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セレブ御用達の歯科医院に勤める奏。
完璧主義で、時間に正確。きれい好きで部屋もきれいにしていないと気が済まない。完璧主義者だった。
彼の愛用品は医療用のラテックスグローブでそれがなければ、誰にも触れないという接触恐怖症という症状を患っていた。
そんな時、予定を乱されるのが大嫌いな奏のところに飛び込みの患者がやってくることになった。
その患者は、三年前突然海外に行ってしまった友人で会った大地だった。
壮にとって大地は人生最大の汚点を残す相手でもあって、できれば「二度と会いたくない」と考えていた男だった。
そんな彼はいろいろあった末に、奏の自宅に居候することになり、奏の生活は乱されるようになる。
しかし、ながら奏は実は彼のことを思っていて……
という話でした。
実は二人は二人ともに重たい目の過去を抱えているんですが、それにとらわれすぎず、奏の接触恐怖の原因が過去だったりもするんですが、それが明かされた時も、ページ数としてはそんなに割いてなくて、悲劇に酔わせる展開でなかったのも読みやすかったです。
ただ、逆に軽く扱っているように感じる人がいるかもしれませんが、そこは好みだと思います。
気持ちがすれ違っていた二人が、前向きに新たな関係を気づきだす話がお好きな方にはオススメします。
大好きな真船るのあさんのお話なのに、ごめんなさいm(_ _;)m
主人公、奏が無理でした。
几帳面で真面目で神経質で潔癖症で接触恐怖症で。
ある日海外に行ってて疎遠だった元親友、大地が患者としてあらわれ…。
奏がしでかしたある出来事が原因で大地を避けたり、やはり他言されたら困る!と引き取ったり。
なぜそんな後悔するような「ある出来事」をしてしまったのか…、のちのち理由がやっとわかるのですが。
もう、いつも大地にイライラして、「ある出来事」を覚えてないか?ソワソワして、なんだ君は?なんですよ。
そもそも最初からしなきゃ良かったでしょ?
自分でしといて避けまくったり当たり散らしたり。大地がおおらかだから…。