部長には、秘密があるーー。

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表題作部長はオネエ

ダント・インパス,外資系一流企業社員,受の部下
ファルネイル・ヴィンセント,部長,オネエバー手伝い

その他の収録作品

  • 恋は薔薇のフレグランス(描き下ろし)
  • After Story(描き下ろし)
  • あとがき。(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト

あらすじ

外資系一流企業の敏腕部長、ファルネイル・ヴィンセント。
彼には誰にも言えない◯◯◯という秘密がある。
ちょっかいを出してくるワンコ系部下のダントや
◯◯◯に理解のある鳥のジョージも巻き込んで、
恋や仕事、そして自身のアイデンティティとどう向き合うのか…!?
ケモナー必携の獣人+スーツ+メンズラブコメディ(おそらく)本邦初公開!!!

特別描きおろし「恋は薔薇のフレグランス」「After Story」収録。

作品情報

作品名
部長はオネエ
著者
ながべ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
ISBN
9784863495050
2.9

(32)

(6)

萌々

(4)

(9)

中立

(8)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
7
得点
81
評価数
32
平均
2.9 / 5
神率
18.8%

レビュー投稿数7

いかつくても可愛く見える不思議

 ながべ先生の描く動物達は、童話の挿絵のような味わいがあって魅力的ですね。隠れオネエの部長を挟んで、取引先のジョージと部下のダントが争う構図。部長が働くオネエバーのキャラクター達も、彼らの恋をからかうんじゃなく時には真剣にアドバイスしたり、暖かく見守ったり、人間味があって優しくて。ジョージが本当に紳士的なのに対し、ダントはまだまだ無神経な発言も多いので、部長が最終的にダントを選んだのには少し驚きましたが、ちょっと考えがお堅めな部長には彼くらいの無鉄砲さがちょうど良いのもしれませんね。

0

新鮮でした

獣人が特に好ましいとかではなかったのですが
読ませていただいたら予想外に(と言ったら失礼ですが)楽しかったです。
こちらがもし普通の人間でのお話だったらあっさりしていたかもしれません。
獣人という事で特徴をつかめましたし性質が愛しくなるというか可愛らしい。
部長は元からオネエというわけではなくても素質があったのかな。
オネエの方々はきっと様々な経験をしてきてメンタルも逞しく
他人の人生相談もズバッと斬ってくれそうなイメージですが
部長のしおらしさというかピュアな面が見た目に反していて良いギャップでした。
そんな部長を見染めたジョージと
面白がっていただけだと思っていた部下のダントが取り合うとは…。
ジョージは大人でスマートな恋愛をしそうですが「抱かれてもいいかなって」とまで言っていたので
私はオネエ攻めが好きだから喜んだものの、
部長はやっぱり抱かれる側なんじゃないかなと思いました。
いえどちらでも大丈夫ですけども。
ダントはやかましいんですが気持ちをそのまままっすぐぶつけてくるので
なんだか憎めません。
結局キスもないのかーと多少がっかりしましたが
部長はシャイなのでね、誰も見ていないところだったらもう少し経ったらOKかもね。
個性が光るながべさん、違う作品も是非読んでみたいです。

0

性癖盛り盛り玄人向け作品(?)

獣人同士のBLというかなり読み手を選ぶ作品かと思います。タイトルからオネエ上司受けor攻めの作品なのかな?とは思ってましたが絵柄とご本人のpixivを見てほぼ即決で購入しましたw
ケモナーだけど濃厚なBL描写はちょっと…という方はかなりとっつきやすいかな、と思います。
私はエロ描写という点では元々BL作家さんではない方ということで物足りないかな…という面がありましたが、3人のいずれもなんらかのフェチ心をくすぐる造形になってるので神ケモBL認定させていただきました!!

