掌の檻

tenohira no ori

掌の檻
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神63
  • 萌×239
  • 萌16
  • 中立7
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
24
得点
526
評価数
132
平均
4.1 / 5
神率
47.7%
著者
宮緒葵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
座裏屋蘭丸 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥870(税抜)  ¥940(税込)
ISBN
9784344835108

あらすじ

会社員の数馬は、友人の借金を肩代わりさせられ、ヤクザに追われていたところを、再会した元同級生の弁護士・雪也に助けられるが…。

表題作掌の檻

椿雪也,人気弁護士,高校時代の同級生,26歳
春名数馬,会社員,26歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数24

病み具合が愛しい。

病んでる人は大概どの方も好きなんですが(笑)この作品の攻め様はオーダーメイドじゃないかってくらい私の萌えにドストライク。

相手の意思なんか全くお構いなしに、手に入れるために用意周到に計画を練っちゃうところをはじめ、他の人間は無害なモノか、敵としか思ってないところとか、相手をリスペクトし過ぎておかしくなっちゃってるところとか、1から10まで尽くすことに全神経を注いで幸せ感じてるところとか、挙げたらきりがないくらい。受けに対する狂おしいまでの執着心が、も〰️っ、いとおしくて仕方ないです(笑)

序盤から雪也の手の内はちらちら見えているのですが、受の数馬は暴力団から脅され、暴力をふるわれたり、精神的にも追い込まれていること、さらには以前に自分が一方的に雪也を捨てたことに対する罪悪感もあって、自分を取りまく環境や自分自身が雪也にコントロールされていることも知らず、どんどん依存していき、雪也の描く術中に面白いように嵌まっていく過程は、ドキドキしながらも楽しくてウキウキしてしまいました。

ただちょっと残念に感じたのは、そんな執着心の塊の雪也の所業を知ってなお、一緒に生きていく道を選んだ数馬が、ただ愛でられ、愛されるだけの存在になってしまったことです。

これこそが雪也が数馬に求めていたことなので、雪也の方は、余計なことに気を使うことなく、お仕事の方もさらに精力的に励まれるんだろうとは思うのですが、何かもう1つほしいかなぁ~。ただ食べて、寝て、エッチしての人生かぁ~。それもまた二人にとっては最上級の幸せなんだろうなぁと納得しつつも……数馬もう一波乱起こさないかな(笑)

座裏屋さんの美しすぎる挿し絵で脳内補完もばっちりだし、その後を妄想する楽しみも残してくれた病み好きにはたまらない作品でした。

1

タイトル通り掌の檻

さすが宮緒葵先生の腹黒ヤンデレはすごい面白かったです。
座裏屋蘭丸先生のイラストも良かったです。
表紙の椅子に座る受けを、耳元で何か囁くようにして後ろから抱きしめる攻め。
お話を読んだ後に表紙を見ると、受けの虚ろな目に2人の関係性をみた気がしてゾクゾクしました。
前情報なしで読んだ方が絶対いい作品です。

1

地雷だけど、地雷じゃなかった

すべてが攻めの計画通りで、掌の上で踊らされていただけだった、という宮緒先生お得意の腹黒攻めのお話ですが。
あとがきで書いておられた、「さびれた北の宿で、着てはもらえないセーターを一目一目怨念をこめて何枚も編み上げているような攻の話」というまとめが実に言い得て妙だなと感じました。
本作の攻めは、実に怨念こもってる。
そしてラスト、その怨念ごと攻めを受け止めた受けは実に懐が深いなと感嘆しました。

大変おもしろかったのですが、私にとって地雷ギリギリだったのが、高校時代と現代とで攻守が交代しているという点。
ただ、絶妙に地雷を踏み抜いてはいない。
というのも、高校時代は数馬が攻め的立場で、雪也が受け的立場なわけですが、コキ合うだけで挿入までしていないことに加えて、現代になって攻守交代しても、雪也(攻め)は数馬(受け)に「食われる」立場(数馬が雪也を「食らう」立場)として描かれていたので、実質的には攻守交代しているのだけれど立ち位置が変わっていない気がして、嫌悪感が起きなかったのでした。

あくまで数馬(攻め)が食われる立場なのだというのは、攻守交代に抵抗感がある数馬(受け)のための雪也の詭弁なのですが、それでも一物を突っ込みながら“食われる”ことに喜びを感じる雪也(攻め)は、さすが宮緒先生の攻めだけあって色々なものを振り切ってる。

そんなこんなで地雷原を地雷を踏まずに渡り終えたわけですが、少々残念だったのは攻めの先輩の扱いでしょうか……。
この先輩、受けに「攻めと別れろ」と迫る役割なのですが、その後すぐに真相解明ルートに入ってしまうので、せっかくの先輩の余計なお世話が完全に空振りに終わってしまっていて。
先輩は何のためにわざわざ二人の愛の巣まで出向いたのだろう……と思ってしまいました。
無駄足すぎる。
しかも先輩は攻めの本性を知らず、騙されていて、ちょっと可哀想になりました。

