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表題作パライソ

ジン,島を牛耳る組織 ギャラリー社の幹部
志月恭介,生き別れの母親を探すグラフィティライター

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

虐げられて、犯されて、でも恨めない。

犯罪組織の鬼畜幹部攻×天涯孤独の一途な受

どうして、アンタの言葉はこんなに胸に響くんだ――。
たった一人で生きてきた恭介を愛したのは極悪非道のドSだった。

"アトリエ"と呼ばれる謎の島ー―。
そこは、チャンスを掴んだ者は誰でも巨万の富と名声を手に入れられる夢の島。
だが、実態は脱落すれば全てを失う、人間の欲望が渦巻く犯罪の巣窟だった。

孤独な少年・恭介は生き別れた最愛の母親を探す手がかりを求めて上陸する。
しかし、島を牛耳る組織の幹部・ジンに目をつけられ力づくで忠誠を誓わされる…。
島民による成功の奪い合い、裏切りと策略、暴力の果てにたどり着く結末とは!?

最高のスリルと非情なエロスでおくるバイオレンス・ラブストーリー

作品情報

作品名
パライソ
著者
鳶田瀬ケビン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
ISBN
9784893939791
2.8

(29)

(4)

萌々

(4)

(9)

中立

(8)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
5
得点
71
評価数
29
平均
2.8 / 5
神率
13.8%

レビュー投稿数5

晴の話をもっと読みたかったですね。

BLじゃなくても十分面白いと思うけど詰め込みすぎ感がありますね。
舞台背景とかしっかりしてるから、ジンが調査をしてるシーンとかもっとあっても良かったような気がします。

目を潰されて絵が描けなくなって自殺した晴とジンの話をもう少し読みたかったです。
二人は恋人同士ではなかったのかな。
ただの友人だったのかな。
晴の容姿が好きすぎます。

絵が綺麗でした。細かいところまで。

鉄格子に手錠で繋がれて立ちバックとか萌えました。

ギャラリー社と戦闘してるジンが脇腹を撃たれたように見えたんだけど気のせいなんだろうか。
その後、怪我してるシーンはなかったな。

1

うーん…

まず、あらすじから想像していた感じのストーリーとはちょっと違っていて、しょっぱなから出はなを挫かれた感じと言うか…この世界観に入っていけなかったと言うか…表紙は気に入ってるんですけどね…。
BLマンガというよりもゲームっぽいと感じたので、そういう世界観とかストーリーとかが好きな人には面白いと感じるかもしれないですね。

あと、バイオレンス・ラブって書いてあったので勝手にバイオレンスでエロだ!と思い込んでいたら全然そうじゃなくてちょっと期待外れと言いますか、まあ私が勘違いしてただけなんですが。

でも、絵はキレイだし、そこはやっぱり漫画家さんなので上手いなーと思いました。実際、主人公が描いたスプレーアート(?)なんかは、これがカラーだったらもっと魅力的だろうなと感じました。

2

結局のところ

独特の世界観というのかなんなのか。。。
好きな人は好きな雰囲気なんだろうなと思うのだけれど
あらすじ~からイメージしていたものとは
ちょっと違っていて、面白くないとは言わないのだけれど
ガツンとくるインパクトは無かった。
犯され虐げられ~という煽りを使うほどの酷い犯され方ではなく
モウシワケナイがナニゆえにこの二人が引かれてBLとなるのかが良くわからない。

とある世界のとある場面を切り抜いて
表面を撫でる。
そんなイメージな作品だったという雑感。
ちゃんと読み返すとまたイメージが変わるのかなとは思うのだけれど
思ったよりも。。というのが感想でした。
面白くないとは言わないのだけれどすんなり落ちてこない感じが残念。
落ち着いたら読み返してみようと思います。

3

カネと芸術の世界

プロを目指すアーティストが集う、謎の島。
生き別れの母を探すグラフィティライター・恭介は
島を牛耳る組織「ギャラリー社」の幹部・ジンに
目をつけられ、身体を弄ばれると共に
贋作に手を染める画家の摘発に協力することに……


美しく力強い絵柄にパワーがあり
少年漫画誌掲載のダークファンタジーのような
雰囲気を醸し出しています。
(グロくない「デッドマン・ワンダーランド」のような)
ビジネスアートのダークサイドを戯画的に描いた作品としても興味を持てる題材でした。

同業者による妨害や、組織の暗部を目にしても
腐らず自身の創作活動を続けていく恭介。
その強さは、復讐のため組織に入った
ジンの心をも動かしていきます。
ラスト、戦いを経て自由になり
思うままアートを追究する二人の
晴れやかな笑顔が素敵。
この先を読んでみたくなる幕引きです。


しかしBLとしては恋愛の必然性が弱い。
特に恭介がジンに惹かれる理由がよく分かりません。
細部のエピソードも掘り下げが甘いように思います。
たとえば恭介が探す母親について
あんなヒトコマだけのオチではかなり消化不良・・・

絵の魅せ方や雰囲気作りは素晴らしいのですが
設定や世界観にどことなく既視感があり
オリジナリティがやや弱いのが難点かも。
しかし絵に大変魅力のある作家さんとして
次回作にも期待しています。

4

物語のボリュームとインパクトのある力強い画力

ディストピア寄りの作品や様々なカルチャーからインスパイアされたような裏原系な雰囲気漂う作品とでもいうのでしょうか。
グラフィカルアート、ストリートアート的な何かのせいでその雰囲気がより一層増して、一昔前の世界やカルチャー スタイルを見ているような感覚になり、違和感を覚えてしまいました。
最高のスリルと非情なエロスとありますが、そこまで激しいものではなかったように思えます。
ドSの定義って難しいなと感じましたね。
背景世界には魅力的で面白い素材が散りばめられていると感じられたけれど、イマイチ盛り上がりに欠けていたかな…。
表紙とあらすじに惹かれ、購入を決めましたが期待していたお話とはちょっぴり違っておりました。
しかし、物語のボリュームとインパクトのある力強い画力は目を引くものがあります。
表紙も素敵なので眼福でございます。

4

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