2

ケモナー大歓喜

普段はほとんどBL界隈にはおらず、ファンタジー物の漫画をよくお描きになっているながべさんの漫画です。
獣人にオネエにBLに・・・とかなり盛りだくさんの内容ですがかなり良くまとまって描かれていたと思います。
また、この作家さんは画力がとても素晴らしく最初から最後まで飽きずに読めました。
文字通りワンコ系(オオカミの獣人)と紳士な出来る男(鳥の獣人)が主人公を奪い合いする展開は読めませんでした・・・!
個人的に鳥の獣人ジョージさんがとても好きでドキドキしながら読んでいました。

エロ要素はほとんどなく、BL初心者さん向け、と言いたいところなのですが・・・
登場人物的にケモナーでBL初心者さんにおすすめさせていただきます!

3

時代が追いついていない

スタイリッシュでオシャレな表紙、斬新な設定、なんだかよくわからないけど名作なのかな?その程度の気持ちで購入しました。

結果、不満は別にないです。
ただ、本当に、正直な気持ちを言うと、

「えっと、あの、ちょっとよくわからなかったです……。」

という感じ。
面白いんだろうけれども、その面白さがまだ私には理解できないというか……時代が追いついてないのか、私が時代に追いついてないのか、とにかく、よくわかりませんでした。
何年かぶりに読み返したら、これは名作だ!ってことになりそうな気もしなくはない。そんな感じです。とにかく私にはまだ早い作品でした。これが理解できるかたはかなり上級者な気がしました。

4

煩悶と試み

ある意味のネタバレになってしまいますが、
あとがきに記された作者さんの心情を読んでから
再読すると中々に巧みな作品である様に思えてきます。
多分BL界隈の縦軸と横軸が拡がった故に世に出る事が
できた作品であろうかと。賛否両論も込みとしまして。

少なくとも世界観を丁寧に描こうとされている
手応えは感じます。
こう言う舞台設定も奇抜さで売ろうなどと云う
浅墓な所から生じたのではなく、この舞台設定だから
言える事があると思い定めた上での判断でしょう。
とりあえず評者自身は、こう言うBLもあって
良いんじゃないかと軽く考えております。

5

かなり斬新ではある

表紙に惹かれ、スタイリッシュな本かなと思って買ったのですが、
中身はかなりギャグ寄りでした。

表紙の真ん中にいるピンクの怪獣みたいなのが、
外資系一流企業の敏腕部長でありながら、
オカマバーの手伝いもしているオネエの主役です。

オネエバージョンの時は、
眼鏡を外して頭にリボンをつけて、ボディコンのような服を着て、
だけどカラダはスーツを着ている時以上にムッキムキ!
かなり腕も太っくてガチムチ、それで女姿~
しかも人じゃなくて…と、とーーっても斬新です☆
※この本に出てくるキャラは、みんな動物です。

内容は、
表紙左の鳥(オカマバーの客で、仕事の取引相手でもある)に、
一目惚れをされて、スマートかつ猛烈にアプローチを受けて、
部長は嬉しくもあり困惑~
そんな最中に、
会社ではオネエであることを隠しているのに、
表紙右の犬(会社の部下、空気を読まない突っ走り系ワンコ)にも、
「ものすごく興味があるんです!」と告白されて、
ええ!?
どういうこと? どうしたらいいの??
オネエな部長は初々しい女の子のように動揺~
2人(いや、2匹?)は、そんな部長を取り合ってギャーギャー☆

笑いや誤解多数の短い話が積み重なって、
ストーリーは進んでいって、最後に部長が出した結論は…


エロはおろかキスシーンもなしで、
(Hは見ため的に萌えれない可能性が高いので、ナシで正解かも)
かといって、切なさもあまりなしで、
コメディタッチで面白いところもあったんだけど、BL本的には、う~~ん。

オネエだから仕方ないのかもしれないけれど、
主人公の部長から内面的にも男らしさを感じなかったのと、
(2人に迫られて、出した答えが仕事に逃げる!とか)
ちゃんと恋を描いている感じがしなくて、正直物足りなかったな。

これをBLで出したというのは、
挑戦的ですごいなーと思うのですが、
目新しさや奇抜さだけじゃなく、
もうちょっと普遍的BL的萌え要素も入れてほしかった…
個人的にはそう思ってしまいました…辛口ですみません m(__)m

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