天狗に妖狐、不知火、龍、妖刀――あやかし達と結ぶ絆!BLお伽譚!

御伽

otogi

御伽
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×217
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
13
得点
150
評価数
35
平均
4.3 / 5
神率
40%
著者
琥狗ハヤテ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784829685525

あらすじ

妖狐のうどん屋と遭遇した豆腐売りの男。
うどんの美味しさを褒めると、
店主は隠していた尻尾が飛び出るほど喜んで──「きつねのうどん」。
他に天狗や龍など、あやかしと人との交わりを描く四編を収録。

表題作御伽

同時収録作品碧き風の詩

伊吹 陶芸家
しらかぜ 天狗

同時収録作品海底まで

不知火 海神
凪 漁師

同時収録作品きつねのうどん

豆腐屋
妖狐のうどん屋

同時収録作品燕丸

宗行 敗戦の将
燕丸 妖刀

同時収録作品龍の秘薬

龍神

その他の収録作品

  • おとぎ ちみっこおまけまんが
  • あとがき

レビュー投稿数13

おとぎばなしとは人の心をうつすもの

琥狗ハヤテ先生の素敵な部分がたくさん詰まった最高傑作。
全て人外の5作品と、ちみ絵でのそれぞれの後日譚という構成。
人外/神という存在と人間との交歓を「お伽話」的な体裁で描きます。

「碧き風の詩」
山に住み、陶芸をする伊吹を好ましく想う山の守り神・天狗のしらかぜ。
ある日、青磁の色が出る土を求めて山の奥に分け入る伊吹の頭上に落石が!
思わず風をおこすしらかぜだが、伊吹は大切な腕に大怪我を負う…
人との時間に気を取られていた事を戒めと受け取ったしらかぜのとる行動は?
2人の「恋」的な何かは終わってしまったけれど、想い合う心はいつまでも…

「海底まで」(みなぞこまで)
遠洋まで魚を獲りにくる人間に怒り、漁人を海に引きずり込む大いなる海の番人「不知火」。
1人の海人が漁の間だけ不知火の気をそらせ、と懇願され…
自分は贄なのか、この神々しい海神に海の底まで連れて行って欲しい…そう思うようになるナギだったが…
漁民たちが海を荒らしすぎず、不知火とナギの戯れが穏やかに続きますように。

「きつねのうどん」
山道で狐のうどん屋さんに遭遇してしまった豆腐屋さん。
狐のおうどんに自分のお揚げを乗せたら、それはもう美味しくて。
みんなに愛されるおうどんが夢だった狐は、勇気を出して豆腐屋さんと連れ立って里に下ります…
めちゃくちゃ可愛らしいお話です!

「燕丸」
若き小野田家の殿と家宝である妖刀・燕丸の恋。
燕丸欲しさに戦を挑まれ、今山中を追われる宗行。今や魂が宿る刀である燕丸は何をする事もできない…
これは悲恋でしょうか。2人は誇りに生き、今誰の邪魔もない静かな世界にいるのでしょう。

「龍の秘薬」
ドラマチックなお伽話の後はちょっとコミカルなテイストで。
帝が死の床にあり、兵士たちが雲の上の龍神の住まいまで「龍の血」を頂きにやってくる。だが到着したのは平凡な士ひとり。
龍神は強欲な人間にがっかりしたが…
無欲で淡々としたこの士だけが龍神のお眼鏡に適ったのですね。ところで不死の薬は龍の血ではなくて実は…?

「おとぎ」ちみっこおまけまんが
ちみ絵による4コマでのそれぞれのその後。
本編では悲しい結末のお話でも、ふんわりほのぼのなその後が描かれて、ホッとします。

琥狗ハヤテ先生一流の、人外・時代もの。絵柄も構想もその展開も何もかも素晴らしく面白い。笑ったり、寂しかったり、悲しかったり、安堵したり…人外を絡めて結局は人間の想いが十分に描かれた作品です。

1

大人のためのお伽話

ここで登場するのは天狗、海神、狐、妖刀、龍神といった人間ではないものばかり。
人外はあまり好まないのですが、抵抗なく読めます。

お話はせつないのもあり、ほのぼのもあり、ユーモアが感じられるものもありとバラエティに富んでいます。

気に入ったお話は【きつねのうどん】
うどんを皆に振る舞うきつねくんがなんとも可愛い。関西弁ってとこも可愛さ3割増し。
そしてついつい耳と尻尾が出ちゃって正体がばれているのにも関わらず、あやかしとして追放せず、受け入れてくれている里の人々の優しさにもホッとします。

そしてもう一つ。【燕丸】
家に代々伝わる燕丸という妖刀(美少年の姿で描かれている)と若き武将との悲恋。なんとかして主君の命を守りたいと願う妖刀と武将の最後が胸に突き刺さりました。
いつまでも幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし、という形ではけっして終わっていませんが、究極の愛を感じられる終わり方をしているので、読後感はけっして悪くないです。

