叛獄の王子

hangoku no ouji

叛獄の王子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神42
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立7
  • しゅみじゃない1

159

レビュー数
7
得点
251
評価数
59
平均
4.4 / 5
神率
71.2%
著者
C.S.パキャット 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
倉花千夏 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
シリーズ
叛獄の王子
発売日
価格
¥900(税抜)  
ISBN
9784403560262

あらすじ

享楽の園、ヴェーレの宮廷で日々繰り広げられる響宴。
隣国アキエロスの世継ぎの王子デイメンは、腹違いの兄に陥れられ、ヴェーレの王子ローレントの前に奴隷として差し出された。
手枷と首枷をはめられ、氷の心をもったローレントから屈辱的な扱いを受けるデイメン。
しかし彼は心の自由を失ってはいなかった。

そんなある日、己のうかつさから鞭打ちという罰を与えられ、ローレントにさらなる憎悪を抱くデイメン。
しかし自国の民を救うため、彼はローレントの前に跪くのだった――。

宮廷内で蠢く陰謀と愛憎。ふたりの王子の戦いが、幕を開ける。

表題作叛獄の王子

同時収録作品エラスムスの調練

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数7

素晴らしいです!!

原書で3巻+番外編3篇読んでからのレビューです。
本の感想を書くのは初めてなのですが、あまりにも素晴らしいシリーズなので、
想いたけをぶつけたくて書いています。

現時点で、日本語ではまだこの一巻目しか翻訳されていないのですね。
一巻ではあまり話は進まず、BL的要素もあまりないです。

2人が話す度、緊張感があってハラハラします。
王子ローレントと奴隷デイメン(元王子ですが)という立場で、
ローレントは美しいけど、氷のように冷たくそして高慢です。1巻ではデイメンを理不尽に虐げます。デイメンは真っ直ぐで正義感があってたくましい人。全く正反対の二人です。

1巻目ではローレントのデレはほとんどありませんし、デイメンもローレントから逃れることを考えていて、ラブには程遠いです。(デイメン視点で語られていて、ローレントの金髪碧眼の容姿が好みのことは明らかですが。)

2巻目以降に、本当に少しずつ2人の関係が良いものへ変化していきます。変化の過程がゆっくりでじれじれします・・・!
世界観がしっかりしており、中世を舞台にした壮大な映画を見ているような気分になります。
ファンタジー好きにはたまらないですし、ドラマのゲームオブスローズを見て以来の興奮でした。

英語力がほとんどないですが、それでもこのシリーズが面白すぎて、余暇を全てこのシリーズに費やして一気に読みました。それくらい好きです!!一番好きなBLかもしれません!!
2人の関係性が大好きです♪
日本語で3巻目まで出たら、ぜひ日本語で読み返したいです!!

8

序破急の「序」

恋愛はそっちのけでもいいからちゃんと民と誇りのために戦う為政者が見た~~~い!!できれば金髪碧眼で!!と日頃から思っていたのでムチャクチャに最高でした……
恋愛以外にしっかりとした目的があり、展開の主軸はそっち寄り。骨太な物語にBLっぽさが噛み合っている……みたいなのが好きな方には特におすすめです。(2巻以降はちゃんとBL感も出てきます)


金髪碧眼で細身、絶世の美男子だけど冷徹で弁の立つ策士、ローレント王子。
真っ直ぐで心優しいけどローレントの国と対立する国家の元王子、現奴隷のデイメン。

ふたりの「王となるべき男」が対立しいがみ合いながらも双方の国家を救うために奮闘する……というのが大まかなストーリーです。
こちらの「叛獄の王子」はシリーズ1作目で、全体の物語の「序」の部分。出会いの物語と割り切って、甘々な展開やエロはあまり期待せず、魅力的なキャラクター造形と重厚な世界観、そして陰謀渦巻く王宮での剣なき戦いを楽しんでいただきたいです。
ある程度カップルっぽくなってくるのは2巻(の後半)からだ……! 舞台となる架空国家の文化設定はかなりドスケベなのでそこは1巻から期待して大丈夫です。

