イラスト入り
カリスマ美容師の加山はイケメンで世渡り上手な遊び人。
人の人生を背負うのは重すぎる、と「適当」に人生を歩んでいた。
そんな加山の元に急な依頼が舞い込む。
それは今度デビューする脚本家の見た目をマシなものに変えてほしい、というものであった。その脚本家・天海は長く伸びた髪に分厚い眼鏡。ところが、眼鏡を外すと思ったよりもキレイな顔が出てくる――という王道展開。
こんな擦れてなくて、こんなに純粋な性格で世の中わたっていけるのだろうか……? など、寝た子を起こしてしまったのではないかと不安になりながらも、絶対に自分に惚れさせてはいけない、とブレーキを踏む加山。
ところが、天海から「好きです。付き合えなくてもいいから、初めては貴方がいい……」と言われてしまい……
という話でした。
よくあるマイ・フェア・ボーイものの王道展開。
でもちょっと違うのは、最初に体の関係をお願いしたのが、ピュアピュアな受けだった……というところ、しかも、本当に「付き合えない」と思っていて、よくある受けの嫉妬展開でハッピーエンド! ではなかった……というところでしょうか?
なんにせよ、攻めによって見違える受け! が好きであれば、オススメします。
「翻訳家は愛を知る」のスピンオフになります
すみません・・・知らずに手に取りました(;´Д`)
ですが、単品でも読めます!
攻め様が前作品の受け様とちょっと何か訳ありのお方の様です
前作品のカップルもしっかり出てきますが、説明もあるので
なにも問題もなく読めました
見た目が野暮ったい受け様が、攻め様の手によって
華開いていくという、見た目もエッチもwwww
受け様はとにかく控えめで自分に自信がなくて
人と目を合わせて話せないぐらいキョドっていますが
慣れてくると人当たりもやさしく面倒見がいい子です
攻め様はなにをやるにものめり込むようなことはせず
自らいい加減な男だと言っていますが、
受け様と出会うことによって大切な相手だと気付かされます
受け様ですが見た目も攻め様に変えてもらい
人に対する意識も教え込まれ、どんどんと攻め様を好きになってますが
何事にも自分に自信が持てないために
攻め様にセフレがいても一歩引いた感じで
「自分の事は気にしなくていいから・・・」と恋人になってほしいともいいません
ただ、初めての相手&エッチを教えてくれる相手として
攻め様と一緒にいたいと・・・・
そんな受け様にジレた攻め様が・・・とハッピーエンドになります
攻め様目線で話は進み、受け様の心情がどうなのか気になるところではありますが
受け様の健気さにグッとくる作品でした
1冊丸ごと表題作。加山(攻め)の視点で進みます。
「翻訳家は愛を知る」のスピンオフ作品です。
前作を未読でも楽しむことができます。というより、前作は読まなくても良いのでは…?というくらい説明をしてくれています。ストーリーの邪魔にはなっておらず、加山の性格や過去の補完になっていますし、加山を後押ししてくれます。4人のイラストもありますので、前作がお好きな方にはお勧めではと思います。
内容は、遊び人の加山が、純情な天海に惹かれ、「愛する」意味を知るというシンプルなものです。加山が天海に惹かれて戸惑う過程がスムーズに受け入れられて楽しく読むことができました。
ただ、加山が反省して天海に告白するラストですが、天海がすんなり受け入れたのがちょっと物足りなかったです。加山も花を持っていくとか何かもう一つ欲しかったかな、と。
なお、加山は健一というセフレがいます。過激な性描写はないのですが、苦手な方はご注意ください。
小路先生のイラストも素敵でした。表紙イラストは天海(受け)が足を露出した色っぽいものですが、帯があったら上手に隠れます。あと、あとがきイラストの鍵宮店長のお尻がぷりっとして良かったです!