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表題作 言いなり

本川剛 → 興津和幸

坂井圭一 → 阿部敦

その他キャラ
敦司[高橋孝治]/ 安堂、沢村[松浦義之]/ 森田夏美、サークル女子1[塙愛美]/ 木村、サークル男子[長南翔太]

あらすじ

初対面のときから妙に懐いてきた男・剛に大学生の圭一はうんざりしていた。
野暮ったい外見で場の空気が読めない剛は、
圭一に邪険にされてもにこにこ笑っているので、
所属するテニスサークルの仲間にまるで圭一の犬だと陰で揶揄されるほどだ。
ある飲み会で、剛は先輩に媚薬を盛られ、公開自慰を強要される。
周囲が囃したてる中、剛の熱い視線はただまっすぐに圭一に向けられ……!?

作品情報

作品名
言いなり
著者
丸木文華 
イラスト
minato.Bob 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
音楽
オンリード
脚本
五十嵐薫
原画・イラスト
minato.Bob
オリジナル媒体
小説
メーカー
Atis collection
収録時間
78 分
枚数
1 枚
ふろく
メーカー通信販売特典:出演キャストによるトークCD
発売日
JANコード
4560223561789
4.4

(74)

(50)

萌々

(15)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
6
得点
328
評価数
74
平均
4.4 / 5
神率
67.6%

レビュー投稿数6

引きの強いストーリーに完璧な役作り

原作未読です。
とてもストーリーが引きが強く途中まで聞いて、分けて聴こうと思ったのですが、
気がついたら最後まで一気に聞いていました。
原作未読の方は是非ともネタバレを知らずに聞くことをお勧めいたします。
まず、役作りがすごい。あまり話すとネタバレになってしまうのですが、
周りからすごく馬鹿にされる地味な剛のセリフひとつひとつから滲み出るケイくんに対する執着が聞いていてぞわぞわします。
だんだんと滲みよる包囲網にどんどんはまっていく様はお見事としかいいようがないです。そのことに気づいてはいるものの逃げられない。緊迫感と主人公のモノローグがぞわぞわします。もう本当、久々に鳥肌経ちました。
執着攻めお好きな方はソフトめでしっかりしたストーリーでおすすめです。

0

「気持ち悪い程」が褒め言葉ww

すみません、レビュータイトルに語弊があるかもしれません!
原作未読です。
ジャケの感じがずっしり重そうなイメージで期待度が高まりましたよ。
なんといっても興津さん攻めですからね!!

序盤から、圭一役の阿部さんが
言葉遣いは多少乱暴でも爽やかに聴こえたので
貢がれるようなタイプには思えなかったんですが
ああナルホドそのような過去が……。
本当の自分を隠している怯えた様子が気の毒でしたが
繊細な演技を聴かせていただきました。
妹さんと電話で話すお声が優しい。

登場から興津さんの剛がもったりめで湿度高そうで
ヤバそうな感じ…わくわくが抑えられませんでした!
ただ、サークルの飲み会で公開自慰は可哀想過ぎ……。
それが剛を男として意識せざるを得なかったきっかけでも
私もちょっと怒りたくなりましたよ…。
圭一の危機を止めた「何してんすか!」は
それまでのぼんやり具合が一変!!!

Track3のご褒美をねだるシーン最高か!!!!!
眼鏡を投げた音がしてものすごく興奮しちゃったんですけど……。
阿部さんはなんだかんだで愛撫にめちゃくちゃ感じてるし
欲情全開の興津さんヤバいって!!!!!
“噎せ返る程の色気が滴って”ましたマジで!!
攻め喘ぎの素晴らしさときたら……言葉にならない……。

後日剛にフェ○されて控えめに喘ぐ阿部さ───ん…エッロ…!!!

足をしゃぶる音で始まるTrack5、いいですね!!
好きな人と一緒にいるんだもの朝から盛るのわかる…
またこんないい声で啼かれたら止まらないに決まってる…。

いじめが絡むお話だとしょん…となってしまう私ですが
結果オーライなのかな……どうなんだろう。
とは言え後味は全く悪くないです。甘々だし。
二人がいいならいいんだろうなって。

ただひたすら興津さんのはぁはぁが秀逸過ぎました!!!!!
もう普通の役どころじゃ興津さんの素晴らしさは図れないかも!!??ww
お・き・つ!!お・き・つ!!!と、
私の中で興津コールが鳴り止みません.....