キャラの話になるんですが、とにかく受けのローレントが『強い男』なのが最高です。見てくださいこの表紙のラスボスポジション……!
打ちのめされない、泣かない、自分の過ちをしっかりと受け止める、助けを求めない、いつもまっすぐに背筋を伸ばして立ち、どんな状況でも必ず自分に余裕があるように見せかける。弁舌に長け、ひとたび敵とみなせば口だけで徹底的に相手を追い詰める。張り巡らせる策は幾重にも。
もちろん攻めのデイメンも『強い男』です。肉体的に優れているのはもちろん、慈悲深く正義感にあふれ、自国の民を何よりも大切に想う。真っ直ぐなぶんやや考えが至らないところはあっても、先を見据えて怒りを飲み込む聡明さがある。
そんな『強い』ふたりが対立し、たまに共闘し、時にはすれ違いぶつかり合いながらも認めあっていく様は最高の一言です。(しっかり認め合うようになるのは二巻以降ですが……)

1巻では基本的に敵国から贈られた奴隷であるデイメンの視点からの描写になるので、ローレントは終盤までかなりの悪役として描かれます。ただそれはあくまで宮廷での腹芸に慣れていないデイメンによる評価であり、ある程度行間を読めばローレントが非常に思慮深く誇り高い存在であることがわかるようになっています。

これは文章の妙だと思うのですが、基本的にこの巻では『ローレントや執政の動作の理由』がはっきりと描かれることはないです。なぜならデイメンが理解できないから。
しかし彼らの視線、手の震え、服の乱れや表情などなどは非常に雄弁な心理描写でもあります。是非、何を考えているのか推察しながら読んでみてほしい……!
そしてそれが巻を重ねるごとにデイメンにも察せるようになっていく心の接近を楽しんでほしい……!

今はシリーズ3作の「序破急」を一気に楽しめるタイミングでもあるので、ふたりの王の行く道をぜひ一気に駆け抜けてみてほしいです!

1

一大スペクタクルの予感

三部作のシリーズ、第一冊目の邦訳(原題"Captive Prince")。

作者のC.S. Pacat氏はメルボルン出身。
本作は2013年に自費出版されたもので、それが話題になったことでPenguin Randum House社から出版され、現在翻訳版も続々刊行中とのこと。
完結巻となる三冊目は今年の二月に出たばかりというかなり新しい作品です。

あらすじ:
アキエロス国王の正嫡・デイメン(デイミアノス)は、腹違いの兄・カストールに陥れられ、奴隷として隣国ヴェーレの王子・ローレントに差し出される。
王子に忠誠を誓いつつ、脱出の機会を狙うデイメンの運命は…

デイメン(表紙手前)は、褐色の肌に鍛えられた肉体を持つ戦士。
奴隷の境遇にあっても反逆心と自国の民への想いを失わないバイタリティに満ちた人物です。
その腕一つで強姦の危機を乗り越えたり、年下の主であるローレントを挑発したり諭したりと、心身共に非常に強い主人公。
果たして彼は国に帰り、王座奪還を果たすことができるのか。
続編の展開に注目です。

ローレント(表紙奥)は、金髪碧眼の美青年。
デイメンを殴ったり鞭で打たせたりする残忍な一面もあれば、
奴隷である彼の言葉に耳を傾ける聡明さもある、謎に満ちた孤高の王子です。

身分を隠し(デイミアノス王子は死んだことになっている)、奴隷としてローレントに接するデイメンですが、内心は同じ王子として彼にシンパシーも感じており、そこここで彼をフォロー。 
王宮内で孤立無援のローレントもそんなデイメンを信用し始めているようで、今後の彼らの関係の変化が気になります。

ちなみに、本書にデイメンとローレントの絡みはなし。
デイメンが浴場でローレントの裸体に欲情したり、ローレントが媚薬を盛られたりといったトラブルはあるものの、未だ二人の間には王子と奴隷としての線がハッキリ引かれています。
互いの立場上、本来敵同士である二人の腹の探り合いや騙し合い、そして心の交流等が今後のシリーズの焦点となってくるのかなと思います。

古代ギリシアを思わせる世界観にも魅力があり、歴史ファンタジーとしても読み応えある作品となる予感。
続編の邦訳も楽しみです。

10

1巻は萌×2、2巻以降は神

すごい物語を読んでしまった、これはおもしろい!!
完結の3巻まで読み終えた感想です。

3冊出揃ってから読み始めました。
正直に言うと、1巻は読むのが少々苦痛でした。(並べてみると一番薄いのに、一番時間がかかりました。)
翻訳ものだからなのか、読み辛いと感じてしまいました。この二人ラブに発展する?っていうくらい甘さのカケラも無い。読むの止めようかな、と頭を過ぎったことも正直あります。

