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表題作ミルクと黒砂糖

宮本陽平,リーマン,カフェの常連客で恋人
森雄太,カフェのシェフ

その他の収録作品

  • #1 ~有機卵の半熟オムライス~
  • #2 ~イタリアンホットチョコレート~
  • #3 ~スタミナサンドイッチ弁当~
  • #4 ~いちご甘酒ミルク~
  • #5 ~再出発のトニックウォーター~
  • #5.5 ~cafe kilns~(描き下ろし)
  • #6 ~黒糖ミルクコーヒー~
  • あとがき
  • 宮本くんのお腹のなかは(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「常連・瀬川おじいちゃんの日常」

あらすじ

「Café kilns」は、黒髪長身の料理人・森さんと友人が経営する人気カフェ。常連客の宮本は、森さんの恋人。もりもり食べてバリバリ働く彼は、大の甘党。当然、甘いのがお好みなのは味覚だけじゃなくて…?

作品情報

作品名
ミルクと黒砂糖
著者
西尾メシ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
ISBN
9784040677941
3.9

(69)

(18)

萌々

(36)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
267
評価数
69
平均
3.9 / 5
神率
26.1%

レビュー投稿数13

攻め受けのバランスが至高

 冒頭のシーンからぐっと心を掴んでくれた作品でした。可愛さと萌えがぎゅっと詰まっているんです。森が朝ちゃんと起こしてくれなかったことに怒り、さらに彼が自分の大好物のオムライスを作ってくれていたことを知って、それを味わえないもどかしさに悶え、ケータイも鍵も忘れて出勤する宮本。そんな彼に呆れつつも、微笑ましく見送る森。この朝のたわいないシーンだけで、2人の魅力が十分過ぎるほど伝わってきて、もっと2人のやりとりを見たい!という気分にさせてくれました。

 朝に弱かったり、甘党だったり、森と比べるとまだ子供っぽいところを多々残している宮本。でも、不思議と、ワンコとかヘタレとかいうワードは浮かんでこなくて、そういった属性の攻めにあまり惹かれない私でも魅力的に思えたんですよね。彼が森に甘えながらも、割と対等に接していたからかな。自分に自信がないわけではない、というところも大きいかも。

 対する森も、もはや受けとして言うことなしでした。面倒見が良く、かと言って宮本を甘やかし過ぎることもなく、けっして中性的ではないあくまで男らしい甘いマスクを持ちながら、抱かれる側に回っているキャラなんです。彼にハマらない方が難しい。普段は宮本よりずっと彼氏力が高いそんな彼が、時折宮本の言動に照れたり動揺したりすると、本当に可愛くて。ほのぼのした彼らのやりとりを永遠に見守りたい、そう思わずにはいられない作品でした。