1

天狗、海神、狐、妖刀、龍神の和ファンタジー人外BL

買うだけ買って読んでなかったのを思い出してベッドの下(=未読本置き場)から引っ張り出してきました。
ファンタジーBL読みたいならまずCannaだと思ってるんですが、そんなカンナレーベルの中でも琥狗ハヤテさんは何と言っても人外キャラのキャラデザがイイんです!好みなんです。
ちょうどいい男臭さがカッコいい&萌えキャラ過ぎないケモミミが可愛い〜♡

日本のお伽話風に描かれた人外と人間の触れ合いのお話が5つ入っています。
ブロマンスよりはBLだけど、BL未満なお話が多め。
トーンは、ほのぼのだったり、切なかったり、コミカルだったりとバラエティに富んでいて短編集だけど飽きない1冊でした。

狐のお話が可愛かった〜〜〜!
美味しいきつねうどんを人間に食べてもらうのが夢な狐のお話。
狐のコテコテの大阪弁が可愛いです。
狐が作るダシのきいた関西風のおうどんの味と狐の可愛さに、食べた人間たちはみんなメロメロになっていくのでした♡

海神の話はハヤテさんのセクシーな男達が堪能できます!
私、ハヤテ作品は「Stranger」が大好きなのですが、あの感じに近いかな。
男同士の友情と絆のもう少し先、なお話。
ストレートに萌えました(*´艸`*)
2人のらぶらぶいちゃいちゃなその後をもっと読んでたい〜!

天狗のお話と妖刀のお話は切ない…

ラストの龍神のお話はエッチありでコミカルなノリのお話でした。
そう言えば龍の髭って植物あったよなって調べてみたら漢方として使われることもあるようで…意外と髭茶には何かしらの良い効果があるのかもしれないw

1

可愛いの底力

陶芸家と天狗・海神と海人・豆腐屋とうどん屋(狐)・小野田家当主と妖刀・帝の使者(士)と龍神の5編です。

全てのお話が「末永く幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」という形のハッピーエンドではありませんでしたが、読後感はとても良かったです。
それぞれの愛の形が見えて、個人的には全編ハッピーエンドでした。
結果がどうこうよりも、相手を想う今の気持ちが幸せなのだということがよく伝わってきたからです。
切なさもあるんだけど、それ以上に相手を想う姿がいじらしくてそこはかとなく可愛いんですよね。
人によっては、切なくて悲しいと感じるお話もあるかもしれないですけど。

でもシリアスなお話でも、後でちみキャラで4コマ描けちゃうのは作者さんが元々持っている可愛らしさなのかなと思います。
がっしりとした絵柄なのに萌えが詰まっていて、実力を感じました。
ツボ直撃でした。かぎりなく神よりの萌×2です。

昔の日本は、妖怪や神様の存在が人間にとって身近だったというお話って素敵ですよね。

3

可愛い

可愛くて何度も読んでしまいます。

1

日本昔ばなし?

琥狗ハヤテさんを好きになった記念の1冊です。
絵柄とストーリーにぐいぐい引き込まれて、夢中で読みました。

どれも面白かったけど、一番切なかったのは妖刀と宗行のお話です。
どうしても離れたくないと取った最後の行動が切なかったです。体から刀が抜けなかった、怨念のような結末が好きです。ちみっこマンガでの地縛霊になってる様子も良かったです。

一番好きなのが、龍神と士君のお話です。誠実な青年と強欲な帝の側近との対比が良かったです。龍神が、かっこ良くてキュンとなりました。

どのお話も、日本昔話のようで懐かしく、心が温かくホッコリ気分になれました。

4

琥狗さんの真骨頂・人外&時代物短編集

「むかしむかし、あるところに~」で始まりそうな、日本を舞台にした(最終話だけ中国風)異類恋愛譚。
琥狗ハヤテさんの真骨頂とも言うべき、人外&時代物の短編集です。
笑いあり、ほのぼのあり、切ない悲恋あり。
琥狗さんならではの、不思議ちゃんな中にもどこかリアリティーを滲ませた、大人の御伽話が堪能できます。
帯にある通り、各話に登場するのは、天狗・狐・鮫・龍・妖刀など――琥狗さんの手にかかるとこれらが一体どんな姿に描かれるのか?も見どころです。

◆碧き風の詩◆
翡翠色の器として珍重された青磁を焼くための土を求めて、とある山にやってきた陶工の伊吹。
その伊吹に、この山の主・天狗が恋心を抱きます。
天狗の青磁色の翼と髪は、この山に伊吹が求める土があることを暗示していると同時に、天狗自身もまた、伊吹が求める理想の存在であることも暗に仄めかしています。
しかし、山を守護すべき神が人間に恋をするのは罪――神と人の悲しい恋の物語。

◆海底まで◆
とある漁村の漁師たちが畏れ崇める海の妖怪・不知火(この作品では鮫の姿をしています)。
海の守護者である不知火は、漁で海を荒らす漁師たちに、時として恐ろしい報復をくわえます。
漁民たちは考えた挙句、海士のナギに、漁の間不知火の気を逸らしておくための囮役を命じ――
海中、銛(もり)一つで鮫と戦うナギの姿が、ダイナミック!
海底や海辺の光景も美しく描かれています。

