なにをしでかそうと、今まで以上に愛してやる。お前の頭の中を俺で満たせ。

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表題作天狗の恋初め

剛籟坊
不動山の大天狗,439歳
雪宥
元人間の伴侶,75歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

雪宥と剛籟坊の間にややこ・六花が生まれた。
しかし、成長した六花が修行に出向いた先で剛籟坊の記憶がなくなってしまい……。

不動山の大天狗・剛籟坊と、彼の伴侶となり天狗へと転生した雪宥。仲睦まじく過ごす二人の間についにややこが誕生!
名は六花。あっという間に成長してしまう六花に戸惑いながらも、こんな日がずっと続けばいいのにと思うほど雪宥は幸せだった。
だが、ついに六花が修行に出ることに。我が子と離れる寂しさはあるが、六花の更なる成長を願って三人で修行先へと向かう。
しかし、家族旅行も兼ねて山を巡っていた最中、事故でとある池に落ちた剛籟坊は雪宥のことも六花のことも忘れてしまい……。

作品情報

作品名
天狗の恋初め
著者
高尾理一 
イラスト
南月ゆう 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
天狗の嫁取り
発売日
ISBN
9784576140933
4.2

(77)

(37)

萌々

(25)

(13)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
324
評価数
77
平均
4.2 / 5
神率
48.1%

レビュー投稿数10

愛と萌えと笑いとがつまってた。

「天狗の嫁取り」シリーズ3作品目です。
こちらも安定の溺愛バカップルぶりを披露してくれていて、安心して楽しく読ませてもらいました。


 表紙でもわかる通り、ついに雪宥そっくりのややこ六花誕生です。
私も雪宥同様、天狗の子育てにくらくらでした。
心配するとこ、そこ!?そっちにいっちゃうんだ〜みたいなΣ(゜Д゜)

 そして、お話はこれだけではなかった!
六花の修行先のお山まで一緒に挨拶に行ったところ、剛籟坊が110年程の記憶を忘れてしまう。
えぇぇぇΣ( ̄ロ ̄lll)
これ、雪宥が忘れられちゃって辛く悲しい思いをする流れ!?とドキドキしてたんですけど‥。
ナチュラルに雪宥を膝に乗せ、愛情を注いで求めて、といつもとなんら変わらないでろ甘な剛籟坊(^o^;)
まぁ、110年程若くなっても、剛籟坊としての人となりは出来上がってたでしょうしね。
記憶喪失でも、全然溺愛は変わらなくて、むしろまたイチから関係を築いていこう、なんてあまあまー。

 そして、最高だったのが、元に戻す薬が届けられた時のあれこれ。
今の剛籟坊の、記憶を取り戻した後の自分自身への嫉妬。
更には元に戻った後の剛籟坊の、それまでの自分自身への嫉妬。
いいわ〜奪うだの奪い返すだの(≧▽≦)
攻め様の自分自身への嫉妬、なんて美味しいんでしょう( ☆∀☆)


 父親になろうと、記憶をなくそうと剛籟坊は剛籟坊で、そのぶれない溺愛っぷり、とっても楽しく読ませてもらいました。
雪宥も負けずに溺愛してたしね。

 そして、親子での雪宥の取り合いと、それを無難に受け流す雪宥の姿には笑いました。
夫婦愛、家族愛にあふれていて、笑いもきゅんもたっぷり。
大好きなシリーズになりました。

