ボタンを押すと即立ち読みできます!
北上家シリーズ本 第1弾 次男編。
発売順は【次男→三男→長男】
時系列は【長男→次男→三男】
ですが、どこから読んでも単体で読んでも大丈夫╭( ・ㅂ・)و ̑̑
他CPとの絡みも分かりやすく書かれていました。
シリーズを通しての共通項は攻めが受けを溺愛してる箇所なんですが、
次男編の攻め・匡に関して言えば溺愛は溺愛でもかなりお子ちゃま(^^;)
同級生で幼馴染みだからこその無神経さや甘えが先立ってすっごいムカつく!
で、受け・祥平を何度も何度も傷つけるんですが、
個人的には傷つき萌え属性にグサグサと萌え心を刺激してくる!
祥平が傷ついて泣く度に私ももらい泣きしてました(;///;)
次男編はイライラ度もダントツですが萌え度もダントツで
なんだろう…好きなのにムカつくし、ムカつくのに好きだし、複雑な気持ち。
いじらしい健気受けが好きな人にはオススメしたいです。
(泣き虫が苦手だと合わないかも…?)
さてさて。
次男編はお付き合いが始まって3年経つCPのお話です。
回想という形で付き合い始めたキッカケや始まりの描写もありました。
幼馴染みで恋人。
一見気のおけない関係に見えますがその実情は少々気持ちがすれ違い気味。
最初はちょっとしたボタンの掛け違いでしたが、
2人の間を荒らす存在と匡がとにかく無神経鈍感すぎてどんどん溝が深まっていきます。
祥平の中で肥大化するコンプレックスと匡を失う過去のトラウマ。
不安ばかりが押し寄せる祥平が匡に嫌われまいと振る舞う姿に涙・涙でした。
元を正せば付き合う始まりからほんの少し足並みは揃っていなかったように見えます。
1度だけ突き放された過去は自分にダメなところがあるからだと祥平は思い込んでて、
匡の反応が悪いとすぐに「俺また嫌われることした…?」と怯えてしまい…。
匡は1度も祥平を嫌ったことはないし、祥平のやることなすこと全部好きなんですけどね。
まったく意思疎通が図れていない上辺のような脆さを感じました。
で、無神経男・匡は祥平がそんな風に怯えているとは露知らず。
自分はめちゃくちゃ祥平を愛してるし、祥平も愛してくれてて通じ合ってると呑気に構えてて、
安心しきった恋人関係だと胡座を掻いてるのがとにかくムカつきます┗(`皿´)┛コノォ---
当て馬にほだされてるとことか本気でバカなのかと思いました。
当て馬の顔が祥平に似てるからってデレデレしてて、
祥平をないがしろにして当て馬をチヤホヤするとか本末転倒すぎて(怒)(怒)
あとねセックスすれば仲直りと思ってるトコは本気で本気でクソだと思う。
祥平がいないと生きていけないレベルなくせに祥平の心を労れない身勝手さが目立つ攻めでした。
でもそんなヤツでも祥平は大好きなんですよね(;///;)
何度も何度も心痛めながらでも匡が大好きな祥平にとにかく萌えました。
純粋無垢な素直さと涙に私の萌えに打ち抜かれたわ…。
匡ザマァ展開があったら神だったかも。
幼馴染みですれ違いで傷つき萌えはドストライクなので個人的には大満足です!
北上家三兄弟のそれぞれの恋愛模様、次男編です。
隣に住む幼なじみ・匡×北上家次男・祥平というカップリング。
とにかく文体というか、作風が古いなぁ、という印象。相手に突拍子もないこと言われて「…はぁ?」と聞き返すとか、「相手が何を言ってるのか理解できない」とか「何でここで○○が出てくるんだ?」とか、そういう昔よくあった、わざとらしいまでの理解力のなさ。頭のいいキャラなのに飲み込みが悪く、故意に曲解してるみたいな鈍さ。そのくせ異様に重苦しい、狂おしいばかりの恋情。
特に「はぁ?」からの「ちょっと待て、何でそうなるんだ?」のコンポは何度出てきたかなってくらい出てきました。理解能力に何か障害でもあるのか。
そのわざとらしい理解力のなさで、受けが自分の心無い言葉で傷ついてることがわからず、ひたすら傷つけては傷口にせっせと塩を塗りこんでる攻めに対して、ムカつきまくりの作品でした。とにかく攻めのどこが頭がいいのかと思います。受けの弟(北上家三男)じゃないけど殺意がわきます。このデリカシーのなさには萌えのかけらも抱けませんでした。
受けがアホなりに健気な良い子だったのと、攻めに対する疑惑と暴言に傷ついていたことが最終的に攻めに伝わったので、まあなんとか持ち直しました。でもやっとこさ萌、くらいかな…。
バカップル3兄弟が登場するとのことで、読んでみたかった可南先生の北上兄弟シリーズ。
地元でも有名な美形(美人)3兄弟の恋愛模様を描いた作品です。
それぞれお相手は異なり、こちらは第1弾となる3兄弟の次男・祥平編。
