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「発情BL」で登場したオメガバース3作品の続編(時系列的にはそれ以前のものもありますが。)が掲載されていますので、「発情BL」を先に読まれてからの方がお勧めです。
Ω・β・αという性に振り回される世界の話です。
表紙イラストでもある菊の助先生「Monopoly」では、βとΩが恋人同士なのにαのために別れなければならないというのがオメガバースを顕著に表していると思いました。
コミカルテイストな作品や幸せなカップルの話もあるのですが、私の印象はαが特権階級であり身分違いなことや、αからしか番の解消ができないことからか、なかなかハッピーな未来は想像しづらいなと感じました。
2015年発表のオメガバースアンソロジー。
8作品収録。「発情BL」の続きの作品も数点あり。
以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)
「happy brace」七菱ヒロ
運命の番に嫌なイメージを持っているαの遼。だが義理の弟が運命の番だった!
抗えなさを身をもって知り、弟と番う。
「籠の中」ロッキー
Ωである事を嫌い、運命を嫌い、でも受け入れる。みじめさすらもたらす番の存在だけど、優しい相手で良かったと思うくらいには幸せなんだろう…
非常に静かで諦めを感じさせる作品。
「反逆のつがい。」桐式トキコ
Ωを隠していたのに、避けていた部下に知られしかも項を噛まれる!これはこの後どうなる?高谷が尽くすαになればいいけど。
「三角の頂点」安眠
Ωの発情期の体液で作るアロマを作っている会社員の嶋(β)は、Ωのミヤの採取を担当するが…。
こんな短い話で入り組んだ人間関係と本性が錯綜してます。えっという結末が面白い。
「華玩具・序」楽田しょうこ
カタブツの次期当主・青周のお手つきにさせようと娼館から連れてこられた召使のΩ少年・紫怜。青周は紫怜を性の相手ではなく働くスキルを教えようとする。しかし…
αの方が制御が難しいというお話。
「君といつもの試着室」茶古ねぢを
傲慢な俺様α・一(にのまえ)が出会ってしまったのはテーラーの廉。廉はΩでタチ派。初めて攻められて突っ込まれていながら傲慢さは変わらずの一にゾクゾクの廉です。
「Monopoly」菊の助
出会った運命の番にはβの彼氏がいたが当然奪う。勝者α、裏切られたΩ、退くしかなかったβの苦い物語。
「咲き初めの焦燥」暮田マキネ
素っ気ないβだったはずが実は遅咲きのΩで運命の番。気持ちが定まるまで3年も待ってしまったがやっと。
茶古ねぢを先生面白い!安眠先生は独創的。
また、ロッキー先生はアプローチが良いです。この短編は萌x2。
総合「萌」で。