11

深酒の 友のフリした 黒き蛇

原作未読

 お恥ずかしい話ですが、3トラック途中から始まるHシーンを久しぶりにアホみたいに繰り返し聴いていて、そうさせるのが、私にとってこの作品の最大の魅力かもしれません。
 自分のエロと萌えのツボをしみじみ自覚させられた一枚でもあります。
 
 執着系の話ではあるのですが、それが残虐にもならず、哀れにもならず、まさにエロスへと昇華させている様が凄いなあと思うのです。

 絶倫ワンコ執着攻めの剛を興津さんがキモウザさと怖さとセクシーさを絶妙なバランスで演じていて、本当にゾクゾクしました。
 ツンデレ被虐流され系の圭一を阿部さんが繊細さを隠す傲慢な表の顔と嗜虐エロスフェロモンをふりまく内側のたまらない演技をされていて、心底ムラムラしました。
 阿部さんのエロ可愛い受けは、今、BLCD界の中でもトップクラスなのではないかと個人的に痛感しております。お布団シーンの色気はまさに神です。何度も聴いてしまいます。
 もちろんふつうのドラマシーンの演技が素晴らしいからこそ、その確かな演技力で演じられる濡れ場の破壊力が半端ないのだと思います。
 また、興津さんの犬のフリしたドS役のエロさが私には壮絶ツボで。
 受け役も素敵ですが私はこういう畜生攻めの興津さんが大好きです。

 人は本当に変わることができるのか?
 過去を忘却し、あるいは清算し、生まれ変わることは可能なのか?
 それを突き付けるような作品なのです。
 結局お話のラストはなんともミステリーというかサスペンスのような後味で。
 私は実はそこもとても好きです。

 内容を知らずに聞いたので、もしかしたら、原作既読の方よりもそういう意味では何倍も楽しめたのかもしれないとおもいました。
 人は本当に努力して変わることは可能かもしれない。
 けれど、性根をかえることは…困難なことなんだろうなあと思いました。
 


 

7

久々にストーリーを楽しめた

野暮ったい興津さんも口の悪い阿部さんも新鮮。

言いなりになりすぎるから不気味、という匙加減が絶妙。
やっぱり興津さんは最高だぜ。

「好きな子が言いなりになってくれたら死んでもいい」
ああもう強烈なフラグ。しかし強調しすぎない、わざとらしさがない。
やっぱり興津さんは最高。

相手の本質を見透かすのも、相手が誰かに軽んじられて腹を立てるのも、
本当にさりげなく狂気が滲む。気持ち悪い。

盛って「キスがご褒美?ちょっとケチなんじゃないの?」の図々しさも最高。
「おっぱい吸っていいよね」は結構珍しい台詞?

いく間際の、低く柔らかい声で興奮して息が多いのも最高に気持ち悪い。

パシリの犬に褒美をやると言ってセックスを許す段階でアレだが、
攻め→受けに気を取られていく描写はあるので感情移入はできる。
男は恋愛感情でなくとも嫉妬するものね。

「どうしてもフェ○させてって言われたから、それはさせた。すごい上手かったよ」
「嘘だ!あのヤリ○ンがフェ○だけで済ませるはずがない!」
のやり取りには笑ってしまった。何の話だよ。

そして同棲へ♡よかったね♡
男子大学生同士の同棲で「けーくんとえっちしたいから俺が多めに生活費入れるし」の意味がわからないw

自分が相手を必要としているように思えてくる(そう仕向けられる)過程は丁寧。
支配関係が逆転して「生意気。乱暴なんだよ」二人の関係の描き方は良いと思うけど、
ネタばらしが雑。原作が端折られていると察する。
ラストで急に事情を長台詞で喋り出すCDは一昔前はよくあったが、
興醒めするので工夫してほしい。

「夢見るように甘く囁いて」は興津さんならもっと王子様っぽく出来る!!と思った。

ご褒美を要求してくる犬に支配される→従う悦びの流れは鮮やか。
そして唐突に終わる。

甘くも格好良くもなく、性の絡むイジメもあるし全体的に閉塞感のある話だけど、
久々にストーリーを楽しみながら聴けた。

6

すごい作品

原作は読んでおりません。
阿部さんと興津さん目当てに購入。
お二人がコンビを組んでおられた作品は全て聞いていたので、その中のどれに似た感じかな?と、あらすじを読んだ時点では思っていましたが、良い意味で裏切られました。
今までのどれとも似ていません。
リアルにすればするほど嫌悪感が出る、不気味の谷みたいな事ってBLCDでもたまにあるのですが、今回の興津さんの剛はリアルすぎるのに嫌悪感がこない(私は)BLとしてのリアルの最上位じゃないかとあらためて興津さんの凄さを感じました。
阿部さん演じる圭一は、彼自身の思考がだんだん変わっていくのがジワジワきていて、途中まで感じてた剛への疑惑とかモヤモヤしたものが、聞き終わったときは、あぁこれで良かったんだなと心底納得してしまいました。
しかし、ここ(ちるちる)にきて下でたまゆまま様が書かれてる内容を読んで、なんだか震えがきました。
まさに、剛はサイコパスだったのですね!!
聞いてるこっちまで洗脳されてました!!
色々書かれてる内容を読ませていててだいてから再度聞いてみたら新たな発見がありました。
何度でも聞き返したくなる作品に出会えて嬉しかったです。

6

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