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吉田珠姫さん作品といえばヤンデレ、鬼畜、ドロドロ…。
そんなイメージを抱いていたので
こちらの作品には期待を(良い意味で)大きく裏切られました!
男装の王女・アイラが活躍するファンタジー三部作の
スピンオフだそうで、
本書の主人公は、ヒロインの兄で王子のユウナ(受)。
か弱いユウナの安全のため
両親は勇ましいアイラを男装させ王子とカモフラ。
ユウナは子どもの頃から女装…という設定のようです。
敵に襲撃され最早これまでというとき
ユウナ(受)は彼を生涯守る契約獣・アドルゥザ(攻)を
人の姿に変える。
目覚めると、目の前には美声年(アドルゥザ)が。
ユウナが眠っていた1ヶ月の間にすでに妹のアイラが
国を奪還していて…という展開から分かる通り
ファンタジーといっても
このお兄ちゃん編はほぼずーーーーっと山小屋で
攻とイチャついてるだけのお話です(でもそこが面白い)。
ユウナのような女の子っぽい受は好みじゃないはずなのに
彼のあまりに育ちが良くおっとりしたキャラクターに
癒され、思いの外楽しく読めてしまいましたw
どんなに焦っているときも丁寧な言葉遣いで
「苦しいのですかっ!?」
「大丈夫でしょうかっ?」
アドルゥザの傷を治すときでさえ
「傷よ治れ」とかではなく「治りなさいっ!」
なんかツボる緊迫感のなさでしたw
アドルゥザはアドルゥザでヘタレというか
馬だけあって草食系?
ずっと好きだった主と小屋で二人きりなのに
シャイな性格&忠誠心のため、なかなか襲わない。
健気だけど、ヒーローとしては優しすぎるというか
後先考えずユウナを山小屋に閉じ込めるあたり
頭はあまり良くなさそう(失礼)なところに萌えましたv
あとがきでは、作家さんと担当さんとの会話に笑いました。
「しょせん『馬』ですから」って酷いw
華やかな冒険活劇のサイドストーリーだけあって
展開といい二人のキャラといい日陰感が半端ないんだけど
そんな控えめな二人が愛しく思えるお話でした♪