0

いつもの宮本ブレンドで

西尾メシ 初読み。

毎話、食べ物が絡むお話。
かわいい男子達と美味しそうな料理。

○カフェのシェフ森とサラリーマンの宮本。

『宮本ロスタイムは入ります』今朝も寝坊の宮本
朝から森の作る美味しいもので、日々充実。

森さんに食べたいものをおねだりし、甘える宮本は、
森さんにも、森さんが作る料理にもメロメロです。

とにかく2人の関係は、常にあま〜い。

もっと近づきたいけれど、キス以上はなかなか進まない。
森からは、待てと言われて、我慢中の宮本だった。

宮本を魅了する、料理やスイーツは、
読んでるこちらも食べたくなります。

準備ができた!と森さんに誘われ、念願叶う宮本クン。
雄太と名前呼びされ、照れる森がとてもカワイイ。

やはり、森の年上受けはグッとくる。
大人な顔と感じる顔のギャップ〜。
『萌え』ごちそうさまです。

○バンド仲間のナオとコージ。

夜の2人は、週代わりリバな関係。
青春をつぎ込んで、音楽やると信じていたが、
仲間は次々抜けて行く。

やめるの?別れるの?どうするの?
勘違いのナオですが、
新たにドラムを募集して再出発となりました。

森と宮本
2人で食べる朝食に、
心を癒すスイーツに、
ほっとする1杯に、
みんな、ほっこり癒されます。

大切なのは、
キミのとなりと、黒砂糖。

0

瀬川さんを探せ

最高だなあ。
何度読んでも最高だなあと思います。
はあ、好きです。

カフェのシェフをしている森とカフェの常連客でリーマンの宮本。
宮本の住むアパートの1階に森が勤めるカフェがあるのがいい。
絶妙の距離感。
これほど仕事に行きやすい条件なのに、なし崩し的に同棲していないのもいい。
ふたりとも素直なところがいい。
森がぶっきらぼうなところがあるせいでツンデレに見えるけど、ツンがフォントサイズ0.5ptだとしたら、デレが72ptくらいなバランスもいい。
宮本のおばかなわんこっぷりもいい。
そんな宮本が実は仕事ができるっぽいところもいい。
ごはんがおいしそうすぎてつらい。
たぬき寝入りする森がイケメンすぎてつらい。
途中でカフェのお客さまで別CPの話が入るのがつらい。
でもその話の最後の宮本の絡み方が好き。
出会いのエピソードが大好き。
最終話の演出が素敵過ぎ。
あとがきのあとの「宮本くんのおなかの中は」のカラーページが沁みる。
常連客の瀬川さんの存在感。
ラストが冒頭へ繋がる演出も好きすぎる。

という感じで、もう好きなところの一部を挙げただけでこんなに。
正直この3倍くらいは挙げられるのですが、このくらいで。

ちなみにカフェの店名のkilnsは「窯」のことです。
宮本が森のカップに嫉妬して店長の中川に陶芸を習いにいくところがあるので、店の食器は全部中川が焼いているのかもしれませんね。
ちょっと益子焼風の、いい感じのカップ。あれいいなあ。

現在、家族に隠しきれなくなった蔵書を厳選整理中ですが、この作品は絶対に手放しません。
これから何度厳選タイムを迎えようと手元に残すと思います。
好きだー。

2

限りなく癒されるお付き合いカプを描いた作品

既にお付き合いしているカップルを描いています。
喧嘩もするけどそれは本当に他愛ない喧嘩だし、職場や上司にも交際をオープンにしていてお互い好きなのを隠さない様子は、本当に微笑ましい限り。
大きな波乱もないので、とにかくお付き合い中の糖度100%カプを堪能したいという時のオススメです。限りなく癒されます。

ただ途中で違うカプがいきなり登場するので、あれ?もうお話終わって別の収録作なの?これ、と少々混乱をきたして、それまでの甘々世界から引き戻されてしまうのが残念です。
そして最後のほうで付き合い始めたきっかけが描かれています。通常であれば出会い→告白→付き合った後の様子と時系列に描かれるところをあえて逆にされているところがいい。
このカプにもこういう事があったのね、とそれまで読んできた甘々ぶりが一層尊く感じるという。

途中からところどころカラーになっているのがとても洒落ています。
カバー下(だと思う)の常連さん視点のお話も穏やかな日常の一コマが描かれていて大好きです。

店長とツカサカップルはてっきり男同士だとばかり思い込んでいたら、ツカサが女性だということが判明して(自分呼びが「私」)軽いショックを受けました。てっきりここもそうだと思っていたので。

3

おなかがすく本

他の方が仰る通り、もう出来上がっているカップルの日常を垣間見ることができる一冊です。
作中に出てくる料理がなんとも美味しそう…!
仕事帰りの恋人にキュンとしたり、恋人が持たせてくれたお弁当にキュンとしたり、幸せな二人をたくさん見ることができます。
持たせてくれたお弁当にはお誘い付きの手紙が添付されているのですが、それにメールではなく同じように手紙を書いて写メって送るところに、個人的に萌えました(笑)
最終話のカラーは本当に素敵です!「宮本くんのお腹の中は」も大変美味しそうでした。

1

で、結局の所、ツカサって男だったの?女だったの?

なかなか個性的な絵です。
ストーリーの構成もなかなか個性的。
既に出来上がっちゃているカップルのささやかな日常のすれ違い、ほっこり。が最初で、それから、抜き合いっこ、初めての挿入と進んで、で、またメインカプの日常をはさんでの、唐突に新キャラが出てきたと思ったら、それが過去に戻って二人のなれそめのエピソードで、タイトルの由縁が明かされる。
展開が個性的なのは、まあ、最終的にコミック1冊の全体を通して見れば構成意図が想像できるっちゃできるから、おもしろいなとは思うけど、なんだか判りにくかった。
多分、登場するキャラクター達についての情報が、私には足りていない。
絵も含めて、なんとなくおしゃれで、いい雰囲気なんだけど、もうちょっとすっきり萌えたかったな。
これ、オーソドックスに出会いから始まる展開で、バンドの子の話よりは中川の話を加えてくれていたらもっともっと萌えたと思うのね。

