表題作たとえばそういう話

及川徹、青葉城西高校3年 バレー部セッター
岩泉一、青葉城西高校3年 バレー部WS

あらすじ

及川さんと岩ちゃんとバレーについて。
古矢渚さんのHQ‼本2冊目。

作品情報

作品名
たとえばそういう話
著者
 
媒体
漫画(コミック)
サークル
PLUG<サークル>
ジャンル
ハイキュー!!
発売日
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

同じ気持ちで。

渚さんのHQ本2冊目、
誠に!誠に!!ありがとうございます!!
がっつり岩ちゃんのみのシンプルな表紙がこれまた…素敵…。
右頬に添えられた左手は言わずもがな。

◇◆◇本誌と共に猛烈にネタバレですのでどうぞご注意下さいませ◇◆◇


廊下で、二人のモブ後輩女子が外の及川を見つけ
手を振り返してくれた事を喜んでいます。
その後ろを通りかかった岩ちゃんは
心の中で「けっ」と思い顔ももれなくそんな感じw
バレーしてる姿がもっとかっこよくて
全国レベルの選手だけど
県内一強いのは白鳥沢なのに
どうして行かなかったんだろうとか
もし白鳥沢に行ってたら
とっくに全国に行ってたんじゃないかなとか
彼女たちは言っています。
通りすがりにそれを聞いた岩ちゃんだって
思ったことがなかったわけじゃない。

練習が無い月曜日、
新作のDVDをレンタルしたという及川に誘われ
一度家に帰って着替えしてから行く事にします。
女子につかまって待ちたくない岩ちゃんは
下駄箱でマッキーと会い
今月号の月バリに及川が掲載されているのを聞き
バスの中で買っていってやろうと思うのです。

及川の部屋に入ると、
ヘッドフォンをしたまま試合のDVDに集中していて
岩ちゃんに気づかないのです。
そこで怒鳴ったりせず待っててやるか、って
寝転んで月バリめくりながらうとうとしてしまった岩ちゃんが
超絶可愛い……!!
ようやく気が付く及川ですが
仕切り直して映画を観ようとしますが
月バリでウシワカちゃんのページを見て憤慨し
「ウシワカちゃんへコましたい。
んで全国行く」
目標をまた改めて口にする及川に
岩ちゃんは、今日の後輩女子の言葉を思い出して
「全国行くなら
お前にはもっと違う道があったのかもしんねーな」
及川は静かに怒り「白鳥沢に」と言う岩ちゃんを遮ります。
センスも才能もあってあんなに誰より努力して
凄い選手なのを岩ちゃんだって全国で見せつけてやりたい。
けど〝白鳥沢に行って全国へ、ではなく
自分達が白鳥沢に勝って全国へ行かなければ意味がない〟
及川の気持ちをそのまま代弁した岩ちゃんに
怖い表情がすぐ緩む及川が愛おしい。
「バレーで俺以上にお前のことわかってる奴なんかいるかよ。
俺がお前でも同じだっつの」

泣きそうになる及川は岩ちゃんの胸を借り
岩ちゃんはしょうがねーなと言わんばかりに貸してあげるのです。
かっこよくないくせにかっこいいとこぼす及川を
見た目はまともでもなんでそんな残念なんだとこき下ろす岩ちゃん、
「あと5分」と抱きつくのを延長されて「あと1分!」
だけど「5分」また押しきられて「…3分!」。
3分超えたらブットばすと、“らしい”セリフも付けて。
なんだかんだで及川には甘いなぁ…。
結局のところ、岩ちゃんも及川とバレーがしたいのです。
スパイクを決めると嬉しそうに笑う及川と…。


「俺がお前でも同じだっつの」は
何それもうバレー以外でもそうだよね??
俺とお前はひとつ宣言だよね??と
のたうちまわりました…!!

連載中の本誌で、残念ながら願いは叶いませんでした。
ライバル校ですから、勿論わかってはいた事です。
全力を尽くし戦いぬいて、頑張りきった彼らに
いつまでも拍手を送りたかったです。
「道を間違った」とぬかすウシワカちゃんに面と向かって
「自分の選択が間違いだと思った事は一度もない」と
言い切ってくれた事がとても嬉しかったんです。
青城のチームメイトと、3年ズと、阿吽がやっぱり大好きです!!
渚さんも、おそらく世の青城ファンの方々も
今後出番が少なくなってしまうにしても
愛する気持ちは変わらずにいることでしょう。

渚さんの連載中オリジナル作品も楽しみにしつつ
またHQ‼本出して下さるようなので
鼻息荒くして待たせていただきます!!!
大好きです……!!

3

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