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表題作ハートの隠れ家 4

泉圭太郎,サラリーマン,長屋住人
川村春人,大学生,長屋の大家代理

その他の収録作品

  • ハルトのハート(描き下ろし)
  • 引っ越し祝いから二時間後(描き下ろし)
  • がんばれいちまるくん(描き下ろし)
  • ドラマCD「ハートの隠れ家①」アフレコレポート

あらすじ

市丸君て、ハルトのこと好きなんじゃないのかな。
ハルトが泉にだけ見せる笑顔が気になって仕方ない様子の市丸。
けれど、どんどん距離を詰めてくる彼を、ハルトは完全に拒絶してしまう。
それには中学の頃のつらい記憶が関係していて……?

泉ハルト篇2ndエピソード決着で、長屋が舞台の恋物語、ついに完結!!

作品情報

作品名
ハートの隠れ家 4
著者
夏目イサク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ハートの隠れ家
発売日
ISBN
9784403664878
4.1

(106)

(47)

萌々

(36)

(16)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
17
得点
432
評価数
106
平均
4.1 / 5
神率
44.3%

レビュー投稿数17

大団円でしたね

ザ・当て馬の市丸が想像通りでw
でも、そんなことでそんなすぐに怒る?そんなひどいこと言う?する?て無理くり感が否めずw
ま、モモ?がハルトが空気読めないから、腹立つのもわかると言っていたけれど。
そもそも市丸が偶然入居してくる時点でまんまご都合主義で…何も言うまい、とお察しですかねw

市丸のおかげで、泉とハルトの絆も更に深まるけれども、こちらは萌えを全く感じることなくw
気づいたら長屋は取り壊し、アパート建て替えで大団円を迎えていましたね。

ラストがジンとモモだったのが意外。
2人のいちゃいちゃで、モモの「あーー幸せ……」で終わったのはよかった。

あと、夏目先生の作品を何作か読んで思ったのが、キスシーンがパターン化してません?てこと。
ちゅ、としてその後、舌からめて、ハーと言って終わり。なパターンが多い印象を受けました。
他作品は違うのかな。

0

BL初心者を鷲掴む名作

控えめに言って名作。
マスターピース。珠玉のシリーズ。
どんな言葉を尽くしてもしっくり来ない。
もっと良い言葉はないだろうか。

わたしのBLデビューは大変遅くて、2017年のことでした。
そもそも漫画を読むのが苦手だったので、漫画自体そんなに読んでいなかったわたしが、BLの扉を開けたのは友人からの「絶対ハマるって」の一言でした。
ハマりましたよ、見事に。
そもそも同性愛には研究として興味があって、大学・院と研究テーマはE.M.フォースター。それ以前にも高校時代から「少年愛の歴史」なんて本を読んだり、稲垣足穂や長野まゆみにハマったりしていたので、素地はあったのです。

自分語り長いですね。すみません。

そしてこの作品。
BLの門を叩き、入口の辺りで読んだのがこちらでした。
最初は友人に借りて、その後自分で買い直しました。
「同級生」シリーズは病むくらい読みまくり、全台詞完全記憶しましたが、こちらは折に触れて読みたくなる。読むとほっとする。激しく「愛してる!」と言うより「すごーく好きなんだよね」というテンションで語りたい。

ボロ長屋で暮らす6人(のちに7人)それぞれの人間模様が描かれています。
1巻では新入居者の泉と大家代理のハルト。
2、3巻では10年来の付き合いのジンとモモを出会いからじっくりと。
3巻後半から最終巻ではハルトのトラウマの原因・中学の同級生だった市丸。
長屋解体、引越し、新しいアパートが出来上がるまでが描かれていました。

泉とハルトの関係はスパダリ×トラウマ持ち天然。
ジンとモモは大型忠犬×ツンデレ。
市丸の登場で当て馬参戦、と王道要素が全て盛り込まれているんですよね。
前述したように漫画のセオリーを知らなかったわたしにとっては教科書のようでした。

そして何よりこの作品の魅力は「人情」。
長屋とか下宿とかそういう雰囲気が好きで、みんなそれぞれ個々の世界や社会とのつながりはあるけど、大きなひとつの家族みたいな感じがほのぼのとして良いんです。
お節介なくらい口を出したり、心配したり寄り添ったり、みんなで食べるごはんが何よりもご馳走だったり。

BLの門の前に佇んでいるご友人がいらっしゃいましたら、ぜひともこの作品を手渡してげてほしい。
きっとものすごい笑顔で門の中に入って来てくれるはずです。

0

完結!

