、こちらも煮えきらない内容。
表題作のみのレビューですが、予想していたよりも暗く、自分の趣味に合わなかったため、評価を低くしてしまいました。
【夏色モラトリアム】
ネタバレします。
手芸が好きで虐められていた釘島が転校したのは山奥にある全寮制の男子校。
同室になった松寺はビッチな事で有名で、到着早々に松寺とセフレとの絡みを目撃してしまい動揺する釘島…。
松島が誰とでも寝てしまうようになった理由は過去に原因があるのだけど、それが予想以上にヘビーです。
中学生の時に中学校の先生と付き合っていたんだけど、周囲に交際がバレて先生は散々叩かれたうえ懲戒免職→自殺という最重力のヘビーさ。
なんでそこまで受けの過去をヘビーにしちゃったんだろうと首を傾げてしまいました。
「死ネタを絡めている割には、ほんわか可愛らしい雰囲気でさらっと楽しめる」とも言えますが、私は「恋人が自殺」だなんてとてつもなくヘビーだと思うので、さらっと死ネタ投入して欲しくなかったなぁ。。。。
というか自責の念でビッチになっちゃって、男のものを節操なく咥えまくり挿れまくりになっちゃったなんて、死んだ恋人も死に切れないと思うんです…。
自暴自棄になった末にビッチになっちゃった受けが、攻めの存在によって「変わりたい」と思って立ち直っていくストーリーで、二人とも表紙の雰囲気通りどちらも可愛らしくて好感がもてます。受けもビッチとはいえとてもナチュラルで可愛らしいからこそ、やっている行動が刹那的に感じられて痛々しいです。
【秋色ノスタルジー】
寮監の10年前の成就しなかった恋のお話。
夏の雰囲気を楽しみたくて「夏」がタイトルに入っている作品を集中して読んでいるのですが、夏の気配はどこ?強いて言えば半袖を着ているくらいしか感じられなかった…。
秋色、も同様、秋が感じられない…。
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どっちが攻めか受けかわからないような。
どっちも可愛い過ぎます。
少し重苦しい内容でした。
いじめを取り扱ってるので。
手芸が趣味でいじめられていた釘島と先生とできていたらしくバレて居場所がなくなった松寺。
でも、ハッピーエンドで終わるのでいじめという重苦しい内容を扱ってるけど暗くはないです。
3作品入ってますが、一番好きな話は先生の話かな。
同じ高校に通ってた二人が先生となって再会し、でも、攻めのほうはまったく覚えていない。
何度か体を重ねるけど最後は受けが去って終わりです。
でも、吹っ切れたような終わりかたでした。
好きなキャラはマキです。
山奥にある、全寮制の男子校!
というわけで、学園寮祭り開催中。
山奥の男子校に転校してきた翠、入寮初日から同室の松寺が上級生と部屋で真っ最中なのと出くわしてしまいます。
ただれた生活を松寺本人の意志で楽しんでいるのかと思いきや、実は、、、。
恋は罪でも罰でもない、現役高校生編「夏色モラトリアム」
卒業して10年、母校に舎監として戻ってきた長谷川は、同じく新任の水野に出会う。
まじめそうな外見と裏腹に、水野は長谷川と関係をあっさり受け入れて、、、。
取り戻せない初恋の教師編「秋色ノスタルジー」
他にちっさい主演俳優と、大きな新人君の「マチネ」「ソワレ」
山奥にある全寮制高校。トラウマを抱える2人が出会って、お互いに必要とし認め合う事で癒される爽やかストーリー。
トラウマが題材なので無傷というわけにはいきませんが、絵柄と台詞が優しく、ほんわかした雰囲気でした。自分を理解し心のすき間を埋めてくれるたった一人の相手に出会いたい、そんな願望を叶えてくれる話。優しい気持ちになれました。
◆秋色ノスタルジー
表題作にちらっと出て来た先生の話。10年前の思い出と、再会。そしてまたそれも思い出に。はっきりしない感じで終わりましたが、これはこれで良かったのではと思います。
このまま枯れて行きそうな長谷川先生が良い味です。
◆matinee、soiree
厳しい先輩劇団員のマキと、マキに憧れ入団してきたアレクシ。
マキちゃんの女装姿と、アレクシのワンコっぷりが可愛いかったです!