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表題作ひみつ、ひとひら

墨江,受けと幼馴染同士,輸入家具屋
六出,攻めと幼馴染同士,古書店勤務

同時収録作品シークレット・ワン 前編・後編

黄櫨,幼馴染の花多に片想い中
花多,黄櫨の気持ちも知らず同居する幼馴染

その他の収録作品

  • シークレット・ワン 大学編
  • ひみつ、ひとひら 高校編
  • カバー下 イラスト・あとがき有

あらすじ

高校からの同級生、花田にずっと片思いをしていた黄櫨。
その気持ちは一生伝えないつもりだった…。

しかしふとしたきっかけで、黄櫨の家に花田が住むことに。
喧嘩しつつも楽しく日々を過ごしていた二人だが、
バレることはないと思っていた黄櫨の気持ちがついにバレてしまう…。

お互い気にすることはないと、いつもの態度を貫く黄櫨だったが――

言えない想いを胸に抱えたまま、過ごした時間の長さを知る。
秘めるようにふりつもる恋のおはなし、一冊に。

作品情報

作品名
ひみつ、ひとひら
著者
河村彩乃 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758073592
3

(10)

(2)

萌々

(1)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
27
評価数
10
平均
3 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

2つの、対極的な恋…。

■プロローグ
高校の頃からの友人5人組、黄櫨(はじ)、花多(はなだ)、墨江(すみえ)、六出(りっか)、西木たちのお話。
付き合っていた彼女に全財産を持ち逃げされてしまった花多は、当分のあいだ黄櫨の家に厄介になることに。
そんなある日、花多は金髪青年とキスをしている黄櫨の姿を目撃してしまい…!?

一方、高校の頃から友人に隠れて付き合っていた墨江と六出。
六出は10年もの間、一方的に迫ってくる墨江を受け入れながらも、ある不満を抱いていた。
そんな時、墨江の見合い話を発端に六出の気持ちは爆発してしまい…!?

高校生の頃からの友人同士の間で繰り広げられる、対極した2つの恋物語。

■感想
「河村 彩乃」さんが描く「初恋プリズム」に続く待望のgateauコミックス2巻目!
1巻目「初恋プリズム」と同じく、繊細でリアリティに溢れたキャラクターの表情描写はもはや芸術の域です。
ストーリーも綿密に描かれており、2つの恋物語を実に面白い主人公視点で展開させ、読む者を魅了させてくれます。
堂々と「オススメの一冊」に推薦できる、完成度の高い作品に仕上がっています。

1

同級生もの、グループの中に2カップル。

高校で仲良くなった友達グループ5人組がメインキャラのお話です。
高校で仲良くなった彼らは社会人になり・・・
その中で2カップルができる話です。

一組目は黄櫨(はじ)×花多。
表紙のメガネが黄櫨、もう一方が花多です。
この二人の話のタイトルは表題作ではなく、
「ひみつ、ひとひら」というタイトルでした。

黄櫨は高校の頃から花多のことを意識していたのですが、
それを悟られまいとして突き放すような態度を取ってしまうので、
花多は黄櫨が自分のことを嫌いなんだと思っていたのですが実は…
という話でした。
エロはなく、社会人ものですが爽やかでした。


二組目は表題作の二人、墨江×六出(りっか)の話です。
この二人は幼馴染同士です。グループの他の者たちよりも長い付き合いがある同士です。
墨江は半ば強引に六出の初めてを奪った過去があります。
そのことから六出は墨江に対してわだかまりを感じています。
墨江は「六出がたとえ結婚しようとも俺のものだ」と言うのですが、
あまりの強引さに心がついていけず。
体の関係はなしくず的に許してしまっているのですが、
六出は墨江とは友達に戻りたい、と思っています。

しかし、六出は墨江が女の人と楽しそうに話をしている姿を見ると、
胸の中にもやもやとした感情が―。

掛け違えたボタンをゆっくり直して。
二人が出した答えとは…。

こちらは先のカップリングよりエロ多めです。
少しビター&切ない表題作でした。

お話の内容はそこそこ好きな感じなのですが、
絵が社会人にしては「中~高校生」ぐらいにしか見えないのが気になります。
この童顔絵が作者様の標準の絵なのでしょうか。
自分の感触では高校生もののほうが合いそうな絵柄だと思いました。
社会人って言われても、ぱっと見は見えないです。
あと、時々首や肩周りの比率が微妙におかしいときがあるので、
そこが少し気になりました。

内容自体は爽やか、ビター、切ない、ガトーさんっぽい内容でした。

2

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