2

これは素敵♪

二人のほっこりスイートな日常に大いにキュンキュンしました(*^^*)
おもしろかったです。絵は個性があり、少しあらめな方なのかなという印象なのですが、私自身絵柄はあまり作品を読む読まないの判断材料にはならず、この独特な感じも好きでした。


内容は、明朗快活でやる時はやる男なリーマン宮本くんとcafé kilnsのシェフ森さんのお話で、大きな波はなく、とにかくほっこりスイートな二人の日常を見守る感…いや、これはあてられちゃう感じですかね笑

ささいなケンカをしたり仲直りしたり、仕事を頑張ったり応援したり、えっちしたり、たまに嫉妬したり、幸せをかみしめたり…移ろう季節の中で相手を思い合う二人のふとした愛に心温まりました。
出会いからの馴れ初めエピソードもキュンとしました。そこのお話では作品のキーともなる絵などワンポイント色づけされていて、これはイッツクール…ととーっても趣深く感じます(*´艸`)

決して大きくはない世界の中で確実に愛が育まれる、ありふれたようなしかし彼らにとっては一つ一つが本当は特別なものなのだというそんなほっこりが私にはたまりません!

なにげないある朝の瞬間で始まり、またなにげないある朝の瞬間で終わるという演出が好きでした。
それぞれのお話のタイトルの料理が要点となるエピソードであるというところも非常に素敵です。
宮本くんのギャップやスーツ姿にグラッときちゃう森さんが受けなのもよかったです。
ミルクと黒砂糖…ふむふむ、いいですね〜♪


間に音楽に青春をついやす青年sのお話もkilns周りのものとしてちらっとありますが、青くてフレッシュな感じでこちらもまたよかったです。

私もコーヒーが苦手なので、ミルクと黒砂糖で飲んでみたいなぁと思いました!
素敵な作品に出会えました^ ^

7

今とほんの少しの過去と未来

何故そうなるのか、と言う事を考えさせる
タイトルの時点でかなりの好感触でした。
絵柄については好みがありますから横に措くとして、
各話の展開はまさに『言い果せて何かある』と言う
余韻を基調にしたおおむね柔らかくごく時たまに
鋭いもの。
ゆるゆるほどけながらこう言う次第だったのかと
納得させる筋ですので読者として安心して身を
ゆだねる事が出来るでしょう。
意外性のかけらが無くもないですが、それも恐らく
一読すれば何とはなしに納得出来ようかと。
カップの余韻をしっかり愉しみたくなる一冊でした。

3

オシャレかっこいい!

内容の良さは他の方がたくさん書かれてるので割愛…

他のコミックスにはない、この作品にしかない素晴らしいとこは、デザインの良さ!
マットカバーに、帯のザラザラ特殊紙、最終話の最後の最後に引き立つカラーページ!作中のカフェに本として飾ってありそうなくらいオシャレでかっこいい…
他の方のレビューに電子版にも独特の演出があり良かったとありましたが、ぜひ紙のコミックスも手に取ってみて欲しいです!部屋に飾れるコミックスです。

6

クセのない1冊

表紙のビジュアルを見たときは、黒○スの黄くんと青くんを想像したのですが、中身は全然違いました。
カフェのシェフ(表紙左)が受け、カフェの上の階に住んでるリーマン(右)が攻めの、デキてるバカップルがいちゃいちゃする本です。

大きな事件はまったく起こりません。カフェの共同経営者をはじめ、周囲の人にも公認の2人が、カフェでごはんを作ったり食べたり、コーヒーを飲んだり、攻めくんの仕事が忙しかったり、朝が弱い攻めくんがオムライス食べはぐって拗ねたり、そんな穏やかな日々。
絵はちょっとクセがあると思うのですが、作品にはクセはありません。穏やかな日常BLがお好きなかたには楽しめると思います。

『ミルクと黒砂糖』というタイトルは、作品中のキーアイテムになっているのですが、色白の攻めと、色黒の受けにも引っかけているのかな。

4

あまいあまい(*´ω`*)