2

幸せそうで何よりです。

いつもは甘々な作品を好んで読みますが、ときどき水原とほるさんや丸木文華さんのような、病みBLに手を出したくなります。

宮緒葵さんの作品はこれが初めてでした。座裏屋蘭丸さんがイラストを描かれていることもあり、結構前から気にはなっていました。
まず表紙からしてゾッとしませんか?ワイシャツをはだけて座っている方が受けである数馬で、彼を背後から抱きしめている方が攻めの雪也です。容姿端麗で成績優秀、加えて裕福な家庭で育った数馬は、学生時代からそれはそれは順風満帆で女性にモテて、大学卒業後は外資系企業に就職するという勝ち組でした。
それなのに、表紙の彼は勝ち組とは程遠い目をしています。
数馬は、雪也と関わらなければそのまま桃花辺りと結婚して、時々浮気とかしながらもそれなりに充実した家庭を築いていたんでしょう。が、高校時代雪也に情けをかけてしまったのが、運命の分岐点でしたね。それでも私としては、数馬の初恋は雪也だったんじゃないかと思っています。女の子を取っ替え引っ替えしていた数馬は、自分から好きになったわけじゃなく、あきらかに性欲と自らの優越感を満たす為に付き合っていたことが伺えます。
捉え方は様々なんでしょうけど、数馬のそういった不誠実な過去があったので、この作品を読んだあとの率直な感想は『受けザマァ』でした。私は、受け攻めどちらにしてもヤリ◯ンな設定というのに萎えてしまうので、数馬がもっと無垢で健気な性格だったら間違いなく“神”でした。好みの問題ですね。
一方の雪也は、数馬の為に弁護士となっただけでなく、本人に気付かれることなく着々と外堀を埋め、家事の技術を磨いた努力家です。あとがきで“さびれた北の宿で着てはもらえないセーターを…”と、ありましたが、まさにそんな感じの献身的な攻めです。
真綿で包む様に甘やかし、心ごと底なし沼に沈めた雪也の執着っぷりは凄まじいですね。Hシーンも濃厚で良かったのですが、数馬がちょいちょい女性とのそれと比べているのに興ざめしてしまいました。
全体的には神寄りの萌萌です。

あ、久々にこれ系の作品を読んだので興奮して長々と語ってしまいました。

4

イラストが神

好きが拗れて、大変なことになっちゃっているお話。

勝ち組生活を謳歌していた春名が、高校生の頃に散々快楽に溺れて、その快楽のあまりの深さに恐れをなして逃げ出した、そんな因縁の同級生、椿雪也に再会したのは、ある事情から切羽詰まって参加した同窓会で…。

もう、過去の回想の時点でやばげな臭いがぷんぷんしている椿雪也。
春名としては、表面的には8年も勝ち組モテモテな青春を過ごさせて貰ったんだから、まあ、いいじゃん。
結局、自分でも納得して受け入れているようだし、どうにもこうにもでも、これはこれでハッピーエンドなんだと思う。
好みとしてはあまり後味は良くなかったけど、挿絵の素晴らしさに加点して萌×2です。

2

史上最高ライドな濡れ場

まず、単純に面白かったです。いきなりヤクザに追われているところから始まり、どんどん数馬が追い詰められていく…という目が離せない展開が楽しかったです。完全無欠な雪也が数馬を世間から遠ざけていく様はヤンデレ好きとしてはたまらなかったです。
私は結構最初の方でオチが読めたので、「え?数馬素直すぎない?ていうか雪也に見とれすぎじゃない?」という激しいツッコミの中で読んでいました。それもまた、私としては面白かったです。(これは私だけかもしれない…)
そして、これはかなりどうでもいいことなんですが、なんというか濡れ場で何度か私は笑いそうになっていたのです。私はやや斜めに小説を読む癖があるので、そういうことはしばしばなのですが…。読まれた方はわかると思いますが、数馬はかなり雪也を溺愛しています。(身体的な意味で)ゆえに、雪也の身体に対する描写も多いのです。「雪也を食べる」という描写が何度かあり、最初は違和感なく読んでいたのですが、あまりに連発するので「雪也を食べる(物理)」に読めてしまって…。「あ、食べてる…笑」ってなってました。すみません。
そしてこれ何人がわかるんだよって感じですが、中盤ぐらいで一回、「ビンタしてるみたい…」という表現があって私は萌えを忘れてツッコミを入れてしまいました…。
こんなこと書いてますが、面白かったです。読まれる方は是非濡れ場に注目していただきたいと思います。

5

女々しい攻めが、ちょっとうーん...

