オメガバース・プロジェクト 6

いよいよ最終巻

(3)くらいまでは興奮しながら読んでたオメプロにまさか中立評価をつける日がくるなんて…
総評として、わたしがオメガバースという特殊設定に過度に期待しすぎたのか…不完全燃焼の作品が多かった。
まぁ有り体に言うとエロが少ない。

『かくれんぼハニー 後編』鳶田瀬ケビン
Ωであることは弱みでしかない、隙を見せずひた隠しにして生きてきた満郎が、初めて脆い部分を晒してしまったスズメ。
互いに欲情しあって今にもうなじに噛みつこうとした瞬間、スズメは自分の腕に噛み付いて…。

ちょっとだけ素直になった満郎はたいへん可愛いけど、このふたりは挿入エロまでお願いしたかった…！！
初めてのセックスにとまどい困惑しながらも、エロエロに乱れる満郎を拝みたかったです。
メインカプがズコバコやりまくっていたのに、お目当てのカプのエロが少なすぎたな…

『パラダイムシフト』ぴい
途中までがおもしろかったぶん、その失速度が残念でならなかった作品。
失速というか、あれだけαΩを嫌っていた受がΩに突然変異し失意のどん底かと思えば、攻への想いを自覚した途端Ωになって良かったと言う気持ちの切り替わりの速さが個人的にちょっと…だった。でもこれが恋というものなのでしょうか。
そしてそのαΩ嫌いの原因も、物語冒頭でなんかすごい過去が隠されてます的な煽りがあったので、あまりにあっさりしすぎてて拍子抜け。
どれもこれもわたしが過度に期待を膨らませすぎていたのかもしれませんが…
そして結論としてはこのカプの挿入エロがもっと見たかった！ぴい先生のエロ大好きなのに！
ぴい先生曰く、コミックスでは別エンディングだということなので、そちらでエロを期待しましょう。

『ロマンティック上等』森世
α駅人に噛まれて強制的に番になってしまったΩ計。
前回、β次継とお互いの気持ちをぶつけあったけど時すでに遅しで計は番以外の男には拒絶反応が起こってしまい…

番がいようと身体を拒絶されても側にいるという次継に、抱いてほしいと縋る計。抱いて、赤ちゃんがほしいと。
そんな計に次継はこたえようとするけれど…

うぅ〜ん…好きあってるのはいいんだけど、感じないどころか拒絶反応まででた状態で、しかも受が嘔吐しながらのセックスは萌えなかったなぁ。
やっぱBLのエロは受があんあん感じまくってるのに限る！

オメガバースの商業、同人といろいろ読んでみましたが、個人的には長編より短編。ハッピーエンドよりバッドエンドのほうが合うとおもいました。

今月一気にコミックス発売するので、描き下ろし等で萌え度がプラスされてるといいなぁ。