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あふれて、こぼれて、恋しくて。

afurete koborete koishikute

洋溢著 洒落著 眷恋著

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表題作あふれて、こぼれて、恋しくて。

花巻裕太(ゆーちゃん)
東京で働くサラリーマン
福元千鶴
老舗お茶屋さんの跡取り息子

その他の収録作品

  • ないしょのはなし(描き下ろし)
  • カバー下:ちづるの「おいしいお茶を淹れるコツ」

あらすじ

地元を出て、何年経っても
結局俺は―――」

花巻裕太の初恋の相手は、
実家の向かいにあるお茶屋“福まる園"の
跡取り息子・福元千鶴。
「千鶴の淹れるお茶をずっと飲んでいたい」
という淡い夢を抱いていたが、諦めて上京し就職。
しかし、転勤の辞令が下り、地元に戻ることになって!?

ヘタレなリーマン×老舗茶屋の跡継ぎ息子
幼馴染の二人が紡ぐ
ほっこり優しく、たまらなく胸キュンな
両片想いのラブストーリー!

コミックス描きおろし1話分収録☆

作品情報

作品名
あふれて、こぼれて、恋しくて。
著者
ナナイタカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
ISBN
9784040680026
3.6

(50)

(9)

萌々

(17)

(22)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
181
評価数
50
平均
3.6 / 5
神率
18%

レビュー投稿数10

どっちが先に言うか問題。

食べ物大好き人間なので、ナナイタカさんの作品で一番最初に購入したのがこの作品でした。
今回レビューを書くために3年ぶりの読み直しです。

お向かいさんでずっと一緒に育ってきた裕太と千鶴の話です。
裕太目線で描かれています。

大学から東京に出て、その後会社勤めを始めて3年目。
もう地元に戻ることはないと思っていた裕太に突然の転勤命令が。
7年振りに地元へ戻った裕太のこころには、置いてきたはずの想いが甦って…。

両片思いのときって告白って、どっちが先にしたら良いのでしょうか。
どっちも同じように思ってるのなら、どっちが言ったっていいはずですよね?でもなぜかBL界では攻めが先に言って然るべきみたいな風潮があるようなないような。
裕太と千鶴も両片思いです。だけど千鶴が小狡く見えるんですよね…。
「ゆうちゃんのお茶は僕が淹れてあげる」と言った幼少期からおそらく千鶴の方が先に恋心を自覚していたんですよね(描き下ろし参照)。戻ってからというものずっとチラチラしてるし。もじもじしてるし。でも言わない。
言わないだけじゃないんです、この千鶴。言わせる。言わせた上で「ずっと言ってくれるの待ってた。僕もゆうちゃんが好きだから」みたいな。え?っていう。なぜ待つのさ?っていう。君が先に言ったって良かったんじゃないの?っていう。
ゆうちゃんの気持ちは分かってるけど、自分からは言いません。なぜなら勘違いだったときに傷つきたくないからです、的な狡さが透けて見えてしまって…。計算女子じゃないですか、もう。チラチラもじもじ「…待ってた」って、おーい。
虫も殺せません、ボク…みたいなキャラだったのが、告白シーンから一変、肉食男子に変貌を遂げていきます。エセ草食こわい。こういうひとがいつも恋愛の勝者になるんですよね、知ってる。よく知っております。

というわけで受けのキャラは…でしたが、裕太は平凡でいいやつでした。

0

幼馴染同士のほんわり&もどかしい恋

お砂場遊びをしながらの「ゆーちゃんのお茶はボクがいれてあげる」という幼馴染の言葉にズキュンときてしまった幼い頃の攻め。
時は過ぎ……お茶屋の息子に抱いた淡い初恋は地元に置いて上京したはずなのに、再会してあっけなく蘇る恋心。

両片思いなのは読んでてバレバレです。
もはや家族のような関係が壊れてしまったら……と考えるとなかなか先に進む勇気がでずモダモダ悩んでしまう攻め。ヘタレです。
悩みつつも、長年の習慣でついひとくち差し出してアーン&パクっをやってる姿がかわいくて萌える。

ほんわり〜としている受けが意外と男らしいというか積極的で、「別に俺はそういうのしなくても……」とヘタレになってしまう攻めに対して、「してもしなくてもどっちでもいいならしたほうがいいと思う!」と主張するところが、おっ!と思いました。

受けがお茶屋さんの息子ということで、しょっちゅう日本茶が出てくるのでついつい美味しいお茶を飲みたくなってしまう一冊です。

1

かわいい、やさしい、いやされる!

ナナイタカ先生の『僕のサーシャ』がホッコリして大好きなんですが、今作もかわいく優しい恋を描いていて癒されました~。

リーマンの裕太は幼馴染の千鶴のことが忘れられない。
千鶴はお茶屋の息子で、小さい頃にスペシャルな笑顔で「ゆーちゃんのお茶はボクがいれてあげる」と言ってくれた通り、ずっと裕太のために美味しいお茶を淹れてくれた。
でも裕太は、家を継ぐために頑張っている千鶴にとって、自分の想いは邪魔にしかならないと思い、千鶴と離れることに決めた。
それから7年、転勤で地元に帰ると、そこには優しい千鶴の笑顔と美味しいお茶があって、裕太はまた千鶴に恋をする…

千鶴の笑顔が本当に優しげでかわいくて癒されます♪
なんで千鶴が美味しいお茶を淹れたいか?ってところに、千鶴の切ない想いも隠されています。
でも千鶴は純情一途なだけじゃなくて、現実を見てるというか、したたかな一面もあって、ただかわいいだけじゃないのも私には魅力でした。

描き下ろし「ないしょのはなし」
恋人になって一緒に過ごす夜、裕太は千鶴がなんかする度に「あの可愛くて天使みたいだった千鶴が…」とテンパってるのが楽しい。
千鶴が意外と積極的なんです♪

小っちゃい頃から想い合ってきた幼馴染の切なくてかわいい恋に癒されました。

1

可愛い幼馴染

もうホントにいい意味でゆるーく可愛いお話でした。
可愛い幼馴染モノです。
幼馴染の千鶴が好きで、でも想いを告げられない…そんな叶わぬ恋のために、
もう物理的に離れて就職したゆーちゃん。

そんなゆーちゃんの気持ちをなんとなく知っててやきもきしてる千鶴くん。
わふわしてるようで思い切りの良さにまた萌えました。

幼馴染だし男同士だし…
ということで、彼らの心の葛藤が切なくピュアに描かれていて素敵でした。
かといって、暗く重くなることは全くなく、
ほぼキュンキュンします。
安心して読めるほのぼの作品でした。

1

私はボブ推しです。

ボブ、前髪重めキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!待ってました!!!
これがあればもう他には何もいらないです(大げさ)
絵の感じとボブがとても合っていてナナイさんさすがだと思います。
幼少の頃の2人もとてもかわいくてかわいくて。
受けが幼くても重めの前髪に重めボブ?!かわいすぎます。
髪型のことしか言ってなくて申し訳ないです(笑)

表紙からふわふわしてゆるゆる天然チックな受けを想像しましたが、案外乗り気というかガンガン押してる印象を受けました。ヘタレ攻だからそれぐらいじゃないとダメかもしれないですね。

読み終わったあと緑茶が飲みたくなりました。

1

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