でも、3巻ラストまで読んで本当に良かった!
どんどんおもしろくなって、展開が気になり、二人が見つめあうだけで読んでいてドキドキしてしまう。最後数ページはまだ終わらないで、もっと読ませて!と思っていました。
兄を殺された王子(ローレント)と、その兄を殺した男(デイメン=デイミアノス)が惹かれあうほどに、兄を殺された・殺した過去が重くなる。この設定最高です!
設定だけではなく、本当に物語としても巧く書きあがっています。伏線というか、後から気付くことが沢山あり、一読では満足できず読み返したくなります。
3冊揃えて、途中(というか1巻)で挫折せずに読み進めてもらえれば最後には「おもしろかった!」と思えるとても素敵な物語なので、どうか迷っている方は臆せず読んでいただければと思います。

物語として物凄く読み応えがあり、二人が惹かれあっていく過程も自然、文化的背景として男色が存在する描写が丁寧に書かれているので、これはBLを普段嗜まなくてもSF戦記・歴史系小説好きな人にならサラッとオススメしてBL沼に落とせる、と思うので早速オススメしてこようと思います。

0

忍耐の1巻。

本日完結の3巻が出ていますが、その前に2冊読もう~と思っていたら。なんとまあ読み応えのある事。1冊読み終わるのが精一杯。息詰まる思いの国の攻防戦、王子たちの頭脳戦、ああめんどくさい謀略うずまく宮廷もの・・・(´;ω;`)1巻終わって、BL的萌はまーーーーーーったく無かったです。お話としては凄いと思うし、2巻は手元にあるし3巻はもうすぐ届くので、頑張って読もう。本編320P+本編に出てきた美人さん視点のお話27P。

お話はヴェーレ(金髪王子ローレントの国)とアキエロス(黒髪王子デイメンの国)の攻防戦に加えて、各々の国の中での王座をめぐる争いもあり。1巻は、黒髪王子が謀略に負けて金髪王子の国に奴隷として送り込まれ、金髪王子ときゃんきゃんやりあった後、叔父との確執で国境近くに送り込まれることになった金髪王子を守るべく、一緒に旅立つところまで。

登場人物多いし(表紙折り返しに一覧あり)、地名多いし(冒頭に地図あり)大変。
でも3巻で「お?」な人物出てくるらしいって漏れ聞いたから、しっかり読んどかなきゃです。
ということで、登場人物コメント。

ローレント:頭いいのか?720度ぐらい回り回って結局自分の首絞めることにならないのかと、思わず心配してしまう。美人さんでS傾向あるんじゃね?という印象。(可愛くはない。個人的には苦手)

デイメン:ローレントよりよっぽど分かりやすい。恋人だったジョカステに裏切られ、腹違いの兄(カストール)に国を乗っ取られる。祖国を一生懸命思っている。

執政:ローレントの叔父。このおっさんもよく分からん・・・とにかく怪しい。ローレントとはひたすら仲悪い。狐と狸の化かしあいと感じる。

ニケイス:ほぼ少年な色子。これも怪しすぎる。どうやら執政の色子らしい。

エラスムス:デイメンに仕える予定だったアキエロスの奴隷だがデイメンの顔は知らない。ヴェーレに送られていたが、そこからパトラスの王子に気に入ってもらい、仕えるべくパトラスへ。アキエロスの奴隷は忠犬のように主人に従うことに喜びを見出すタイプらしい。この人気になるんだよな。

どいつもこいつも怪しい奴ばっかりで、甘い感じがまーったく無かった1巻でした。2巻は怒涛の展開と漏れ聞いている・・いつ3巻に到達するやら。

0

BL展開や萌え要素がカナリ薄め

あらすじだけ読むとカナリ好みのストーリーだったのですが、翻訳物のためか、とにかく読みづらいと感じました。
主人公やお相手の感情が読めず、淡々と行動の描写のみが続いているため、何が言いたいのか、全く感情移入ができず。
個人的な理解力の問題かもしれませんが。。
登場人物名が多くて途中から誰だか分からなくなってきて読むのを諦めてしまいました。。
あらすじからBL展開を勝手に期待し過ぎてしまっていたため、エロシーンもほとんどなく残念でした。
読み応えはあるのだと思います。

6

緞帳

一読して考えたのは、この作品がメンズロマンスである事の必然性。
一読者として率直に申し上げれば、ロマンス抜きでも充分語り得る
だろうと。
ロマンスと言う部分に執着して性を入れ替えればどうにかなるかと
言えば確実に破綻する世界観であるし。

或いはこの一冊は起承転結の内の起の部分に過ぎないのかも知れない。
だとしたら読者側は期待を抱きつつ付き合うのが礼儀なのだろう。
挿絵と外伝から醸し出されるわずかなデレを支えにしながら。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