1

子育て、ラブラブ、事件のてんこ盛り

「天狗」シリーズ第3作。1作目から完全に続き物として展開しています。

さて、本作はいよいよ2人に子供が生まれます。
名前は「六花(りつか)」。
大天狗・剛籟坊の子として、生まれながらに大きな神通力を持っています。
成長も早く、2ヶ月で人間の8才となり、修行に出る、と宣言。
修行先は、前作の披露宴の際に傷をたちどころに治す薬を贈ってくれた凛海坊の御山・聞越山。
そこで事件が起きます。
なんと、聞越山の秘密の湖「忘却池」に剛籟坊が一瞬落ち、雪宥と六花の事を忘れてしまう…
実は傷薬はこの忘却池の霊力でできていて、傷が自らを忘れる事で治るという道理。この回収には感心!
記憶喪失かぁ…私これ苦手なんだよなぁ、と一瞬思ったのですが、本作は一味違っていました。
剛籟坊が忘却したのはここ百年の記憶。
それでも雪宥を目にした途端から何事も無かったように雪宥を唯一の伴侶として愛を語る剛籟坊。
記憶喪失とセットになってる輪廻の方法論(また何度でも好きになるってヤツね)など軽々と超えて、やはりこの2人は運命で伴侶になったんだな、と否応なく納得です。
それほど剛籟坊の愛は深く強くとめどない。そして雪宥もその愛に応えて今ここにいる剛籟坊を愛するのです。
そしてまたここからが予想外の展開だったんだけど。
実は記憶を戻す秘法があるわけなのです。それを知った剛籟坊が、今の俺と昔の男のどちらがいいのだ?と過去の自分に激しい嫉妬をむき出しにして、雪宥のカラダに聞くんですよね。
今の俺より昔の男に戻ってきて欲しいのか、恋しいのか、どっちの男が好みか、どうなんだ…
最終盤に差し掛かってから、この剛籟坊の嫉妬祭り、からのどエロい責め、責め、責め。
この展開はすごく面白かった!
あんなに泰然としていた剛籟坊の激しすぎる独占欲、天狗の子供の制御不能のトンデモパワー、御山の生きとし生けるもの全てを護らんとする天狗の大いなる力。
加えて、九州のガハハなおじさんみたいな凛海坊のキャラも楽しい、盛りだくさんの一作です。

1

山でうわさの天狗の子

鬼の王シリーズも今読んでる途中ですが、私はどうやら天狗シリーズの方が好みみたいです。

剛籟坊の伴侶となるまでバージンチェリーだった雪宥の食事が、旦那の精液だという“ソレナンテエロゲ?”な展開からの第3章にしてややこ誕生でございます!
やはり六花も大天狗である父に似て神通力も並大抵のものじゃないみたいですね。産まれる瞬間に地震を起こすって…。

六花が修行に出てしまって雪宥も少し寂しいだろうから、二人目も産まれるのかなぁ。次こそ剛籟坊に似ているといいですね。ま、剛籟坊のことだから次も嫁に似た子を産ませる可能性の方が高そうではありますが。

1

ついにきましたね!

はい、前作から読まれている方はもうご周知かとは思いますが、めでたきかなややこが誕生いたしましたよー!
前作の最後にややこを孕ませられていたので、今作はややこが生まれたところから始まるのかと思ったらそんなこたぁございません。
安定のややこ製作過程から始めていただいてました。
いろいろツッコミたいことはあるのですが何よりも思ったのは神通力って最強です。男性の妊娠出産は我が界隈でも憧憬なること。。。
それをやってのける。。。神通力!ジンツウリキ!!!!
うーん、素晴らしい。
もちろん、ややこですので忘れてはいけないおっぱい!
ちょいと話はすっ飛ばしますが、話の流れで剛籟坊が記憶喪失に陥ってしまいややこと伴侶のことを忘れてしまっているにも関わらず変わらず愛している行為と。睦み合っていく中で乳離れをしているのに受のおっぱいがまだ出ることを知った剛籟坊の一言「俺か」が個人的に萌えツボを激押しして悶えることを禁じ得ませんでした。
くぅ、これは何て良いホモなんだ!!!と。
惜しみなく愛が巻きちってますがもぅ掬っても救っても掬えないので余すことなく味わい尽くすのがいいでしょう。
次作。。。心より楽しみにしております!!!

5

遅ればせながら・・・

こちらのサイトで評価の高いものを読もう!と色々選んだ作品のひとつです
今回で3冊目ということで
評価の高い分やはり面白く読ませていただきました!

出会い~結婚~そして、ややこ誕生!ということで
出産育児編ですかね
育児と言ってもすぐに天狗なので成長してしまって
受け様は少し寂しい気持ちになってしまいます
攻め様は子供は嬉しいながらも、受け様の気持ちが
そちらに向いてしまうことに嫉妬していて
今回も嫉妬の嵐とイチャイチャ満載ですw

とにかく・・・これは続編があるようですね!
あるよ!という感じではないのですが
このあとややこの様子がきになるでしょ!という終わり方・・・

次回作楽しみです!w

1

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