元々は可南先生が同人誌に掲載していた作品とのことで、少々古い作品に手直しをされたもののようですね。
「無敵の恋人」のみ書き下ろしだそうです。
さて、次男・祥平編の今作。
ズバリ、犬も喰わない高校生カップルの痴話喧嘩といった感じ。
もう既に出来上がって数年が経つカップルのお話です。
付き合って数年のカップルのすれ違いと、その合間に付き合うまでになった過去を描いたもの。
受けの祥平は美人だけれど気が強い子。
でも、傷付きやすくて繊細な子なんですよね。
そして健気で泣き虫。
けれど、懐に入れた人の言葉は真に受けてしまうような素直さも持っています。
本当は不安だったり、甘えたりもしたいけれど、表に出すのが得意ではなくて、思わず意地を張っちゃう少し不器用な子。
なんだかもう、祥平が傷付く度に頭を撫でてあげたくなってしまうんですよ。
それでも匡のことが好きな様子に健気さを感じる。
本当は強くなんかないのに、どうしても強がってしまう子がぼろぼろと泣く姿はなんともくるものがありますね。
匡と付き合うようになって数年が経ちますが、途中で語られる匡と付き合うこととなった中学生時代の出来事が決して甘いものではなかったんです。
これは珍しいパターンなんじゃないかな。
幼馴染ものですと、大抵は、いつの間にか恋愛感情としての好きに変化して、実は俺も…なんて甘い展開になりそうですよね。
こちらは、付き合う前に理由の説明もなく突然攻めから拒絶された受けが傷付くところから始まります。
うーん、ここもやや強引かなあなんて思ったり…
と、そんな始まりだったがゆえに、付き合って数年の今でも、祥平は匡に捨てられたくない・見限られたくないなんて思ってしまっているんだろうな。
匡のことが好きで仕方がないけれど、どこかトラウマめいたものが心のどこかにあるような。
ただちょっとこれは攻めがなあ…
受けの不安を丸ごと包み込むような包容力と余裕があれば話は別なのですが、もう、攻めの匡が鈍感すぎて、祥平に何度別れなよと思ったことか。
匡の鈍感をこえた無神経さからの行き違い→喧嘩・または祥平が傷付く→セックス→なあなあになる。
この流れが多すぎて、祥平がかなりかわいそうになってしまった。
そりゃあ泣き腫らしますよ。
むしろ、匡のどこがそんなに好きなのかが分からなかった。
好きというか、どちらかというと依存な気もします。
相手が健気で、ある意味寛大な祥平ではなかったら、即別れ話になっていそうなお話だったかなと。
もっと匡が酷い目に遭えばスッキリしたのにと思いつつ、反省後の匡にもあまり魅力を感じることが出来ず…萌を探しましたが、萌は見つけられませんでした。
若者の青くさいお話は好みのはずなのだけれど、キャラクターによりけりなのかもしれません。
2人の良き友人・克美が1番好みのキャラクターでした。
克美のキャラクターと祥平の弟・忍の辛口なコメント、そして祥平の裏表のない健気さは好きだったので、しゅみじゃないに近い中立評価で。
第1弾がこうなのか…と、第2弾、第3弾はどんなお話なのか期待と不安でハラハラしつつ、他2兄弟編も読んでみようと思います。
我慢ばかりの祥平がかわいそうで、人の気持ちを思いやれない匠が好きになれなかった。
幼馴染の親友に欲情してしまった匠がいつか襲ってしまいそうだと思って、理由も告げず絶交して貞操は守ったけれど心は傷だらけにしたという過去もありました。
そんなトラウマのせいで、言いたいことも言えず何でもかんでも許してしまうのは恋人でなんでもなく都合のいいオモチャです。
可愛がりたい時、ヤりたい時、仲良しごっこがしたい時、優等生を演じたい時、便利な道具として利用しているみたいでした。
そんな男でも、べったりと依存して離れられない祥平が哀れでした。
真生も性格が悪くてうんざりした。
彼は匠が好きというより、人気者の特別な地位にいる自分を見せびらかしたいのと、昔祥平にいじめられた腹いせに恋人をとって当てつけただけだとすぐにわかりました。
だいたい会話もなく真夜中に忍び込んでやるだけやって帰るか途中で寝惚けるやつに対して「ヤリ目的か」と言いたくなるのはもっともです。
そう言われて行くのをやめるのもあてつけがましい。
だから、祥平大好きな弟の忍や祥平の味方の友人克己が、匠をやり込める会話が大好き。
もっと言ってやれって感じで。
腹黒真生が、匠と寝たと嘘ついた時、祥平がなんでもするから捨てないでと縋り付いてえっちするシーンが一番嫌い。
早く真生に問いただして愛してるのは祥平だけだし一番大切なのも祥平だと明言して糾弾して欲しかったです。傷ついた恋人の仇くらい打って欲しいものです。
なので、きっぱりと興味がない、迷惑と言い切った時だけはすっきりしました。