んー...ごめんなさい!!私は趣味じゃなかったです!ただそれに尽きます。何かついこの前読んだmotherという作品にそっくりのオチで、そのせいでこの本を何ページか巡った段階でどういうオチなのか分かってしまいました。
さらに、攻めの雪也が終始受けの数馬に綺麗とか美しいとか言いまくってるのも好きなカップリングではありませんでした。攻めが受けに執着しすぎるのは以外と苦手なのかも....
エッチシーンも沢山あって、エロエロなはずなんですが、斜め読みしてしまいました。なんか、百合っぽくてちょっと萌えませんでした....
ただ、イラストは本当に物語に忠実に描かれていてきれいな絵だと思いました。特に表紙は誰でも手に取ってしまいそうな綺麗さです。雪也の女々しい攻め顏も画力が光ってました。

3

説得力の弱さ

この著者さんのお話の設定は、毎回好みです。
でも本作は萌えきれませんでした。

今回の攻めは女性的な尽くす攻めですが、その要素が以前の作品にも増してよく書かれていると思う反面、攻めの職業と併せると無理を感じてしまいました。
実際に受けの元にクレームが入りますが、結局はこなしていますし。
BLでそんなところを突っ込むのが野暮なのかもしれませんが、攻めのおどろおどろしい執着だけで話が進められているような印象でした。

受けに関しては初めは脆すぎると感じ、最中は完全に思考を支配されているのかと思えば、最後を見ればそうではないし。精神が弱いのか強いのか…。
壊され尽くしたような受け入れ方であれば、全編を通した攻めの洗脳気味た行為に萌えられたのですが。
攻めから受けへの執着や、出来合物が食べられなくなる件や、お弁当の作成風景に説得力を感じた分、それ以外にに弱さを感じてしまいました。

あとは攻めに、もう少し男の要素が欲しかったです。
電子書籍版には挿絵が無かったので話の合間にイメージの補完ができず、
攻めの名前も名前なので、途中から完全に女性に見えてしまいました。

0

終着駅

初めて電子書籍で読んでみました!
今思えば挿絵のある書籍という形で読めばよかったかなと若干の後悔。

ともあれ、噂にたがわぬ執着っぷりに感服です。
なによりも、まんまと・・というべきか
あれよあれよとハメられていく受が面白くて
思わず顔がにやけてしまいました。
自分の中では夢うつつ、夢の中で~の潜在意識にみせかけて
本当はぜったいがっつりシコミを入れられてるんだろうなとか。
終わりよければすべてよし。本人がいいならそれでいいとは思うのですが
閉鎖的な空間で行われる愛が恐ろしくもありいとおしくもありと
思ってしまうのでした。

というか、若かりし頃の攻
顔に似合わないイチモツ~の表現のあたりから
まぁそうなるだろうなとは思っておりましたが
予想外によい構図での攻守決。面白かったです。
機会があれば紙媒体で再読したい作品。

2

サスペンス要素も楽しめた

読み応えがありました。
攻めと受けの未熟さや危なっかしさ、淫靡さ、昼ドラのような面白さ(楽しさ)、サスペンス要素などが面白かったです。
終始ついてまわる不安感も作品の味となっていると思います。

攻めの雪也があまりにも突き抜けているし、受けの数馬はどんどん闇に突き進んでいるようで、もはや恋愛と言っていいのか分からなくなりました。
ドロドロな昼ドラ特有の突き抜け感を感じ、突っ込み所満載ですが突っ込むことが野暮なような清々しさがありました。

どこまでが仕組まれたことなのか、明らかになるのもとても面白かったです。
「そのハーブティーのハーブ、絶対ヤバイやつだろう…」などいろいろ推測して楽しめましたw

人物の背景がきちんと書かれているので、雪也が数馬に掻き立てられる動機も納得できます。
でも数馬の親友の篠沢は後味が悪かった…。

最後は2人だけの世界に閉じこもってしまい、これでいいのだろうか…といった不安が残ります。
なので読む人によってはハッピーエンドに感じないかもしれません。
私はいつもだったらモヤモヤする所なのですが、今回はそういう所こそを堪能できました。

個人的に、2人が高校生の時の仄暗さが萌えます。
2人の未熟さと秘め事をしてる感じがとてもエロかったです。
美少年からの束縛と執着も良いものだと思いました。

文章のほうでちょっと気になったのですが、たまに出てくる擬態語や擬音語が可愛くて(”ぷりぷり”とか”かぷかぷ”とか)戸惑いました。
雰囲気とあっていないような?

電子版で購入したのですが、挿絵がないのが残念ですね。
SS付きの電子版にするか、座裏屋さんの挿絵を取るか悩む所かもしれません。
改めて紙媒体で購入しようと思います。

4

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