気になって気になって、電子書籍をポチり。
オムライスが食べたくなる1冊ですね(*´∀`)
電子だと目次のところがチカチカと点滅(?)してるのがいいですね。
というか、びっくりしました!
あと、最終話も一部分がカラーになってるところも素敵でした。
これは紙書籍と共通なんですね。

受け攻め逆に思ってて、おっ、森さんが受けなのかっ!?て。
スーツ大好きな森さんが宮本くんに惚れちゃうのとか微笑ましくてー!
学生だと思ってた宮本くんのスーツ姿にイチコロですね?
危なげない森さんと宮本くんのお話で終始(*´∀`*)こんな顔で読んじゃいました。
優しいお話を読みたくなった時におすすめです!

わたしも宮本くん同様、コーヒーが飲めないので、黒砂糖入りのコーヒー飲んでみたくなりました。

6

お腹が空く一冊(o^∇^o)

Web連載の方で読ませてもらっていましたが、こうやって一冊の本にまとまるということで!購入いたしました(o^∇^o)ノ
私の使っているスマホからは画像が荒く表示されて文字が読めなかったので、改めて読むと森さんと宮本くんがほんとーに可愛いです!

舞台は森さんがシェフとして働くカフェ、宮本くんはそこの常連さんでしたが、なんやかんやあって晴れて恋人に。
嫌なキャラも出てこないし、食べたり飲んだりで終始ほのぼのと進んでいきます。2人を見守る店長・中川さんも良いキャラです。

絵がちょっと荒い?のですが、独特の落ち着いた色使いの塗りと合わさって、カフェのメニューのような雰囲気を出しています。あとがき後のカラーページは必見!宮本くんが作中で食べたおいしそうなもの(スタミナサンドイッチ弁当、ロコモコ丼、いちご甘酒ミルク、etc…)が出てきます。

最終話にはとてもびっくりしました。作者さんが言ってたしかけってこれか〜!思わず読みながらすげ〜と声を出してしまいました。是非お手にとって読んでみてください*\(^o^)/*

ほのぼのかわいくて、でもしっかりおいしそうな料理がたくさん出てきてすっごく癒されました!お気に入りの一冊です。

7

CPのほっこり日常ラブと料理

フルールのweb連載で読んでいて、
1冊にまとまるのをとても楽しみにしていました。

カフェでシェフをしている受け(表紙左)と、
そのカフェの常連客でもある恋人、年下のわんこリーマン(表紙右)との、
あたたかで甘い日常が綴られた、ほっこりできる1冊です。

シェフである受けが恋人の攻めのために作る料理や飲み物などが、
1話ずつのタイトルとキーになっていて、
web連載ではその部分にだけ色が付いて、とてもオシャレで素敵でした。

気になった方は、
1話だけならフルールのサイトで無料で読めるので覗いてみてください。

コミックになるとその色のついた部分も、
他と同じくモノクロになっていたので、ちょっと寂しいな…
と思っていたら、最後の1話だけ同じようにキーのものがカラーに!!
そして、色のついたそれは、一番ふさわしいアレ。
ぜひその目で見て、ああ~上手いなぁ!と、思ってほしいです。

そして最後に載っている描き下ろしの、
「宮本くんのお腹のなかは」というタイトルのイラスト(2P)では、
攻めの宮本くんのお腹に収まった食べ物や飲み物が(飴とかもw)、
カラー絵でずらりと描かれていて、とっても可愛い。
もちろん、描き下ろしはイラストだけではありません。
カフェのオーナーの中川さんが、
受けの森さんに「cafe kilns」を一緒にやろうと誘う、
開店半年前のお話(7P)も載っていて、
webで全話読んでいても、しっかり楽しませてもらいました。

ちょっと喧嘩したり、不安になりながら謝ったり、
恋人の大好きなものを用意して帰りを待ったり…
そんなあたたかな日常や、
バレンタインやお花見や、初挿入というイベント(?)や、
ふたりの出会いやくっつく過程のお話、
カフェ常連のリバCP(Hシーンはなし)のエピソードなども入って、
ほんとにこういう人達、場所があってほしいなぁと思わせる1冊でした。

エロも控えめだし、絵はけっこう粗めだし、
展開に大きな山はないのですが、
それがまた、日常ラブでほっこりで、
ほのぼの系が好きな方は堪らないかと…素敵ですよ、オススメです☆

16

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