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  • どうして好きなのかわからない。

どうして好きなのかわからない。

doushite sukinanoka wakaranai

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表題作どうして好きなのかわからない。

飯島紀行,世話焼き体質の高校生
藤永はじめ,無気力な高校生

同時収録作品意地悪ロジック

岡野絋太 高校生
田名部塁 高校生

同時収録作品幼馴染はめんどくさい。

一瀬正次 高校生
麻野優 高校生

その他の収録作品

  • 両想い問題。
  • あとがき(描き下ろし4コマ漫画)

あらすじ

「俺、お前のこと好きだ」 「嘘だ。俺の事なんか好きになる訳ない」 誰とも打ち解けようとしない転入生・藤永はじめは、 「めんどくせ~」が口癖の無気力男子。 そんな彼が気になって仕方がない世話焼き体質の飯島は、 構って構って構い倒しているうちに、 藤永のことを好きになってしまう。 そんなある日、いつにも増して無気力な藤永と なりゆきでエッチしてしまう飯島。 しかし、エッチ後の告白を藤永に全否定されてしまい…!? 思い込んだら一直線の体育会系世話焼き男子と 人間不信な面倒くさい無気力男子の♂×♂交際の行方は!? 飯島と藤永の良き相談相手・岡野の部活内恋愛を描いたスピンオフと 幼馴染み同士の一途でキュートな恋も同時収録!

作品情報

作品名
どうして好きなのかわからない。
著者
佐木かやの(SK) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
ISBN
9784801953925
3.4

(39)

(4)

萌々

(16)

(16)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
4
得点
132
評価数
39
平均
3.4 / 5
神率
10.3%

レビュー投稿数4

男子高校生らしい台詞回し

めんどくせぇーが口癖の藤永くんと、ほっておけない飯島くん。どんなに無視されても、くじけず頑張る飯島くん、仕舞いには好きになって告白するもそれさえも信じてもらえず。
付き合いだしてから、藤永くんの過去の話を聞くのだけれど、それを先に親友に相談していたことでやきもちをやいたり、過去の男、全員ぶっ殺したいと言ったり、引くどころか益々大切にしたいと思うところが飯島くんって、いいやつですね。
「何して欲しい?」と聞く飯島くんの手を頬っぺたにすりすりして、「これで十分」というシーンできゅーん!ずっと大切にしてあげて!
親友の岡部と同じバスケ部の田名部のカップルの話も、岡部のえらそーなところがなんとも言えずいいっ!「お前俺のこと好きなんだろ?」って、聞いちゃうなんて、そしてそこまでまるわかりな田名部ってなんてかわいーの!
どちらのカップルも受けが元々のゲイで攻めがノン気なのですが受けがなよなよしてなくて、よくいる男子高校生って感じの言動なのも好きですね

3

DKたちの恋愛事情

周りと打ち解けようとせず、何もかもに面倒くさがっている転校生の受けが気になって仕方ない中学生の攻め。世話焼き体質なのでどうやっても心を開かせるとムキになり、そのまま同じ高校に進学。今まで恋愛でいい思いをしたことがないゲイの受けも、長いあいだ攻めにつきまとわれ、追われ続けているうちに、少しずつ気持ちが変化してきて…。


表題作。最初は「めんどくさい」が口癖で、攻めのことを邪険にし続けていた受けがあまり好きになれませんでした。攻めの親友の助言がきっかけで付き合うことになったんですが、人の意見で気持ちが動いた、ということにもイマイチ萌えなかった。
もう少しデレてくれるのが早かったらよかったな…。読み手が受けをウザいと思い始める前にデレてほしかった。1冊の半分くらいがこのカップルの話でしたが、そういう意味では短編向きの作品だったかもしれません。

あと同時収録が二本入ってたんですが、そちらは短編で、ページ数の過不足のない展開でした。
1本は、表題作の攻めの親友くんが主役(攻め)のスピンオフです。同じバスケ部の同級生(受け)が、どう見ても自分を好きなのが見え見えで、そのうち自分も好きになるんだけど、自分を好きであわあわしてる受けを見てるのが楽しすぎて放置してる話。
受けが可愛かった。意地悪してごめん、という攻めに、「?(意地悪されてないけど?)」って反応が天使すぎた。
表題作が萌、他の短編が萌×2で、評価は萌×2寄りです。

2

初々しい

佐木かやのさんの初コミックスだそうです。絵もストーリーも初々しいです。
まだ15歳だというのに辛い恋を重ねてきた藤永が、痛々しくも色っぽい。「めんどくさい」が口癖な子は結構いるんでしょうけど、中学生にして同性との恋愛経験豊富すぎやしないかい?それとも、私がババアなだけ?
ともあれ、これからは飯島が大事にしてくれそうだから良かったね。
表情がやや乏しいですが、これからが期待できそうな作家さんだと思います。機会があれば今後も読んでみたいです。

1

図解で分かるビッ○の成り立ち

ふんわりした少女漫画寄りの作画で、内容は結構重い。
このギャップに耐えられるかどうか。
わたしはちょっと厳しかったです。

【どうして好きなのかわからない。】(3話) 中立寄りの萌
中学の終わりに転校してきた無気力系の藤永のことが気になって仕方ない飯島。
嫌がられてもうざがられてもつきまとう日々が高校でも続いて…。
藤永はよくある「前の学校で先生と噂になって…」という子です。
それだけでも結構重いのに、この子はさらに重い。
お節介だけど基本能天気な平均的DKである飯島には、かなりヘヴィーな相手だけど負けない飯島を楽しめたら勝ちではないでしょうか。
途中で飯島が中学時代にバスケ部で相棒だった岡野という、どこかで見たことのある眼鏡キャラが出てくるのですが、この子に悩みを相談しに行くんですね、藤永が。
それがどうにも気持ち悪くて。
相談女に感じる気持ち悪さと言いますか。
無気力系は好きなタイプなのですが、この子は何か違う。何か臭い。
そんな匂う藤永の過去がもう…、レビュータイトルに入れた通り「図解で分かるビッチの成り立ち」でした。
こういう流れでビッチは作られていくのだね…と納得。
そんなわけで萌えきれず。
細かいことを突っ込むと、中学で転校してきたからには飯島の中学時代の親友である岡野のことも知ってるんじゃないの?と思ってしまいました。

【意地悪ロジック】 中立寄りの萌
前出の岡野の恋話です。
高校のバスケ部で仲良くなった田名部の好意を嗅ぎ取って…という流れですが、この勘の良い攻めが相手の気持ちを分かった上で言う「俺も好き」という言葉が苦手。

【両思い問題。】 中立
両思いになった飯島と藤永。
だけど飯島はところどころで藤永の「前の男たち」の影を感じてしまい…。
無自覚ビッチ怖い。
飯島にはもっと年相応な甘酸っぱい恋愛をしてほしいと思ってしまう。

【幼馴染はめんどくさい】 萌
幼馴染で激モテ男の正次に「試しでセックスしてみようぜ」と言われ続けている優。
正次は気まぐれでも、優の本心は…、という誤解、言葉足らず、すれ違いもの。
しかし解せないのは、親も認める「面食い」の正次が「女子よりも可愛い」という優がモテていなさそうなこと。
イケメンの面食いレーダーが最高潮に反応しまくるレベルの顔なら、モテてモテて仕方ないはずなのに、なぜ?
それは置いておいて、正次だけじゃなく優も十分めんどくさい(いい意味で)2人でした。

「きれいめな表紙」と思って手に取ると、想像以上の重さに「ひええ」ってなります。
地雷が多めの方は若干の心の準備が必要です。

1

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