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ミステリー作家串田寥生の見解

mysterysakka kushida ryousei no kenkai

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表題作ミステリー作家串田寥生の見解

串田寥生(久緒静)
31歳,人気ミステリー作家
神凪守
29歳,担当編集者

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

人気ミステリー作家・串田寥生の元に、謎のミステリーツアーへの招待状が届い
た!? 「山深い過疎の村で起きた殺人事件を解明せよ」――好奇心旺盛な串田が、
誘いに乗らない訳がない! 担当編集者で恋人の神凪守は、嫌々つき合わされる
羽目に。ところが、差出人はなんと守の元彼だった!? 過去の関係が串田にバレ
たら…。守は謎解きと同時に厄介な難問に悩まされることになって!?

作品情報

作品名
ミステリー作家串田寥生の見解
著者
夜光花 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
眠る劣情
発売日
ISBN
9784199008320
4

(50)

(18)

萌々

(17)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
201
評価数
50
平均
4 / 5
神率
36%

レビュー投稿数10

続編求ム!

いまから9年ほど前の出版物となるのでしょうか。
先生のあとがきにはお蔵入りになっていたかもしれないお話だったとか。。。
無事に日の目を見れてよかったです。゚(゚´ω`゚)゚。

一冊目の"考察"編も最後まで息を飲み込めないほど楽しませていただいたのですが、こちらの見解編も、めちゃくちゃ楽しませて頂きました。あのページ数でこんなにてんこ盛りにお話を詰め込める夜光先生は本当に素晴らしい限りです。

不浄の回廊シリーズのように時を経て、また新たなミステリー作家串田と編集者 守のLOVEを見たい!!(考察編よりLOVEページは少なかったですが、串田の愛を感じた本編でした)
まだどちらも読まれていない方いらっしゃいましたら是非とも!

1

これも最高でした!

この作品が3年間も日の目を見なかったと知り嘘でしょ!って思いました。

BL要素もちゃんとありつつ、ミステリーとしても優れた作品で流石は夜光花先生だと思いました。

前作で恋人同士になったものの、串田が曲者なので生真面目な守と上手く行くのか心配だったんですが、思った通り微妙に2人の関係がズレているところから始まってました。

更に守の元カレ小松崎が登場して、彼が串田と正反対のような好人物なのですよ。思い遣りがあって優しくて串田と女子大生達との仲を嫉妬してる守が、小松崎の優しさに絆されたりしないかと心配でした。

でも、誘惑を跳ね除ける蓼食う虫も好き好きな守の郷は深いなと安心したのでした。

今作でも串田の推理が見事だったのと、事件の裏に隠された真実にゾッとしました。
1番の恐怖は何気ない顔をして日常に紛れ込んでしまってるんですね。

既に多くの人気シリーズを抱えていらっしゃる作家さまなので難しいとは思いますが、「ミステリー作家串田寥生」シリーズの新作を出してくれないかなぁと思います。

とりあえず「眠る劣情」読んで来ます!

2

ぜひ続編をお待ちしております!

数年ぶりの再読です。内容を結構忘れてました。

さすが夜光花さん!読者のモヤモヤを導いてくれますね。最後の串田にグッときました。
そうなんですよ、串田は守のことをどう思ってるの?と不安だったんですよね。うまいこと誘導されました。

考察から5年後の2016年に見解が出てます。そこから今年で6年。もしかして続編出たりして?今度こそイチャイチャしてほしいけど、串田のキャラからいって難しいかな?
串田廖生の回答とか検証とか最後の事件とか?ぜひ続編お待ちしております。

今回は出版社の主催するミステリーツアーに参加することに。そしたらなんと主催者は守の元カレで!