ついに完結!大団円ですね。

市丸が思ったほど悪い人じゃなくて良かった。けどハルトのことをどこまで本気で好きなのかな?

泉がハルトを溺愛してて可愛くてたまらなくて、そしてそんなハルトになれたのは泉や長屋のみんなのおかげで。しみじみいい長屋のメンバーだったなと思いました。

4巻では長屋が建て替えに。まさかこのまま何となく離ればなれになっちゃうんじゃ?と心配しましたが、ちゃんとハルトがみんなに(市丸以外)連絡いれて、ジンもモモを強引に引っ越しさせてまた再結集できましたね。

泉とハルトの仲もおじさんに話せて。
ハルトの部屋で集まれるようにキッチンも充実してて。また長屋ライフ再開ですね。

ハルトの過去は辛かったけど今は泉がいて幸せで良かったです。

いつか終わる日が来るかもしれないけどまたみんなで仲良くワイワイ過ごす日々が始まります。
いい終わりかたでした。

0

皆んなが帰れる場所。それがハートの隠れ家。

3巻の終わり、不穏な空気をまとって現れた新たな入居者、市丸くん。中学の頃、家庭が崩壊していて、ふさぎこんでいたハルトと上手くコミュニケーションが取れなくなって、そのままになっていたのだが。実は本人ですら気づいてない事に、市丸はハルトが好きなのだった⁈ まぁ、ハルトには泉さんがいるので早晩失恋する事になります。泉さんとは懐のデカさがまず違うので、当て馬くんにすらなり損ねます。この時の泉さんがいいんです。そもそもはハルトの何がいいのか市丸に聞かれて、「…うーん、なんかいいなって思ったんだよね。」少し照れながら話す泉さん。
中学の頃のハルトだってきっと可愛かった筈!と皆んなの前で何のてらいも無く言う泉さん。
泉さんのハルト可愛い!もハルトの「泉さん好き!好き!」も変わらずダダ漏れで、この二人は末永く大丈夫だろうな、って思わせてくれます。市丸に意地悪言われたからって、そんなの信じないってくらい、ハルトは強い気持ちを持つようになってもいて。そう、ハルトも成長しているんです。
想い出の長屋は老朽化の為、取り壊されることになったんだけど、新しく建て直すこととなり。1年後、また同じメンバーで戻って来ます。いつかは皆んなバラバラに巣立って行くとしても、その時までは皆んなと一緒にいれれば、という仁に連れ戻されるモモ。泉 × ハルト、そして市丸。っていうターンがボリュームあるので、残念ながら 仁 × モモ のターンは極少。
おまけマンガで葉月さんの衝撃の事実もあり。なんだかんだ皆んなこのまま住み続けるような気もします。ちょっと憧れますよね。カップルも居るんだけど、家族以上の存在になって行く彼らのような関係。大事な人たちと一緒に居られる場所。ハートの隠れ家。

0

泉&ハルトのカップルがひたすら不快

泉&ハルトがただただクズすぎて腹が立ちます。市丸君が不憫でしょうがないです。高校時代コミュ障ハルトに優しく手を差し伸べた市丸に「俺らって友達なの?」というハルトのクズ発言。更に再会後も市丸の傷をえぐるかの如く放たれるハルトの口撃。挙げ句の果てにハルトと市丸の仲を勘違いした泉に怒鳴りつけられ殴られる。(泉は市丸よりだいぶ歳上。その後殴ったことに対する謝罪もないどころか、許さないと言われる)こんなのトラウマもんでしょ。

自分は傷付きたくないくせに、他人の事は平気で傷付ける人間のクズハルトと、暴力単細胞男泉のカップルがただただ不快な作品でした。

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