どうして自分たちの命は、こんなに高価(たか)いのだろう。

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表題作恋には金がいるらしい

海帆紀親,29歳,元SATの逃がし屋
藤崎静流,19歳,医大生で運び屋

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

仕事のミスをカバーするため、運び屋のバイトをしている静流は逃がし屋の海帆に体を売った。行きずりの関係と思って抱かれたが、その日以来、気づけば海帆のことばかり考えてしまう。そこへ舞い込んだ一人では遂行不可能な仕事を請けるため、静流は海帆を頼ることに。逃がし屋である海帆は運びの仕事はしないと言っていたが、切羽詰まっている静流を今の状況から逃がすということで引き受けてくれた。さらに報酬交渉の結果、静流は再び海帆とセックスすることを選ぶが、そこで静流の抱える秘密の一つを知られて……。

作品情報

作品名
恋には金がいるらしい
著者
玄上八絹 
イラスト
ヤマダサクラコ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576151076
3.2

(8)

(0)

萌々

(3)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
25
評価数
8
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ネタバレありご注意

逃がし屋×運び屋。受けは親はなく、病気の妹を抱え、将来的に妹の臓器移植費用を稼ぐため医者になるべく医大に通っている大学生。攻めにも金の要る切実な事情があるので、双方が金を必要としているカップルです。
受けは諸事情から攻めに身体を売る羽目になるのですが、攻めに「経験は?」と聞かれて「ないような、あるような」と答えます。実際やってみたらうしろが柔らかかったため、攻めには経験済み認定されます。でも本当はバージン。そこで生まれるのが「なぜうしろが柔らかかったのか」という疑惑。その疑惑の答えが、この受けのキャラクターイメージとはかけ離れていて、そのギャップがなんとも萌えました。
ちなみにこの疑惑の答えが、あらすじにもある受けの「秘密のひとつ」です。

なかなか面白かったのですが、最終的にはどちらの金銭事情も、妹の病状も、攻めの危機的状況も改善していません。そこんところが個人的にはちょっと引っかかって、ある程度は解決するような方向性が見たかったな、と思いました。

4

はるぽん

ココナッツさま。
お役に立てたようでうれしいです。
私もよくココナッツさまのレビューのお世話になっています。(^^)

ココナッツ

はるぽんさま

買うか買わないか迷っていたところのレビュー、とてもありがたいです。
わたしはスッキリおさまってくれるエンドの方が好きなので、教えて頂いて良かったです(*^^*)
ありがとうございました☆

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