元カレを串田には知られたくないと隠そうとする守ですが、鋭い串田はあっさり見破って。串田の嫉妬が読めて嬉しいのに、なんだか…。串田はそういうキャラだけど欲しいのはそういうんじゃないんだよなあって感じで。

そしてもちろん事件が起きるのですよ。
しかしミステリーツアーの仕掛けのはずが本当に殺され、阿鼻叫喚?一体どこまでが仕掛けで何が真実なの?と。

一旦事件は解決するもなんだか謎も残るような…。

そして最後に串田が小松崎(守の元カレ)を呼び出しビシっと言ってくれて。
一冊通して、なんなら前作から串田は守のことほだされただけでは?守の想いのほうが重いよね?串田は頑張って付き合ってくれてるけど…という不安に誘導されてきた(私だけ?)のが串田がちゃんと言ってくれて。
ずっと事件のことを調べて守のために。

串田はあんなに冷たい目で守のことを見てきたのに、守の具合が悪いからとツアーの中止を求めたり、守が危ない時は守ってくれたし、神社で仲直り屋外エッチもしてくれたし、最後の台詞もカッコよかったなあ。ナイスコンビですね。

常識人で推理が出来なくて感情的な守と人の裏側を見るのに長けている串田と。

串田がとっても良いキャラですね。次は串田の元カノ登場とかで守が嫉妬にメラメラとかもいいですね。

0

面白かったです!

正直、1巻では微妙だった串田に対する印象が、格段に良くなりましたw
神凪とのやりとりも一段と面白くなって最初から最後まで楽しく、一気に読みました!
うざいだけだった串田が時に大人しかったり(理由がちゃんとある)、推理も比較的無理のない範囲でしたし、それもあって絶妙に先が読めないドキドキ感がありました。
最後の最後で、解決したかのように思えた事件の全容が明らかになるのですが、その時の串田はカッコ良かったです!

強いて気になったことと言えば、犯人を幇助したあの人が、神凪に命の危険まである危害を加える動機が少し弱いかなという気がしなくもないです。
あの人の職業柄、後で2人にいくらでも嫌がらせはできそうですが…(2人の関係が業界内にバレるように仕向けるとか)
別れた相手に未練があるわけじゃないのに、相手が自分になびかないと分かった途端に命の危険があるような危害を加えるのは理解し難いです。
火事を起こすのも計画のうちだとすると、関係ないツアー参加者も被害に遭う可能性がありますし、サイコパスっぽい人なのでそういう思考回路なんでしょうか…

あと、エピローグで串田が電話で話してた相手、多分知り合いの警察なんでしょうけど、親しげな感じが気になり、もしかして今後この警察官が登場する続編があるのかなと一瞬考えたのですが、今のところ続編は無いみたいですね。残念。
電子書籍で読みましたが、最後の喫茶店での串田と小松崎の会話、ストーブが爆発する仕掛けはガソリンを入れたからなのに、会話の中では石油になってて誤植かな?

ともかく、個人的には前作よりも、ストーリーも恋愛部分もパワーアップしててかなり楽しめましたので、評価は神寄りの萌×2ですが、少し甘めに評価させていただきました。
できることなら続きが読みたい2人です♪

4

もっとこういう系統のBL読みたいです

『ミステリー作家串田寥生の考察』の続編。
後書きによると、書かれたのは三年前ということです。

**********************
受けの守は、今年30歳の編集者。
長いこと串田へ片想いしつつ他の男と付き合っていた過去があり、ゲイだということで勘当されています。

攻めは、守が担当する人気ミステリー作家の串田。
元々はノンケでしたが、前作で守と紆余曲折のすえ付き合うことに。
締め切り破りの常習者で、かなりの変わり者。
**********************

こちらの続編は諦めていました。
前作の発行からかなり年月が経っておりましたので。
個人的に夜光さんの書かれる変人攻めが大好きなので期待しておりましたが、前作よりもその辺りはトーンダウンしておりました。
守に惚れて、恋愛にも頭を回すようになったせいだろうか…や、でも、「聞いたかい、ワトソン君、元カレだってよ」と独り言言ってるのはやはり変な人ですが(苦笑
今回は串田が勝手に作品のモデルにしていた人物からのクレームから事件へと流れていく形で、サブキャラとして他には守の元彼が登場しています。
この元カレあまりにリア充的な爽やかさがあって、「作家は妄想で飯食ってる」と言い切る串田とは対極なんですが、わたしはやっぱり変人が好きでしたねえ。
爽やかな人ってやはり胡散臭い(苦笑

夜光さんはよくミステリーやサスペンス系のお話を書かれていてBL小説ではやはり珍しいですから、ぜひこれからもこういう作品の執筆を続けていただきたいなあと思います。

3

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