◆きつねうどん◆
豆腐売りの男が、町へ行商に行った帰り道、山できつね(きつね耳のイケメン)に油揚げを分けてほしいと頼まれ、お礼にうどんをふるまわれる――という、コミカルなお話。
きつねは人を騙す動物、きつねに喰わされたものが実は馬糞だった!なんて昔話が多い中、こちらはけなげでカワイイきつね君(きっと受け)がマジでお料理上手!というウレシイ設定。
きつね君のエプロン姿が印象的。
ああ、そう言えばお稲荷さんってエプロンしてますよねv

◆燕丸◆
銘・燕丸なる妖刀と、その持ち主である若き武将の、妖しくも悲しい恋の物語。
なんと、どうやら刀が受けらしい?! 主に打ち粉で手入れをされながら身悶えちゃいます。
刀は男性器のメタファーとして使われることが多いですが、悶える刀は新鮮でした。
しかし彼は人を殺める道具――人間と刀の永遠の愛って、こういう形にならざるを得ないのかな(涙)

◆龍の秘薬◆
5編中唯一中華風仕立てのお話。
瀕死の皇帝に不老不死の秘薬とされる龍の血を持ちかえるよう命令された男は、竜神の元を訪れますが――
金や権力で長寿は買えない。でも、かといってやはり、人生は不公平なんですよね(笑)
エッチシーンの構図が素敵。龍がとってもダンディです。

5話の中では、甘さ・エッチ度・御伽話らしいダイナミックさがほどよくバランスしている「龍の秘薬」が、私は一番好きだったかな。
巻末の「ちみっこおまけまんが」では、各話のちびキャラバージョン後日談(各1ページ)が楽しめます。

3

ほっこりするな~

お伽話BLというジャンルを確立しましたな。
天狗、竜神、妖狐、九十九神、竜神が、それぞれ人と結ばれる短編集。
BL好きではない方が手に取る恐れがないかということで、こういう表紙はなかなかOKがでないと聞いたことがありますが、それも過去の話でしょうか。嬉しい限りです。
どのおはなしも甲乙つけがたいんだけど、いちばんはキツネうどんの話だな。とにかく可愛かった!
うーん、でもサメの人も可愛かったな!
ちみっこ絵も毎度めちゃくちゃ可愛いし、とにかく大満足です。

3

琥狗流・御伽草子

琥狗先生独特のコスチュームで展開される御伽話。

琥狗先生の描かれるコスチュームや肉体のゴージャスさは、むかし話や民話というより、やはりタイトル通りの漢字の「御伽」の「おとぎばなし」がふさわしい。

5つのお話の内容は、もう皆さんが先に書かれているので、

おうどん屋さんの、もふもふ狐ちゃんもかわいいけど、
なんといっても、最後の龍神様のお話の、モブ顔くんがかわいかった。
モブ顔だけど、アヘ顔も色っぽく、無意識の言動に魂のピュアさが溢れ出ていて、
これは龍神様が、絶対に手放したくないって思うのも無理ないよね。
もぶがおな

1

慈しみ紡がれる絆

人外モノといえば琥狗作品。
人と人でないモノ。。。物の怪だったり妖怪だったり神だったり
彼等が結びつく様はもうすでにそこに性別の壁はない。
描かれる物語はどれも優しさに満ち溢れ、とてもとても純粋な世界が広がる。


山で皿を焼く焼きもの師と山の神である天狗の物語【碧き風の詩】
海の海神(わだつみ)である鱶と海人である青年の物語【海底まで】
豆腐屋さんと狐のきつねうどん屋さんの物語【きつねのうどん】
妖刀とその主人である持ち主の武士の物語【燕丸】
龍神と帝の遣いで彼の元へ来た一介の士の物語【龍の秘薬】


それぞれに、エッチはあったりなかったり
【きつねのうどん】は、とてもかわいらしい話に仕上がっている。
【燕丸】などはともすると生きてこの世で添い遂げることのできない、地雷な人には苦手なバッドエンド要素を持っているのだが
妖刀自体、いわゆるつくもがみに分類されるこの世のものでない存在であるから、それはそれでおおいなるハッピーエンドでもあるのです。

始まりはきっとどれも相手への関心でしょう。
それが唯一無二の存在となり、相手を想いやり慈しみ、それは親愛を超えた強い結びつきの絆となる。
作者さんの解説にも自然との融合とあるように、刀と狐を除けばそれらは皆、自然です。
我々人間が自然の壮大さと美しさに魅入られて虜になるように
自然にも魅入られる人間がいるのだと。
彼等と絆を結ぶ人間は選ばれた人間なのだろうな~
それに対して憧れとちょっぴりの羨望も感じながら
それが故の純粋さにとても心惹かれるのです。

「マウリと竜」が好きな方には薦めたい1冊かも

7

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